シム・ウンギョン、韓国女優初快挙!キネマ旬報で主演女優賞受賞、32年ぶりのアジア人受賞者に

日本映画界の最高権威で知られるキネマ旬報(きねまじゅんぽう)の第99回授賞式で、韓国の実力派女優シム・ウンギョン(심은경)が主演女優賞を受賞しました。この快挙は、日本の公式映画賞でアジア人女優が主演女優賞を獲得するのは1993年以来、実に32年ぶりのことです。韓国人女優としては史上初めての栄誉となります。

■日本映画界が認めた実力派女優

1919年創刊のキネマ旬報は、日本における最も権威ある映画専門誌です。毎年、映画評論家と記者たちによって選定される「ベスト10」は、日本国内で最も信頼度の高い映画賞として位置づけられています。その厳格な選考基準で知られているだけに、シム・ウンギョンの受賞がいかに価値あるものかが伝わってきます。

今回、シム・ウンギョンが受賞した作品は『여행과 나날』(邦題:『Two Seasons, Two Strangers』)。ミヤケ・ショウ監督の作品で、同作は今年のベスト10で第1位に輝いています。つまり、シム・ウンギョンは年間最高の日本映画として評価されている作品での受賞という、最高の栄誉を手にしたのです。

日本と韓国の映画交流が活発化している昨今、韓国を代表する女優が日本映画界の頂点で認められたという事実は、韓流ファンにとっても大きな喜びとなるニュースといえるでしょう。

■舞台での素直な思い、そして深い感謝

授賞式で壇上に立ったシム・ウンギョンは、キネマ旬報という歴史と伝統を持つ映画賞に選ばれたことへの光栄を語りました。そして『Two Seasons, Two Strangers』での受賞であることが特に嬉しいと述べています。

受賞スピーチで印象的だったのは、シム・ウンギョンが率直に自分の葛藤を語った部分です。彼女は「『配優』という職業は常に悩みが多く、難しく感じられ、時には諦めたいと思う瞬間もありました」と打ち明けています。

しかし同時に、『Two Seasons, Two Strangers』という作品を通じて、「一緒に映画を作っていくことの意味と喜びを強く感じた」と述べ、その経験が今後も精進し続けるという決意につながったと語りました。「『一緒に』作っていく瞬間があったからこそ、可能となった誓いでした」という言葉からは、監督やスタッフ、共演者たちとの関係性を大切にする姿勢が伝わってきます。

スピーチの最後には、ミヤケ・ショウ監督、全スタッフ、そして原作者のツゲ・ヨシハル氏、共演者たちへの心からの感謝を述べることを忘れませんでした。現在に安住することなく、今後もより多く学び、努力し続ける人になっていきたいという力強いメッセージで締めくくられたシム・ウンギョンのスピーチは、彼女の真摯な俳優人生への向き合い方を見事に表現していました。

■韓国での活動も充実、新しい挑戦が続く

このキネマ旬報での栄冠を手にしたシム・ウンギョンですが、韓国での活動も同時に進行しています。3月にはtvNのドラマ『대한민국에서 건물주가 되는 법』(『大韓民国で建物の持ち主になる法』)で、6年ぶりに韓国の家庭用テレビドラマ市場に復帰します。このドラマでのシム・ウンギョンの新たな演技の変身に期待が集まっています。

さらに5月には、国立劇団の舞台作品『반야 아재』(『반야おじさん』)に出演予定です。こちらはデビュー以来、初めて国内舞台に挑戦するという新しい試みとなります。

国際的な映画の世界で認められながらも、韓国の演劇・テレビドラマという多様なメディアに挑戦し続けるシム・ウンギョンの姿勢は、真の意味での「俳優」としての道を歩み続けているということを示しています。日本のキネマ旬報での受賞は、そうした彼女の多角的な活動の成果であり、今後への期待をも高めるニュースといえるでしょう。

韓国と日本を舞台に活躍するシム・ウンギョンの、これからの作品に注目が集まります。

出典:https://www.ggilbo.com/news/articleView.html?idxno=1143086

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