ブリジャートン家 シーズン4のヒロインに抜擢されたハ・イェリンが語るアジア系俳優としての責任感と人種差別騒動への思い

世界中で空前の大ヒットを記録しているNetflixのオリジナルシリーズ『ブリジャートン家(19世紀初頭のロンドン社交界を舞台にした、官能的で華やかな恋愛群像劇)』。その最新作となるシーズン4で、物語の鍵を握るヒロインに韓国系の若手女優が抜擢されたというニュースは、瞬く間に世界を駆け巡りました。

注目の的となっているのは、女優のハ・イェリン(하예린)さん。彼女が韓国の人気トーク番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK(「国民のMC」と呼ばれるユ・ジェソクが司会を務める、ゲストの人生を深掘りする人気バラエティ番組)』に出演し、大役に抜擢された心境や、現在波紋を広げている「人種差別疑惑」について率直な思いを語りました。

■ 伝説的女優を祖母に持つ「サラブレッド」の素顔

3月18日に放送された『ユ・クイズ ON THE BLOCK』には、ハ・イェリンさんが韓国演劇界の重鎮であり、実の祖母でもあるソン・スク(손숙)さんと共に登場しました。

韓国においてソン・スクさんといえば、半世紀以上にわたり舞台やドラマで活躍し、かつては環境部長官(日本の大臣職に相当)も務めたことがあるほどの国民的俳優です。韓国では「芸の家系」に対する尊敬の念が非常に強く、ハ・イェリンさんも幼い頃から祖母の背中を見て育ち、俳優としての志を磨いてきました。

番組内でハ・イェリンさんは、「幼い頃から韓国のバラエティ番組を楽しく見ていた」と語り、司会のユ・ジェソク(유재석)さんへの熱烈なファン心を告白。一方で、憧れの舞台である『ブリジャートン家』のオーディション過程についても明かしました。

彼女が演じるのは、身分を越えた愛を貫くメイドのソフィ・ベック役。東アジア系の俳優がこのシリーズのヒロインを務めるのは史上初めてのことであり、まさに快挙といえます。祖母のソン・スクさんは「視力が低下する持病を抱えているけれど、孫娘の作品はすべてチェックしている」と語りつつ、「少し過激な(濡れ場などの)シーンがある」と茶目っ気たっぷりに指摘し、ハ・イェリンさんが照れ笑いを浮かべる一幕もありました。

■ 華やかなニュースの裏で巻き起こった「人種差別」の波紋

しかし、この喜ばしいニュースの裏では、現在ある問題が議論を呼んでいます。それは、作品のプロモーションにおいてハ・イェリンさんが「冷遇されているのではないか」という疑惑です。

先日公開された『ブリジャートン家』シーズン4のプロモーション写真では、男性主人公を務めるルーク・トンプソンと、別の白人女優であるハンナ・ドッドが中央に配置され、まるでカップルのような構図で写っていました。一方で、本来のヒロインであるはずのハ・イェリンさんは端の方に追いやられており、ファンからは「なぜヒロインが中心ではないのか」と疑問の声が上がりました。

さらに、イベント会場でのインタビューやニュースの字幕においても、彼女に対する基本的な配慮が欠けていたという指摘が相次いでいます。多様性を重んじるはずの作品において、アジア系ヒロインが過小評価されているように見えるこの状況は、韓国国内だけでなく世界中のアジア系コミュニティで「人種差別的ではないか」という不満に火をつけました。

こうした状況について、ハ・イェリンさんは番組内で「韓国で演技を学び、グローバルな舞台に立った。東アジア系の俳優として、重い責任感を感じている」と、言葉を選びながら真摯に語りました。彼女の言葉からは、単なる個人の成功だけでなく、次世代のアジア系俳優たちの道を切り開こうとする強い覚悟が感じられました。

■ 逆風を力に変える「K-俳優」の底力

韓国の芸能界は、今や「K-コンテンツ」として世界を席巻していますが、ハリウッドを中心とした欧米の制作現場では、依然としてアジア系俳優が直面する壁が存在するのも事実です。

ハ・イェリンさんが感じている「責任感」とは、そうした見えない壁に立ち向かい、自分自身の演技で実力を証明しなければならないという決意の表れでしょう。韓国の視聴者からは「イェリンさんの堂々とした姿を応援したい」「実力で見返してほしい」といったエールが数多く寄せられています。

ドラマの中では「身分を越えた愛」を演じる彼女ですが、現実の世界でも「人種の壁」や「ステレオタイプ(固定観念)」を打ち破るシンデレラ・ストーリーを見せてくれるに違いありません。

『ブリジャートン家』シーズン4で、彼女がどのような輝きを放ち、世界を虜にするのか。そして、この騒動を乗り越えて、アジア系俳優の地位をさらに高めてくれるのか。彼女の挑戦は、まだ始まったばかりです。

世界を舞台に戦うハ・イェリンさんの勇姿、皆さんはどう感じましたか?「ブリジャートン家」を愛するファンとして、彼女が最高の輝きを放てるよう、日本からも熱い声援を送りましょう。ぜひ、あなたの期待のコメントを聞かせてください!

出典:http://www.atstar1.com/news/articleView.html?idxno=6033313

  • X

コメント

PAGE TOP