ムン・エボン(文藝峰、1917年1月3日 – 1999年3月26日)は、日本統治時代の朝鮮および朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)で活躍した映画女優です。本名は文丁元。
現在のソウル特別市出身。演劇活動を経て、1932年に映画『主人のいない渡し舟』のヒロインとしてデビューしました。その清楚な美しさと確かな演技力で「朝鮮の恋人」「三千里の至宝」と称される絶大な人気を博し、朝鮮映画界の黄金期を代表するスターとなりました。
代表作には、無声映画末期の名作『主人のいない渡し舟』のほか、日本統治下の朝鮮でヒットした『旅路』(1937年)、『授業料』(1940年)などがあります。
第二次世界大戦後は北朝鮮へ渡り、1949年に同国初の劇映画『我が故郷』で主演を務めました。北朝鮮においても功労俳優、人民俳優の称号を授与されるなど、生涯を通じて朝鮮半島を代表する女優としてその名を残しました。
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