韓国エンタメ界で今、ひとりの若手俳優の動向に熱い視線が注がれています。その主人公は、社会現象を巻き起こしたオーディション番組「PRODUCE 101 シーズン2」から誕生したグループ「Wanna One(ワナワン)」の元メンバー、パク・ジフン(박지훈)です。
現在、韓国で大きな話題を呼んでいる映画『王と暮らす男(왕과 사는 남자)』(チャン・ハンジュン監督による時代劇作品)の興行が絶好調な中、出演者の一人であるパク・ジフンがなぜこれほどまでに注目を集めているのか。その理由と、彼が歩んできた俳優としての軌跡を深掘りします。
■「ウィンク王子」から「演技派俳優」への華麗なる転身
パク・ジフンといえば、かつては「僕の心の中に保存(ネマウムソゲ・ジョジャン)」という流行語を生み出した、愛らしい「ウィンク王子」としてのイメージが強いかもしれません。しかし、現在の彼はそのキラキラしたアイドル像を脱ぎ捨て、一人の「実力派俳優」として確固たる地位を築いています。
特に今回の映画『王と暮らす男』での熱演は、批評家や観客から高い評価を得ています。本作は、朝鮮時代の王である端宗(タンジョン)の流刑先を舞台にした物語。パク・ジフンは物語の鍵を握る重要な役どころを演じており、ベテラン俳優ユ・ヘジン(유해진)らとの共演でも引けを取らない存在感を示しています。
韓国には「演技ドル(演技もできるアイドル)」という言葉がありますが、最近ではその境界線が非常に曖昧になっています。かつてはアイドルが演技をすることに厳しい目向けられることもありましたが、パク・ジフンはその「偏見」を実力でねじ伏せた代表格と言えるでしょう。
■時代劇という「真剣勝負」の場で証明された実力
韓国において、時代劇(サグク)への出演は若手俳優にとって一つの大きな試練とされています。現代劇とは異なる独特の発声、重厚な所作、そして何より「韓服(ハンボク)」を着こなす凛とした佇まいが求められるからです。
パク・ジフンはこれまでもドラマ『コッパダン〜恋する仲人〜(JTBC放送のフュージョン時代劇)』などで時代劇の経験を積んできましたが、今回の『王と暮らす男』では、より深みのある感情表現と、複雑な背景を持つキャラクターを繊細に演じきっています。
ここで少し韓国の文化的な背景を補足すると、韓国では歴史に対する関心が非常に高く、時代劇の考証や俳優の演技に対して視聴者の目が非常に肥えています。日本の大河ドラマに期待される重厚感と、若手スターが起用される民放時代劇の華やかさを合わせたような、独特の緊張感が韓国の時代劇映画には漂っています。その中で、主演級の役割を全うしているパク・ジフンの評価が高いのは、彼が単なる「人気スター」ではなく「信頼できる俳優」として認められた証拠でもあります。
■「弱気なヒーロー」から「王と暮らす男」へ、広がる演技の幅
彼の俳優としての転換点として語り草になっているのが、2022年に公開されたOTT(動画配信サービス)作品『弱いヒーロー Class 1(Wavveオリジナルの学園アクションドラマ)』です。この作品で彼は、高い知能を駆使して暴力に立ち向かう物静かな優等生を演じ、その「狂気を孕んだ目つき」が大きな話題となりました。
今回の映画でも、その強みである「眼差し」の演技が冴えわたっています。セリフがなくとも、その瞳一つでキャラクターの悲しみや決意を伝える力。これこそが、数多くの「演技ドル」の中でもパク・ジフンが頭一つ抜けている理由ではないでしょうか。
韓国のネット掲示板やSNSでは、「パク・ジフンが画面に出てくると空気が変わる」「アイドルの頃の面影がないほど役に没入している」といった絶賛の声が相次いでいます。共に共演した大先輩のユ・ヘジンも、彼の集中力を高く評価しているというエピソードが伝えられており、現場での信頼の厚さが伺えます。
■これからのパク・ジフンに期待すること
アイドルとしての華やかなステージを経験し、そこから一歩ずつ俳優としての階段を登ってきたパク・ジフン。彼は現在、単なる「元Wanna One」という肩書きを必要としないほど、一人の俳優として自立しています。
韓国映画界では今、若手俳優の不足が囁かれることもありますが、パク・ジフンのような「実力と集客力を兼ね備えた俳優」の台頭は、業界全体にとっても明るいニュースです。特に今回の『王と暮らす男』のヒットは、彼のキャリアにおいて決定的なターニングポイントになることは間違いありません。
日本でも彼の作品は多く配信されており、この映画の日本公開を待ち望んでいるファンも多いはずです。キラキラした笑顔の裏に隠された、凄まじいまでの努力と演技への情熱。パク・ジフンの「俳優としての第二章」は、今まさに最高の盛り上がりを見せています。
子役出身というバックグラウンドを持ちながら、アイドルを経て再び演技の世界で花開いたパク・ジフン。彼の成長を見守ってきた皆さんは、今回の映画での活躍をどう感じていますか?「ウィンク王子」から「実力派俳優」へ、彼がこれからどんな新しい姿を見せてくれるのか、今から楽しみで仕方ありませんね!ぜひ皆さんの推しポイントや期待の声をコメントで教えてください!
出典:https://www.newscj.com/news/articleView.html?idxno=3384470
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