パク・ウンソク出演作から伝説の舞台まで!2026年春、韓国の演劇の聖地・大学路が熱い

韓国エンタメといえば、ドラマやK-POP、映画を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は「演劇・ミュージカル」も非常に熱いジャンルであることをご存じでしょうか?特にソウルの「大学路(テハンノ)」は、数百もの小劇場が集まる世界でも類を見ない演劇の聖地として知られています。

この春、そんな大学路に話題作が続々と上陸します。ドラマでおなじみの実力派俳優たちが舞台に立つ作品から、韓国で「伝説」と呼ばれる人気作の再演まで、演劇ファンならずとも見逃せない3月のラインナップをご紹介します。

■ 99歳の「銃」が語る韓国近代史、舞台「パンヤ」

まず注目したいのが、3月3日から上演される演劇「パンヤ(빵야)」です。本作は、2023年に初演された際、多くの演劇賞を受賞し「今年の演劇」として高く評価された話題作。タイトルの「パンヤ」とは、日本語の「バーン!」という発砲音にあたります。

物語の主人公は、一人の脚本家ナ・ナ(나나)と、1945年に仁川(インチョン)の陸軍造兵廠で製造された一丁の「長銃」です。この99歳になる銃の擬人化された姿を演じるのが、日本でも大ヒットしたドラマ『ペントハウス(2020年〜2021年のサスペンスドラマ)』でローガン・リー役を熱演したパク・ウンソク(박은석)や、ミュージカル界のスターとして知られるムン・テユ(문태유)ら。

韓国において「1945年」という年は、日本の統治から解放された象徴的な年。その年に生まれた銃が、激動の朝鮮戦争や歴史の荒波をどう生き抜いてきたのか。一丁の銃の視点を通して描かれる韓国近代史は、ドラマティックでありながらも深いメッセージを投げかけます。韓国では歴史をテーマにした作品が非常に好まれますが、本作はそれを「ファンタジーとリアルの融合」という手法で鮮やかに描き出しています。

「パンヤ」には他にも、パク・サンウォン(박상원)、ハ・ジュンヨル(하준열)、チョ・ジェユン(조재윤)といったベテランから、イ・ジンヒ(이진희)、キム・グクヒ(김국희)といった実力派女優陣が名を連ねており、演技の饗宴が期待されています。

■ 性別を超えた「ジェンダーフリー」配役も話題の「オファンズ」

続いてご紹介するのは、3月10日から開幕する演劇「オファンズ(오펀스)」です。アメリカの劇作家ライル・ケスラー(Lyle Kessler)の代表作で、韓国では2017年の初演以来、上演されるたびにチケットが完売する「レジェンド」的な人気を誇っています。

物語は、孤児(オファンズ)として生きてきた兄弟トリートとフィリップが、謎のビジネスマン・ハロルドを誘拐することから始まります。しかし、ハロルドは二人を叱るどころか、彼らに「父性」を与え、奇妙な共同生活が始まっていく……という、スリリングかつ心温まるヒューマンドラマです。

韓国版「オファンズ」の最大の特徴は、2019年から導入された「ジェンダーフリー(性別に関わらず配役を決定すること)」です。本来は男性3人の物語ですが、韓国では女性キャストが演じるハロルドや兄弟が登場し、作品に新たな息吹を吹き込んでいます。今回の再演でも、ベテラン俳優のパク・ジイル(박지일)に加え、チェ・ユハ(최유하)、チュ・サンミ(추상미)、ヤン・ソミン(양소민)といった力強い女優たちがハロルド役を演じることが決まり、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。

韓国の演劇界では、近年この「ジェンダーフリー」がひとつのトレンドとなっており、俳優の純粋な演技力を楽しむ文化が根付いています。同じ役でも演じる俳優によって全く異なる解釈が見られるため、何度も足を運ぶ「回転(再観覧)」ファンが多いのも、この作品の特徴です。

■ 大学路という「演劇の街」を楽しむ

今回ご紹介した「パンヤ」や「オファンズ」のほかにも、伝統的な人気作「ヒストリーボーイズ(히스토리 보이즈)」や、新作「ウンベナント(운베난트)」など、3月の大学路はまさに演劇祭り。

日本のファンの方々にとって、字幕のない韓国語の演劇は少しハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、舞台俳優たちの剥き出しの感情や声の響きは、言葉の壁を越えて心に迫るものがあります。特に大学路の劇場はステージと客席の距離が非常に近く、俳優の息遣いまで感じられるのが魅力です。

また、大学路は劇場だけでなく、おしゃれなカフェや「マッリブ(美味しい店)」が集まる学生街でもあります。観劇の後に俳優たちが通うような居酒屋で余韻に浸る……そんな過ごし方も、現地のファンに混じって楽しむ韓国旅行の醍醐味ではないでしょうか。

春の韓国旅行を計画中の方は、ぜひ大学路に足を運んでみてください。ドラマで見ていたあの俳優が、すぐ目の前のステージで輝いているかもしれません。

『ペントハウス』のローガン・リーとはまた違う、パク・ウンソクさんの生の演技……想像しただけでワクワクしますね!皆さんが今、韓国の舞台で「生で見てみたい!」と思っている俳優さんは誰ですか?ぜひコメントで教えてくださいね。

出典:http://www.celuvmedia.com/article.php?aid=1772169790515730006

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