伝説の視聴率女王ハ・ジウォンが3年ぶりに帰還!新ドラマカーテンコールで見せる圧巻の存在感とこれまでの歩み

韓国ドラマ界において、その名を聞くだけで「面白い作品に違いない」と確信させる俳優が数人います。その代表格ともいえる「視聴率女王」ハ・ジウォン(하지원)が、ついに約3年3ヶ月という長い沈黙を破り、お茶の間に帰ってきました。

彼女が復帰作に選んだのは、KBSのドラマ『カーテンコール(余命わずかなおばあさんの願いを叶えるために孫を演じる男と、それを取り巻く人々の物語)』。かつて『シークレット・ガーデン』や『奇皇后』で日本中を熱狂させた彼女が、今作でどのような姿を見せてくれるのか、日韓両国のファンから熱い視線が注がれています。

■ 「信・望・保」という称号を持つ唯一無二の女優

韓国では、ハ・ジウォンのような俳優を形容する際に「信・望・保(シン・マン・ボ)」という言葉がよく使われます。これは「信じて観る俳優(ミッコ・ボヌン・ペウ)」の略称で、「彼らが出演するなら、内容を確認しなくても安心して観られる」という絶大な信頼を意味します。日本でいうところの「数字を持っている俳優」以上の、演技力と作品選びのセンスに対するリスペクトが込められた表現です。

ハ・ジウォンがこの称号を得たのは、一朝一夕のことではありません。2003年のドラマ『茶母(タモ/邦題:チェオクの剣)』で「茶母廃人(タモペイン:ドラマに熱狂するファンのこと)」という社会現象を巻き起こし、その後も『バリでの出来事(2004年)』、『ファン・ジニ(2006年)』と、出演するたびに伝説を作ってきました。

特に日本のファンにとって忘れられないのが『シークレット・ガーデン(2010年)』でしょう。スタントウーマンのキル・ライム役で見せた凛々しさと、魂が入れ替わった時のコミカルな演技のギャップは、今なお語り継がれる名演です。

■ 最新作『カーテンコール』で見せる「ホテリエ」としての新しい顔

今回の復帰作『カーテンコール』でハ・ジウォンが演じるのは、国内最高のホテル「ホテル楽園」の総支配人、パク・セヨン。彼女は、単なる財閥の令嬢ではなく、実力でその座を勝ち取ったプロフェッショナルな女性です。

物語の軸となるのは、北朝鮮から逃れてきたおばあさん、チャ・グムスン(コ・ドゥシム(고두심)が演じる)の「北に残した孫に会いたい」という最後の願い。その願いを叶えるために雇われた無名の演劇俳優ユ・ジェホン(カン・ハヌル(강하늘))と、チャ・グムスンの孫娘であるパク・セヨンが出会うことで、運命が大きく動き出します。

韓国ドラマにおいて「南北分断」や「離散家族」というテーマは、今なお多くの人々の涙を誘う重要な要素です。日本では少し遠い話に感じるかもしれませんが、韓国では儒教的な「家族の絆」を最も象徴するテーマとして、重厚な人間ドラマを生むきっかけとなります。ハ・ジウォンは、この複雑な家庭環境の中で、仕事への情熱と家族への愛の間で揺れ動く繊細な感情を、見事に表現しています。

■ 3年という空白期間が彼女に与えたもの

前作のドラマ『チョコレート(2019年)』、そして映画『担保(2020年)』以降、ハ・ジウォンはしばらく表舞台から離れていました。トップスターとして走り続けてきた彼女にとって、この3年間は自分自身を見つめ直す貴重な時間だったようです。

その間、彼女は趣味の絵画に没頭し、個展を開くなどアーティストとしての才能も開花させました。この「静」の時間が、彼女の演技にさらなる深みを与えたことは間違いありません。『カーテンコール』での彼女の瞳には、以前よりも増して温かさと、人生の酸いも甘いも噛み分けたような落ち着きが宿っています。

また、共演者とのケミストリー(相性)も見逃せません。演技派として知られるカン・ハヌルとの掛け合いは新鮮で、二人の実力派がぶつかり合うシーンは、観ているこちらまで緊張感が伝わってくるほどです。さらに、かつて『太陽の誘惑(2002年)』で共演したクォン・サンウ(권상우)との再共演も、古くからの韓流ファンにとっては胸が熱くなるポイントでしょう。

■ 最後に:女王の帰還を心から歓迎して

ハ・ジウォンという俳優は、常に「全力」という言葉が似合います。アクションシーンのために数ヶ月前からトレーニングを積み、歴史上の人物を演じるために伝統舞踊を完璧にマスターする。そのストイックな姿勢が変わらないからこそ、3年の空白があっても彼女の輝きは一切衰えていません。

『カーテンコール』は、派手な演出よりも「心の機微」を大切にした作品です。ハ・ジウォンが丁寧に紡ぎ出すパク・セヨンの物語は、忙しい日常を送る私たちの心に、優しく、しかし力強く響くはずです。

久しぶりにお茶の間に戻ってきた「みんなの姉貴」ことハ・ジウォン。彼女が魅せる新しい伝説を、私たちもしっかりと目に焼き付けたいですね

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