三養グループのキム・ユン会長、AI転換と半導体素材で未来へ!創業100年を超えた新たな挑戦

Buzzちゃんの見どころ

三養グループのキム・ユン(김윤)会長は2026年をAI転換の元年とし、半導体素材事業の強化を宣言しました。2025年には生成型AI「サミ」を導入し、業務効率化と高付加価値ポートフォリオへの再編を急いでいます。

三養(サミャン)グループのキム・ユン(김윤)会長が、急変するグローバル経営環境に対応するため、人工知能(AI)への転換と半導体素材事業の強化を柱とした未来戦略を加速させています。

■ 創業101周年を迎えた三養グループの現状と課題

2025年10月に創業101周年を迎えた三養グループですが、足元の業績には課題も浮上しています。持株会社である三養ホールディングスの2025年連結業績は、売上高3兆3483億ウォン(約3700億円)、営業利益1088億ウォンを記録しました。売上と営業利益は前年並みを維持したものの、当期純損益は2981億ウォンの赤字に転落しています。

この大幅な赤字転落の主な要因は、主要子会社である三養社の業績悪化に加え、公正取引委員会から科された巨額の課徴金が影響しています。三養社は2025年、砂糖の販売価格談合行為により1302億ウォンの課徴金処分を受けました。さらに、小麦粉や澱粉糖の談合に関する制裁も控えており、追加の課徴金が発生する可能性が高い状況です。

■ AI転換(AX)による組織競争力の底上げ

キム・ユン会長は、こうした難局を打破するために「AI転換(AX:AI Transformation)」を最優先課題に掲げています。グループは2025年に独自の生成型AIサービス『サミ(SAMI)』を開発・導入しました。これは対話型インターフェースを通じて、社内規定や福利厚生、人事制度などの情報を社員に提供するシステムです。

2026年にはこの流れをさらに強化し、業務全般へのAI適用を目指しています。データの蓄積に基づいた意思決定を促進し、複雑な業務プロセスを簡素化することで、個人の経験に頼らない組織的な競争力を確保する計画です。キム・ユン会長は「AIを単なるツールとして使うのではなく、生産性を高めるために業務のパターンそのものを変えるべきだ」と強調しています。

■ 半導体素材とグローバル・スペシャリティ事業への集中

AI時代の到来に合わせ、半導体関連の素材事業も強化します。三養社は半導体の超純水生産に不可欠な「均一系イオン交換樹脂」事業を展開しています。これは0.3〜1mmほどの粒子で、特定の物質を吸着・除去するフィルターの役割を果たすもので、半導体やディスプレイ、原子力などの先端産業に欠かせない素材です。

また、グループ会社の三養エヌシーケムでは、半導体用フォトレジスト(PR)の素材であるポリマーなどの事業を展開しており、国内最大規模の生産量を誇ります。最近では、DRAMや極端紫外線(EUV)用素材へと製品ポートフォリオを拡大させています。

さらに、グローバル展開も積極的に進めています。2025年末には、グループ傘下の米国企業バーデント・スペシャリティ・ソリューションズを通じて、グローバル特殊化学企業ルーブリゾールの米国事業場を買収しました。これにより、北米市場における製造および研究開発の拠点を確保し、エネルギー・パーソナルケア・親環境素材といった高付加価値な「スペシャリティ事業」の拡大を急いでいます。

出典:https://www.businesspost.co.kr/BP?command=article_view&num=436645

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ 財閥(チェボル)

韓国独特の企業形態で、特定の家族が多くの関連企業を支配する巨大企業集団のことです。三養グループもその一つで、現在はオーナー3世による経営が行われています。韓国の経済や社会に非常に大きな影響力を持っており、韓国ドラマの定番のテーマとしてもよく登場します。

■ 公正取引委員会(公正委)

企業の不正な取引や独占を監視する韓国の政府機関です。談合などの不正が見つかると、この記事にあるように非常に高額な「課徴金」が科されます。韓国では企業のコンプライアンス(法令遵守)に対する社会の目が非常に厳しくなっており、ニュースでも頻繁に取り上げられるトピックです。

Buzzちゃんの感想

三養といえば日本ではラーメンのイメージが強いですが、実はこんなに大きな財閥グループなんですよね。赤字転落という厳しい状況の中でも、AIや半導体という最先端分野に舵を切るキム・ユン会長の決断力は、まるでドラマ『財閥家の末息子』に出てくる経営者を見ているみたいでワクワクしちゃいます!皆さんは、伝統ある企業がガラッと最新テック企業に変わっていく姿、応援したくなりますか?それとも少し寂しいと感じる派ですか?

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