韓国映画界がいま、一人の「遅咲きの名優」に熱い視線を送っています。その主役は、2024年に韓国で観客動員数1000万人を突破する超メガヒットを記録した映画『破墓/パミョ』(2024年公開のサスペンス・スリラー)で、強烈な印象を残した俳優のキム・ジェチョル(김재철)です。
今回、キム・ジェチョルが次なる挑戦の場として選んだのは、壮大なスケールで描かれるアクション時代劇映画『剣:ゴドゥマカンの剣(原題)』。本作は、高句麗(コグリョ:紀元前から7世紀まで朝鮮半島北部から満州にかけて存在した国家)の滅亡直後を舞台に、記憶を失い奴隷となった一人の男が、伝説の剣を懸けた「剣闘大会」に身を投じる姿を描くブロックバスター大作です。
■「時代劇の巨匠」キム・ハンミン監督が放つ最新作!
本作でメガホンを取るのは、韓国映画界を代表するヒットメーカー、キム・ハンミン(김한민)監督です。キム・ハンミン監督といえば、日本でも話題となった『神弓-KAMIYUMI-』や、韓国歴代興行収入1位を誇る「李舜臣(イ・スンシン)三部作」(『バトル・オーシャン 海上決戦』『ハンサン ―龍の出現―』『ノリャン ―死の海―』)で知られる、アクション時代劇の第一人者です。
韓国では「キム・ハンミン監督の時代劇なら間違いない」と言われるほどの信頼感があり、最新作である本作も2027年の公開を目指して、すでに本格的な撮影に突入しています。韓国国内だけでなく、日本やベトナムなど海外市場も視野に入れた制作が進められているとのことで、日本のファンにとっても見逃せない一作になりそうです。
この大作でキム・ジェチョルが演じるのは、契丹(コラン:10世紀前後に勢力を誇ったモンゴル系民族)の戦略家、ヤユルという人物。合理的で理性的な「冷徹な軍師」という役どころで、物語の重要な軸を担うことになります。
■「パミョ」の怪演から、今や「信頼して見られる俳優」へ
キム・ジェチョルという名前に、ピンとくる日本の韓流ファンも多いのではないでしょうか。彼のキャリアを語る上で欠かせないのが、前述した映画『破墓/パミョ』です。
この作品で彼は、先祖の墓にまつわる不可解な病に苦しむ一家の長男、パク・ジヨン役を熱演しました。取り憑かれたような震えや、内に秘めた恐怖を表現するその姿は、まさに「シーンスティラー(名脇役として主役以上に強烈な印象を残す俳優)」そのもの。この演技が評価され、「2024 ソウル国際映画大賞」では助演男優賞を受賞しました。
実は彼のデビューは2000年の映画『バンジージャンプする』にまで遡ります。長い間、演劇の舞台やドラマ、映画で地道にキャリアを積んできた苦労人でもあります。近年では、ドラマ『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-』や『キルヒール』、そしてドラマ『愛は一本橋で(チュ・ジフン主演のロマンス作品)』での優しい保健教師役など、善と悪、日常と極端なキャラクターを行き来する幅広い演技力を披露してきました。
■2027年の公開まで目が離せない!さらなる活躍も
キム・ジェチョルの勢いは止まりません。映画の撮影と並行して、今年は動画配信サービス(OTT)作品への出演も控えています。クーパンプレイ(Coupang Play:韓国独自の動画配信プラットフォーム)で配信予定のシリーズ『今は不倫が問題ではありません(原題)』では、チョ・ヨジョン(조여정)の元夫役として、手段を選ばない強烈なキャラクターを演じることが決まっています。
アクション、サスペンス、そしてロマンスまで。50代を前にして、俳優としての黄金期を迎えつつあるキム・ジェチョル。新作『剣:ゴドゥマカンの剣』で見せるであろう、冷徹な契丹の戦士姿が、今から待ちきれません。
『破墓/パミョ』でのあの震えるような演技に圧倒された方も多いはず。皆さんは、キム・ジェチョルのどの出演作が一番印象に残っていますか? 2027年の新作への期待など、ぜひコメントで教えてくださいね!
出典:https://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=15996778
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