中国の韓流規制に春風が?K-POPアイドルと韓ドラマ中国復帰の時が来た

8年間続いた中国の韓流規制に、ついに緩和の兆しが見えてきました。韓流ファンにとって朗報となるこのニュース、いったい何が起きているのでしょうか。詳しく解説します。

■ついに動き出した「限韓令」の枷

2016年のTHAAD(高高度防空ミサイルシステム)配置を契機に、中国が発動した「限韓令(げんかんれい)」。これは公式には発表されていない非公式な規制ながら、K-POPコンサートの相次ぐキャンセル、韓国ドラマの配信サイトからの削除、韓流スターの中国の番組でのカット編集など、実に様々な形で影響を与えてきました。

実に8年間。K-POPアイドルたちや韓ドラマファンにとって、この「壁」は非常に高いものでした。全世界で大人気の韓国コンテンツも、最大級の市場である中国だけが閉ざされていたのです。

しかし、状況が変わりつつあります。先月、有名な韓国ドラマ『ナイン~9回の人生~』(原題『나의 아저씨』)を中国でリメイクした『追雪漫过的冬天』が、中国の大型配信プラットフォーム「优酷(ユークー)」で公開されました。規制開始以来、初めてとなる韓国ドラマのリメイク作品の公式公開です。これは、単なる一つのドラマ作品ではなく、中国政府の方針転換を示す大きなシグナルなのです。

■日韓関係改善が打開策に

この転機をもたらしたのは、先月のイ・ジェミョン大統領(이재명)の中国訪問です。シー・ジンピン国家主席との首脳会談では、文化コンテンツの輸入問題が直接的に議題に上がりました。ここで注目すべきは、習主席が放った「厚さ3フィート(約0.9メートル)の氷は一度には溶けず、果実は時が来れば落ちる」というメッセージ。これは「段階的な開放」を暗に示す言葉として解釈されています。

さらに、ダイビング駐韓中国大使は最近、ソウルでのイベントで「『韓流禁止』という表現は正確ではない」と述べ、「両国が健全で有益な文化交流を進める」という方針を公式に語りました。これまでの「存在しない規制」という建前から、一歩踏み出した発言です。

■ K-POPとドラマ業界が動く

実は、業界側はすでに中国市場への本格的な復帰準備を始めています。

今月初旬、映像・音楽エンタメ大手のCJ ENMが、JYPエンターテインメント(有名アイドル育成で知られる大手事務所)の中国子会社およびテンセント・ミュージックと手を組み、「One Seed」という新しいアーティスト・マネジメント兼音楽制作会社を中国で立ち上げました。

さらに、ITZYやIVE、Stray Kids、イ・ドンウク(이동욱)といったアイドルやスターが、先月から中国でのファンミーティングを相次いで開催。NCT、EXO、CNBLUE(シーエヌブルー)なども今月のイベント開催を予定しており、中国市場への積極的な進出姿勢が感じられます。

これまで中国での活動が制限されていたアイドルたちが、こぞって中国のファンの前に姿を現すようになったのです。韓流ファンにとって、推し活の場がこれまで以上に広がる可能性が高まっています。

■完全解除にはまだ時間が必要

一方で、現実的な見方も必要です。専門家の間では、全面的な禁止措置の解除にはまだ相当な時間がかかるとの見方が有力です。実は過去に「限韓令が解かれるのでは」という期待が生まれながらも、再び強化されたという前例があるからです。

また、BTSは過去最大規模となる世界30都市ツアーを発表しましたが、中国本土がツアー日程から外れているという事実も、完全な規制解除まではまだ遠いことを物語っています。アサン政策研究院のイ・ドンギュ研究員は、「中国の文化規制は経済的圧力を政治的手段として活用しながら、自国の文化産業を保護するための措置である」と指摘しており、国際情勢の複雑さの中では、両国が禁止措置の完全解除に合意するのは容易ではないと述べています。

■ ファンの期待と現実のバランス

つまり、いま起きていることは「完全な解除」ではなく「段階的な開放」です。一歩一歩、中国とK-POPやドラマの関係が修復されていく過程が始まったということ。推し活の幅が少しずつ広がり、中国のファンとも繋がる機会が増える。そんな希望を感じさせるニュースなのです。

韓流ファンの皆さんにとって、このニュースはまさに待ち望んでいた「朗報の予兆」。完全な復帰までの道のりはまだあるかもしれませんが、確実に動き始めた歯車があるのです。

出典:https://www.sedaily.com/article/20011062?ref=naver

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