世界が注目!ブリジャートン新ヒロインのハ・イェリンが語る韓国名への誇りと撮影裏話

世界中で空前の大ヒットを記録しているNetflixオリジナルシリーズ『ブリジャートン』(19世紀初頭のロンドン社交界を舞台にしたロマンス時代劇)。その待望のシーズン4でヒロインを務める女優のハ・イェリン(하예린)が、自身のアイデンティティと撮影現場でのエピソードを明かし、大きな注目を集めています。
3月4日、ソウル市内にあるコミュニティハウス・マシルで開催された記者会見に、ハ・イェリンが登壇しました。彼女が演じるのは、ベネディクト・ブリジャートン(ルーク・トンプソン)の運命の相手となるソフィー・ベク。ハリウッドという大きな舞台で、英語名ではなくあえて韓国名の「イェリン」として活動し続ける彼女の想いとはどのようなものなのでしょうか。
■ 「ハ・イェリン」という名前に込められた母の願いと誇り
オーストラリア出身の韓国系俳優である彼女は、ハリウッド進出後も一貫して本名である「ハ・イェリン」を名乗っています。海外で活動するアジア系の俳優の多くが、現地の人に馴染みやすい英語名(イングリッシュ・ネーム)を持つことが多い中、彼女の選択は新鮮な印象を与えます。
その理由について彼女は、「もともとオーストラリアにいた時からずっと『イェリン』という名前を使っていました。他に英語の名前を持っていなかったので、そのまま自分の名前を英語表記にして使っているんです」と語り始めました。
さらに彼女は、「むしろ今の状況をポジティブに捉えています。母が私に英語の名前を与えなかったことが、今となってはとても良かったと感じているんです」と笑顔を見せました。「韓国人としてのアイデンティティを堂々と、自信を持って示せている気がして、これからも『イェリン』として活動し続けたい」という言葉からは、自身のルーツに対する深い愛情と誇りが感じられました。
韓国では近年、世界進出を果たすスターたちが、自身の韓国的な名前をそのままブランディングとして活用するケースが増えています。これは「自分らしさ」を大切にするMZ世代(1980年代半ばから2010年代初頭に生まれた世代)の価値観とも共鳴しており、彼女の堂々とした姿は多くのファンに勇気を与えています。
■ 人種や性別を超えた「最も平等で多様性に満ちた現場」
世界的な人気シリーズである『ブリジャートン』は、歴史劇でありながら多様な人種を起用する「カラーブラインド・キャスティング」を取り入れていることでも有名です。しかし、アジア系俳優がヒロインを務めることに対し、現場での苦労はなかったのでしょうか。
人種差別的な経験はなかったかという問いに対し、彼女は温かいエピソードを披露してくれました。「共演者の皆さんは本当に親切でした。シーズン1から3まで積み重ねてきたチームワークがある中、新しい顔ぶれである私が入ることで雰囲気を壊してしまわないか心配もしましたが、皆さんむしろ新しいエネルギーを歓迎してくれました」と振り返ります。
「俳優として7年間活動してきましたが、今回の現場が最も平等で、多様性を称え合う素晴らしい環境でした。撮影期間は本当に幸せだった」と語る彼女の表情からは、作品に対する深い信頼が読み取れました。
■ まさかの「薬水場拍手」が登場?韓国ファンも驚きの演出
今回の会見で最も会場を沸かせたのは、劇中に韓国人なら誰もが知っている「薬水場拍手(ヤクスド・パクス)」が登場するというエピソードでした。
「薬水場拍手」とは、韓国の山や公園にある薬水場(湧き水が汲める場所)などで、主に中高年の方々が健康のために行う独特な拍手のことです。手を大きく叩いたり、自分の背中を木に打ち付けたりする動作は、韓国の日常風景として定着しています。日本で例えるなら、早朝の公園で行われるラジオ体操のような、どこか懐かしく健康的な光景に近いかもしれません。
このシーンについてハ・イェリンは、「意図して台本にあったわけではないんです」と明かしました。「私が演じるソフィーは、なかなか休息を楽しめないキャラクター。彼女がリラックスしようとした時にどう表現するか考えた結果、自然とあの拍手が出てしまったんです。それをスタッフが見て『面白い、不思議だ』と言ってくれて、採用されることになりました」と笑いながら答えました。
イギリスの貴族社会を描いたドラマの中に、韓国の日常的な動作が溶け込んでいる。このミスマッチとも言える演出が、キャラクターにどんな深みを与えているのか、ファンとしては見逃せないポイントになりそうです。
■ シーズン4が描く、身分を超えたロマンスの行方
『ブリジャートン』シーズン4は、結婚には興味がない自由奔放なベネディクト・ブリジャートンが、仮面舞踏会で出会った「銀色のドレスの女性」に心を奪われるところから物語が動き出します。その正体こそが、現実の世界では使用人として働くソフィー・ベク(ハ・イェリン)だったのです。
愛とアイデンティティ、そして厳しい階級社会の壁を乗り越えて進む二人のロマンス。ハ・イェリンは、ドラマ『ヘイロー(Halo)』などの出演を経て、ついに世界的ヒット作の主演という大きなチャンスを掴みました。
今回のキャスティングにあたり、原作では「ソフィー・ベケット」だった役名が、彼女に合わせて「ソフィー・ベク」という韓国系の姓に変更されたことも大きな話題となっています。制作側がいかに彼女自身の持つバックグラウンドを尊重しているかが伺えますね。
韓国系女優が、イギリスの社交界を舞台にどんな華麗なヒロイン像を見せてくれるのか。配信を待ちわびる世界中のファンの期待は高まるばかりです。
これまでのシーズンでも、ヒロインが変わるたびに全く新しい魅力を届けてくれた『ブリジャートン』シリーズ。ハ・イェリン演じるソフィーが、物語にどんな新しい風を吹き込むのか今から楽しみですね。
皆さんは、イギリスの社交界を舞台にしたドラマの中に、韓国的な要素が登場することについてどう思いますか?ハ・イェリンさんの活躍を期待するメッセージや、皆さんが注目しているシーズン4のポイントをぜひコメントで教えてくださいね!
出典:https://www.mk.co.kr/article/11978449


