ピョン・ウソクやチョン・ヘインが歌手として権利を守る時代に!韓国俳優たちが音楽実演者連合会へ続々加入する理由とは?

「推しの俳優がドラマの劇中で歌うシーンを見て、その歌声に惚れ直してしまった……」
そんな経験、韓流ファンなら一度はあるのではないでしょうか。

今、韓国エンタメ界では、俳優たちが「演技」だけでなく「歌」の権利もしっかりと守る動きが加速しています。日本でも大人気の俳優ピョン・ウソク(변우석)やチョン・ヘイン(정해인)らが、音楽実演者の権利を保護する団体に加入したというニュースが大きな話題を呼んでいます。

今回は、なぜ今俳優たちが「音楽の権利」に注目しているのか、その背景にある韓国ドラマのグローバル化や、知っておきたい韓国の音楽事情について詳しく紐解いていきましょう。

■ピョン・ウソクにチョン・ヘインも!「実演者」として登録されたスターたち

2026年3月4日、韓国音楽実演者連合会(以下、音実連)は、俳優のピョン・ウソク、チョン・ヘイン、そしてベテラン俳優のシン・ヒョンジュン(신현준)が新たに会員として加入したことを発表しました。

ここでいう「音実連(ウムシルリョン)」とは、歌手や演奏者といった「音楽を実際にパフォーマンスする人(実演者)」の著作隣接権を管理する団体のことです。日本でいうところの「日本芸能実演家団体協議会(芸団協)」や「著作権管理団体」に近い役割を担っています。

これまで、この団体に加入するのはアイドルやプロの歌手が一般的でした。しかし、最近ではピョン・ウソクをはじめ、チュ・ヨンウ(추영우)、イ・ソンビン(이선빈)、キム・ミンソク(김민석)、シン・シア(신시아)など、多くの若手・実力派俳優たちが名を連ねています。

彼らに共通するのは、自身が出演したドラマや映画で「OST(オリジナル・サウンドトラック)」を直接歌っているという点です。

■「ドラマの一部」から「独立したコンテンツ」へ。変わるOSTの価値

なぜ今、俳優たちがこぞって音実連に加入しているのでしょうか。その最大の理由は、韓国ドラマがNetflixなどのOTT(動画配信サービス)を通じて世界中でヒットし、それに伴って「俳優が歌うOST」の価値が爆発的に高まったことにあります。

音実連の関係者は、「以前は俳優の歌は演出上のひとつの要素として捉えられていましたが、今は一つの独立した音楽コンテンツとして機能している」と分析しています。

その象徴ともいえるのが、2024年に社会現象を巻き起こしたドラマ『ソンジェ背負って走れ(선재 업고 튀어)』です。劇中でトップスターのリュ・ソンジェ役を演じたピョン・ウソクは、劇中バンド「ECLIPSE(エクリプス)」のボーカルとして実際に歌唱を担当しました。

彼が歌った楽曲『Sudden Shower(夕立)』は、韓国の主要音楽チャートで上位にランクインしただけでなく、米ビルボードのグローバルチャートにも入るという異例の快挙を成し遂げました。もはや「俳優のファンサービス」の域を超え、世界中の人々が聴く「ヒット曲」になったのです。

こうした環境の変化により、俳優自身も「自分は俳優であると同時に、音楽の実演者(アーティスト)でもある」という認識を持つようになったと言えるでしょう。

■韓国の「マルチエンターテイナー」文化と権利保護

ここで少し、韓国の芸能文化についても触れておきましょう。韓国では、演技も歌もこなすスターを「マルチエンターテイナー」と呼び、古くから高く評価する土壌があります。

特にドラマの主演俳優が挿入歌を歌うのは、韓国では「定番」の演出。視聴者にとっては、キャラクターの感情が俳優本人の声で伝わってくるため、より作品に没入できる重要な要素となっています。また、韓国の俳優はファンミーティングで必ずといっていいほど数曲を披露するため、歌唱力が非常に高い人が多いのも特徴です。

今回、彼らが音実連に加入したことで、具体的に何が変わるのでしょうか。

会員になると、自分が参加したOSTや挿入歌が放送で流れたり、ストリーミングで再生されたりする際に発生する「著作隣接権の使用料」や「放送補償金」を、団体を通じて定期的に受け取ることができるようになります。

驚くべきは、加入前の「過去の作品」についても、協議を通じて遡って受け取れる可能性があるという点です。シン・ヒョンジュンが昨年、同僚俳優のチョン・ジュノ(정준호)と発表した楽曲や、過去の名作ドラマで流れたあの歌も、これからは正当な権利として守られていくことになります。

■ファンとして見守る、推しの「アーティスト」としての一面

ドラマのヒットが俳優をスターにし、その歌声が海を越えて愛される現代。俳優たちが音楽的な権利を守ることは、彼らが長く、安定して活動を続けていくための大きな支えになります。

「俳優ピョン・ウソク」としての演技はもちろん、「歌手ピョン・ウソク」としての権利も守られることで、今後さらに質の高い、多様な活動が期待できそうですね。

韓国ドラマを観る楽しみが、またひとつ増えたような気がしませんか? これからは、エンドロールに流れるOSTの歌唱者名にも、ぜひ注目してみてください。あなたの「推し」が、立派なアーティストとして名を連ねているかもしれません。

皆さんは、俳優さんが歌うOSTの中で一番好きな曲は何ですか? 「この俳優さんのこの歌声に癒やされた!」という思い出があれば、ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://biz.heraldcorp.com/article/10687165?ref=naver

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