韓国のみならず、日本やアジア全域で圧倒的な人気を誇るトップ俳優、キム・スヒョン(김수현)を巡る法廷争いが新たな局面を迎えています。
2026年3月13日、ソウル中央地方裁判所にて、化粧品ブランドA社がキム・スヒョンとその所属事務所を相手取った28億ウォン(約3億1,000万円)規模の損害賠償請求訴訟の第2回弁論期日が行われました。この巨額訴訟の裏には、韓国芸能界特有の「広告モデルの品位維持義務」と、世間を騒がせた衝撃的な「噂」が絡み合っています。
韓流ファンなら誰もが知る「演技の天才」が、なぜこれほどの苦境に立たされているのか。現在韓国で起きている事態を詳しく解説します。
■28億ウォンの衝撃!トップスターを襲った契約解除と損害賠償
今回の騒動のきっかけは、2025年3月、化粧品ブランドA社がキム・スヒョンとの広告モデル契約を一方的に解除したことに遡ります。本来であれば2025年8月まで維持されるはずだった契約ですが、A社は「キム・スヒョンがモデルとしての品位を著しく傷つけた」として、残りの契約期間を待たずに終了を宣言しました。
ここで注目すべきは、韓国の広告業界における「品位維持義務(품위유지의무)」という慣習です。韓国では広告モデルが社会的な物議を醸したり、ブランドイメージを損なうスキャンダルを起こしたりした場合、契約金の2〜3倍に及ぶ違約金を支払う条項が契約書に含まれることが一般的です。これは日本以上に「クリーンなイメージ」を重視する韓国特有の厳しい文化と言えるでしょう。
A社は、キム・スヒョンが故(こ)キム・セロン(김새론、天才子役として知られ数々の賞を受賞した女優)に関連する騒動に巻き込まれたことで、ブランドの売上やイメージに甚大な被害が出たと主張し、28億ウォンという巨額の賠償を求めています。
■争点は「未成年時代の交際」?キム・スヒョン側が主張する真実
A社側が契約解除の正当な理由として挙げているのが、インターネットを中心に拡散された「キム・スヒョンが、キム・セロンが未成年だった時期に交際していた」という疑惑です。
これに対し、キム・スヒョン側の弁護人を務める法務法人LKB平山は、法廷で真っ向から反論しました。「契約書には、根拠のない噂や確認されていないデマは契約解除の理由にならないと明記されている」と指摘し、今回の疑惑そのものが事実無根であることを強調しています。
キム・スヒョン側は、キム・セロンと過去に面識があり、彼女が大学生(成人)になった後に交流があったことは認めているものの、「未成年者との交際」という主張については明確に一線を引いています。儒教的価値観が根強く残る韓国社会において、未成年者との不適切な関係というレッテルは、俳優にとって致命的な打撃となりかねません。それだけに、キム・スヒョン側もこの一点については妥協のない姿勢を見せています。
■韓国芸能界を揺るがす「AI捏造」の脅威とカロセロ研究所
この騒動をさらに複雑にしているのが、過激な暴露で知られるYouTubeチャンネル「カロセロ研究所(가로세로연구소、韓国の元記者や弁護士らが運営する政治・芸能暴露チャンネル)」の存在です。
2025年5月、カロセロ研究所側は、キム・スヒョンとキム・セロンが彼女の未成年時代から交際していたことを裏付けるとする「録音データ」を公開しました。しかし、キム・スヒョン側はこの録音について「AI技術によって精巧に作られた偽物だ」と主張。運営者のキム・セウィ(김세의)を名誉毀損で告訴する事態に発展しています。
最近の韓国では、ディープフェイクやAI音声合成技術を用いた芸能人のデマ被害が深刻な社会問題となっています。もしこれが本当にAIによる捏造だった場合、一人のトップスターのキャリアが最新技術によって不当に脅かされたことになり、今後の韓国エンタメ界の法整備にも大きな影響を与えることでしょう。
■今後の展望:刑事事件の結果が民事訴訟のカギに
キム・スヒョンはこれまで、『ドリームハイ』(スターを目指す若者たちの成長を描いた2011年のヒットドラマ)、『太陽を抱く月』(最高視聴率42.2%を記録した時代劇の傑作)、『星から来たあなた』(宇宙人とトップ女優の恋を描きアジア中で社会現象を巻き起こした作品)、『サイコだけど大丈夫』(心の傷を抱えた男女の癒やしを描いたヒーリングドラマ)など、数多くの名作で私たちを魅了してきました。
今回の裁判は、単なる金銭トラブルではなく、彼が築き上げてきた「俳優としての信頼」を守るための戦いです。裁判所は現在進行中の刑事事件(キム・セウィ氏に対する名誉毀損事件)の結果を待ってから、民事訴訟の最終的な判断を下す方針です。
現在、キム・スヒョンは刑事と民事、両方の法廷で自らの潔白を証明しようとしています。多くのファンは、彼が一日も早くこの騒動から解放され、また素晴らしい演技を見せてくれることを願って止みません。
このニュースを読んで、皆さんはどう感じましたか?最新技術を使ったデマや、あまりにも厳しい韓国の広告契約について、皆さんの意見をぜひコメントで教えてください。キム・スヒョンへの応援メッセージもお待ちしています!
出典:https://www.ftimes.kr/news/articleView.html?idxno=36119
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