リ・チュニ(李春姫)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の朝鮮中央放送委員会に所属する同国を代表する女性放送員(アナウンサー)です。
1943年7月8日、江原道通川郡の貧しい家庭に生まれました。平壌演劇映画大学を卒業後、国立演劇団を経て、1971年2月に朝鮮中央テレビの放送員としてデビューしました。
彼女は単なるアナウンサーの枠を超え、国家の重要事項を発表する「特別放送」の顔として知られています。代表的な仕事には、金日成主席や金正日総書記の死去といった歴史的ニュースの報道、核実験やミサイル発射に関する対外声明の発表などがあります。
独特の力強く、時には感情を込めた劇的な語り口が特徴で、北朝鮮最高位の称号である「労力英雄」や「人民放送員」を授与されています。また、常に伝統衣装であるピンク色のチョゴリを着用して画面に登場することから、英語圏のメディアからは「ピンク・レディー(Pink Lady)」という愛称で呼ばれることもあります。
現在は現役を退きつつも、国家の重大局面では依然としてマイクの前に立つ、同国で最も有名な報道担当者の一人です。
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