韓国エンタメ界において、一過性のブームで終わらずに「トップ」の座を守り続けることは並大抵のことではありません。そんな中、かつてサバイバルオーディション番組で伝説を作った一人の青年が、今再び韓国中で熱い視線を浴びています。
韓国企業評判研究所が発表した2026年2月の「ライジングスター・ブランド評判」ランキングで、歌手兼俳優のパク・ジフン(박지훈)が見事1位に輝きました。2位にはソロアーティストとして躍進するウッド(우즈 / WOODZ)、3位には世界的人気を誇るボーイズグループのストレイキッズ(Stray Kids)が名を連ねる中、パク・ジフンが首位を奪還した背景には、彼が歩んできた「努力と変身」の物語がありました。
■ 「プデュ」のウィンク王子が、悲劇の王「端宗」として覚醒
パク・ジフンといえば、2017年に放送され社会現象を巻き起こしたオーディション番組「プロデュース101(PRODUCE 101)シーズン2」を思い出すファンも多いでしょう。番組のシグナルソング「僕だよ僕(Pick Me)」のラストで見せた「保存(チョジャン)ポーズ」と、印象的なウィンクは、日本でも大きな話題となりました。
当時、101人の練習生の中で唯一、1次順位発表式で100万票を突破するという異次元の人気を誇り、最終的にプロジェクトグループ・ワナワン(Wanna One)のメンバーとしてデビュー。活動期間中も常にトップ圏内を維持した彼は、まさに「生まれながらのアイドル」でした。
しかし、今回彼がライジングスター1位を獲得した理由は、アイドルのキラキラした姿だけではありません。映画「王と生きる男(왕과 사는 남자)」で見せた、朝鮮王朝第6代国王・端宗(タンジョン)役の迫真の演技が、大衆の心を激しく揺さぶったのです。
ここで少し、韓国の歴史背景を補足しましょう。パク・ジフンが演じた「端宗(タンジョン)」は、韓国人なら誰もが知る歴史上の悲劇のアイコンです。わずか11歳で即位しながらも、叔父に王位を奪われ、若くして命を落とした薄幸の王として知られています。
韓国では歴史ドラマ(時代劇)の完成度が俳優の評価を大きく左右する傾向があり、特に端宗のような繊細さと悲哀を求められる役柄を演じ切ることは、若手俳優にとって「真の役者」として認められる登竜門でもあります。アイドル出身の彼が、9年の歳月を経て、その美貌以上に深い表現力を手に入れたことが、今回の「第2の全盛期」を呼び込みました。
■ 「ブランド評判」が示す、韓国での真の影響力
今回のニュースの鍵となる「ブランド評判指数」についても触れておきましょう。韓国では、この指数がその時期の「旬」や「広告価値」を測る重要なバロメーターとなっています。
これは単なる人気投票ではなく、消費者がどれだけそのスターに関心を持ち(参加指数)、メディアがどれだけ取り上げ(メディア指数)、SNSやコミュニティでどれだけ語られたか(コミュニケーション指数・コミュニティ指数)を膨大なビッグデータから算出したものです。
パク・ジフンは今回、特に「コミュニケーション指数」と「メディア指数」で高い数値を記録しました。これは、映画を観た人々が「パク・ジフンの演技が凄すぎる」「アイドルだと思っていたけれど、本物の俳優だ」とネット上で熱心に語り合った結果といえます。
ちなみに、2位のウッド(チョ・スンヨン / 조승연)は、楽曲「Drowning」がチャートを逆走するヒットを記録し、アーティストとしての実力を再証明。3位のストレイキッズはグローバルな活躍で不動の地位を築いています。そんな強豪たちを抑えての1位は、パク・ジフンの俳優としてのインパクトがいかに大きかったかを物語っています。
■ 成長し続ける「元祖・国民の保存」
パク・ジフンの快進撃は、日本のファンにとっても感慨深いものがあります。練習生時代の幼さが残るウィンクから、今や一国の王の孤独を背負う重厚な演技まで、彼が見せてくれる「成長の幅」こそが最大の魅力です。
かつて「僕の心の中に保存!」というキャッチフレーズでファンの心を掴んだ彼は、今、作品を通じて「韓国映画史」の中にその名を保存しようとしています。アイドルという枠を超え、30代を目前にした一人の俳優として、彼が次にどんな景色を見せてくれるのか、期待は高まるばかりです。
「プデュ」時代から彼を見守ってきた方も、最近俳優としての彼に魅了された方も、今のパク・ジフンの活躍をどう感じていますか?王を演じる彼の姿に、かつての面影を見つけられたでしょうか。ぜひ、あなたの「推しポイント」や作品の感想をコメントで教えてくださいね!
出典:https://www.tenasia.co.kr/article/2026022812164
コメント