かつてK-POPガールズグループ、Apink(エーピンク)の「絶対的センター」として、その華やかなビジュアルでファンを魅了してきたソン・ナウン(손나은)。彼女がグループを離れ、本格的に女優の道を歩み始めてから5年という月日が流れました。
そんな彼女が、最新のバラエティ番組で見せた「涙」が今、韓国で大きな反響を呼んでいます。華やかなスポットライトの下にいたアイドル時代とは違う、一人の表現者としての苦悩と、新たな一歩を踏み出す覚悟が垣間見えた瞬間でした。
今回は、ソン・ナウンが語った本音と、彼女の現在地について詳しく紐解いていきましょう。
■「私が必要な存在になれるか」ホテル運営で見せた等身大の姿
話題となっているのは、3月10日に最終回を迎えたMBCエブリワン(韓国のケーブルテレビ局)のリアルバラエティ番組「ホテル・トッケビ(딱 1주일만 열었다가 사라지는 호텔)」での一幕です。
この番組は、済州島(チェジュド)にある伝統的な「韓屋(ハノク)」を舞台に、1週間限定のホテルをオープンするというコンセプト。ソン・ナウンをはじめ、韓国演劇界の重鎮である女優コ・ドゥシム(고두심)、演技派俳優のクォン・ユル(권율)、ZE:A出身のキム・ドンジュン(김동준)、AB6IX(エイビーシックス)のイ・デフィ(이대휘)といった、世代を超えた豪華メンバーが集結しました。
ここでソン・ナウンは、単なる「ゲスト」ではなく、一人の「ホテリエ」として全力で業務に取り組みました。彼女が担当したのは、フロント業務から通訳、さらには厨房の補助、そして宿泊客とのアクティビティまで、まさに八面六臂の活躍です。
特に注目を集めたのが、彼女の優れた語学力とコミュニケーション能力です。海外から訪れた宿泊客のために流暢な英語で通訳を務め、慣れない韓国料理(キンパ)作りに苦戦するゲストには優しく寄り添う姿。ドラマで見せるクールな役柄とは対照的な、温かく親しみやすい「ホテリエ・ナウン」の姿に、視聴者からは「こんなに献身的な人だとは思わなかった」「英語まで完璧なんて驚き」と称賛の声が上がりました。
しかし、最終日の別れの時、彼女の目から涙が溢れ出しました。
「私が必要な存在になれるだろうか……。そう考えたこともありました」
この言葉には、アイドルから女優へと完全に転身し、新たな世界で自分の居場所を必死に探してきた彼女の5年間の葛藤が凝縮されているようでした。
■韓国芸能界における「演技ドル」の壁と彼女の挑戦
韓国では、アイドルが俳優を兼業することを「演技ドル(演技+アイドル)」と呼びますが、グループを脱退して俳優一本に絞るとなると、その風当たりは決して優しくはありません。特にナウンのように「ビジュアル」で高く評価されてきたスターほど、「実力よりも外見」という先入観と戦わなければならないからです。
彼女が流した涙の背景には、そうした世間の厳しい視線の中で、「自分はこのチーム(作品や番組)に貢献できているのか」「自分に価値はあるのか」と自問自答し続けてきた日々があったのでしょう。
しかし、今回の「ホテル・トッケビ」での経験は、彼女に一つの答えをくれたようです。ソン・ナウンは番組を終え、「むしろ私の方が成長して、発展して帰るような気持ちです。この番組を通じて多くのことを学びました」と語っています。
韓国には「情(ジョン)」という独特の文化があります。単なる親愛の情だけでなく、共に苦労し、時間を分かち合うことで生まれる深い絆のこと。ソン・ナウンはホテル運営という共同作業を通じて、共演者やゲストとこの「情」を交わし、自分が誰かにとって必要な存在であることを再確認できたのかもしれません。
■次回作はソ・ジソブと共演!2026年最大の期待作へ
女優としての自信を深めたソン・ナウンは、次なる大きなステージへと向かいます。
2026年に放送予定のSBS新ドラマ「キム部長(김부장)」への出演が決定しており、なんとあのトップ俳優ソ・ジソブ(소지섭)との共演が実現します。ソ・ジソブといえば、日本でもドラマ「ごめん、愛してる」や「主君の太陽」で圧倒的な人気を誇るレジェンド俳優。そんな彼と同じ職場で働く部下であり、物語の鍵を握る秘密を抱えた人物「サンア」を演じるとあって、業界内外の期待は最高潮に達しています。
アイドル時代の華やかさを脱ぎ捨て、泥臭いバラエティで本涙を見せ、そして大先輩との共演へ。ソン・ナウンの第2章は、今まさに最も熱い局面を迎えています。
かつての「Apinkのナウン」を愛したファンも、今の「女優ソン・ナウン」を応援するファンも、彼女が流した涙の意味を知ることで、より一層彼女のこれからが楽しみになったのではないでしょうか。
自身の価値を信じ、新たな役に挑戦し続けるソン・ナウン。彼女が次に私たちに見せてくれるのは、どんな表情なのでしょうか?
ソ・ジソブとの共演作で見せる「秘密を抱えた女性」というミステリアスなナウンにも期待が高まりますね。皆さんは、女優として力強く歩む彼女にどんなメッセージを送りたいですか?ぜひコメントで教えてください!
出典:https://www.tenasia.co.kr/article/202
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