ナ・ウンギュ(羅雲奎)は、日本統治時代の朝鮮で活躍した、韓国映画界の先駆者と称される映画監督・俳優・脚本家です。
1902年10月17日、現在の北朝鮮にあたる咸鏡北道会寧に生まれました。若い頃は抗日独立運動に身を投じ、投獄を経験した経歴を持ちます。出所後の1924年、映画『雲英伝』にエキストラとして出演し、俳優デビューを果たしました。
彼の名を一躍高め、韓国映画史に不滅の足跡を残したのが、1926年に自ら脚本・監督・主演を務めた無声映画『アリラン』です。この作品は、民族の悲哀と抵抗精神を象徴的に描き出し、当時の人々の熱狂的な支持を得ました。
その後も自ら「羅雲奎プロダクション」を設立するなど、映画制作に情熱を注ぎましたが、1937年8月9日、肺結核のため34歳の若さでこの世を去りました。短すぎる生涯の中で、映画を通じて民族の魂を表現し続けた彼は、現在も「韓国映画の父」として高く評価されています。
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