韓国芸能界を象徴する伝説的な名優、チェ・ブラム(최불암)さんの健康状態を巡り、韓国国内で大きな関心が集まっています。一時は「重病説」まで飛び交いファンを震え上がらせましたが、ご本人とご家族がこれを真っ向から否定。現在は復帰に向けてリハビリの真っ最中であることが明らかになりました。
日本でも長年の韓国ドラマファンなら一度はその温和な笑顔を見たことがあるはず。今回は、韓国の「国民のお父さん」と呼ばれるチェ・ブラムさんの近況と、なぜこれほどまでに彼が愛されているのか、その背景に迫ります。
■ 突然浮上した「重病説」の真相と家族の言葉
事の発端は、最近放送されたバラエティ番組での後輩俳優たちの発言でした。ドラマ「田園日記(전원일기/1980年から2002年まで放送された韓国史上最長のホームドラマ)」で共演したパク・ウンス(박은수)さんが番組内で「チェ・ブラム先輩も体調が良くない」と漏らしたことや、ベテラン俳優のペク・イルソプ(백일섭)さんが「最近(チェ・ブラムさんから)連絡がない」と心配する様子を見せたことで、ネット上では「もしかして深刻な状態なのでは?」という憶測が瞬く間に広がったのです。
しかし、2026年3月11日、チェ・ブラムさんの息子であるチェ某さんがメディアの取材に応じ、これらの噂をきっぱりと否定しました。
「父は現在、入院してリハビリ治療を受けながら回復に努めています。近いうちに退院する予定です」
息子さんによると、チェ・ブラムさんは昨年、長年患っていた腰のヘルニアの手術を受けたとのこと。14年間MCを務めた長寿番組「韓国人の食卓(한국인의 밥상/韓国各地の食文化を紹介する教養番組)」を降板したのも、この腰の痛みが原因で歩行が困難になったためだったそうです。
■ チェ・ブラム本人が語る「近況」とファンへの感謝
さらに驚いたことに、チェ・ブラムさんご本人も電話インタビューに応じて現在の心境を明かしました。
「リハビリ治療を受けているところだよ。何をそんなに(私の姿を)見たがっているんだい? 姿が見えないから、みんな気になってしまうんだろうね。韓国の人は本当に他人に興味が尽きないなあ(笑)」
冗談を交えながら語ったその言葉には、特有のユーモアと温かさが溢れていました。続けて、「それでも、こうして覚えていてくれて、思い出してくれるのはありがたいことだ」と、心配するファンへの感謝を伝え、「もう少ししたら活動を再開する。そのために一生懸命治療しているんだ」と力強く復帰を宣言しました。
今年で86歳を迎えるチェ・ブラムさん。韓国において彼は単なる「ベテラン俳優」以上の存在です。1960年代から第一線で活躍し、ドラマ「捜査班長(수사반장/韓国版『太陽にほえろ!』とも言える伝説的刑事ドラマ)」の班長役や、「田園日記」のキム会長役を通じて、韓国が激動の時代を歩む中で「理想の父親像」を体現してきました。
韓国では親しみと尊敬を込めて、特定の有名人に「国民の(クンミン/국민)」という修飾語をつけますが、チェ・ブラムさんはまさに元祖「国民のお父さん」なのです。
■ 復帰への第一歩はドキュメンタリーから
気になる今後の活動ですが、すでに復帰に向けたプロジェクトが動き出しているようです。現在、MBC(韓国の大手地上波放送局)と共にドキュメンタリーの撮影を進めていることが分かりました。
MBC側も「撮影中であることは事実」と認めており、具体的な編成時期などは未定ながらも、再び元気な姿でテレビ画面に戻ってくる日はそう遠くなさそうです。
1959年に舞台「ハムレット」でデビューしてから約67年。俳優としてだけでなく、社会貢献活動や食文化の紹介など、韓国文化の生き証人として歩み続けてきたチェ・ブラムさん。後輩俳優たちが思わず漏らした心配の声も、裏を返せばそれだけ彼が芸能界で精神的支柱として慕われている証拠と言えるでしょう。
日本の韓流ファンにとっても、ドラマのワンシーンで見たあの穏やかな笑顔が見られなくなるのは寂しいもの。腰の手術という大きな山を乗り越え、再び私たちの前に立とうとするその姿勢には、勇気づけられる思いです。
チェ・ブラムさんの優しい笑顔を再び見られる日が待ち遠しいですね。皆さんは、彼の出演作で一番心に残っているシーンや、彼にどのようなイメージを持っていますか? ぜひ温かい応援コメントを聞かせてください!
出典:https://www.imaeil.com/page/view/2026031117482866234
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