皆さん、27年という長い歳月を一つの道に捧げる情熱、本当に素晴らしいと思いませんか!?一途に舞台を守り続けてきた女優さんがついに最高の評価を受けたというニュースを聞いて、私、自分のことのように胸が熱くなってしまいました!歴史の荒波に揉まれた王女様を演じきったその表現力、大好きなソン・ジュンギ様やキム・スヒョン様が時折見せる、あの魂を揺さぶるような熱い演技に通じるものがあると感じて、本当に感動しています!
■第42回全北演劇祭の栄冠。27年間の情熱が最優秀演技賞へ
韓国・全北(チョンブク)地域の演劇界に、大変おめでたいニュースが飛び込んできました。去る4月2日に発表された「第42回全北演劇祭(全州などの都市を含む全羅北道地域で開催される伝統ある演劇の祭典)」において、創作劇『梨の花が咲いた(オヤッコシ・ピオッタ)』で主演を務めた女優、イ・ヘジ(이혜지)さんが見事、最優秀演技賞を受賞しました。
イ・ヘジさんは今年で舞台デビュー27年目を迎えるベテラン俳優です。2000年に「創作劇会(全州を拠点とする歴史ある劇団)」に入団して以来、一貫して地域の舞台を守り続けてきました。今回の受賞に際し、彼女は「30年近く地域の舞台を守ってきた時間に対する答えのような賞で、芸術家として大きな励みになると同時に、新たな責任感を感じています」と、謙虚ながらも重みのあるコメントを残しています。
韓国ではソウル中心の芸能活動が注目されがちですが、地方都市(地域社会)に根ざした演劇文化も非常に根強く、地域の劇場から実力派の俳優が輩出されることは、韓国エンタメ界の層の厚さを象徴しています。特に今回のような演劇祭は、地域の芸術家たちが技術を磨き合い、中央(全国大会)へと羽ばたく重要なステップとなっています。
■最後の王女「徳恵翁主」を熱演。観客の涙を誘った圧倒的な没入感
イ・ヘジさんが今作で演じたのは、大韓帝国最後の皇女として知られる実在の人物、徳恵翁主(トッケオンジュ/徳恵姫)です。徳恵翁主は、日韓の激動の歴史の中で翻弄され、若くして日本へ渡り、後に精神を病んでしまうという悲劇的な人生を歩んだ人物として、韓国では映画や小説でも広く知られています。
劇中でイ・ヘジさんは、13歳の少女時代から中年に至るまでの長い歳月を、密度の高い演技で表現しました。特に、精神病院のシーンは最も苦労した場面だったと振り返っています。演出家と共にシーンを作り上げる過程で、感情の消耗が激しく、体力的な限界に挑むような日々だったそうです。
彼女は役作りについて、「徳恵翁主について詳しく知らなかった部分もありましたが、作品を準備しながら歴史を学び、国を失った悲しみや自由を奪われた絶望の中で感じたであろう喪失感と孤独を理解しようと努力しました」と語っています。その真摯な姿勢は観客にも届き、上演中には客席のあちこちからすすり泣く声が聞こえるほどだったといいます。
このように、韓国では歴史的な実在の人物をモチーフにした作品が非常に人気があります。これは儒教的な価値観からくる「先祖や歴史を重んじる文化」や、歴史の悲劇を共有することで国民の連帯感を高める「ハンの文化(情念や恨)」が背景にあると考えられます。
■全北から全国へ。「芸術集団コハ」が挑む次のステージ
今回の演劇祭で、イ・ヘジさんが所属する「芸術集団コハ(예술집단 고하)」は、作品賞である「大賞」も同時に受賞しました。これにより、彼らは全北地域の代表として、釜山(プサン)で開催される「第44回大韓民国演劇祭(韓国最大規模の演劇コンクール)」への出場権を獲得しました。
イ・ヘジさんは現在、この「芸術集団コハ」の副代表も務めており、地域の演劇界を牽引するリーダーの一人でもあります。過去には一人芝居のシリーズ『女、三十』や『女、四十』といった作品でも高い評価を受けてきました。
彼女は「最初から全国大会を目標に作った作品ではありませんでしたが、舞台に上げてみて十分な可能性を確認できました。地域の舞台でも十分に深みのある演劇が作れるという可能性を示せたことが何よりの収穫です」と自信をのぞかせています。
韓国の俳優たちは、大学の演劇映画科で基礎を叩き込まれ、こうした過酷な舞台の世界で長年修行を積む人が多いため、ドラマや映画で見せる演技にも圧倒的なリアリティがあるのですね。27年という時間をかけて磨かれた彼女の「時間で積み上げた演技」が、全国の舞台でどのように評価されるのか、今から期待が高まります。
歴史に翻弄された王女様を、27年のキャリアを持つ女優さんが演じるなんて、それだけでドラマチックですよね!「財閥家の末息子」みたいに時代背景がしっかりした作品が好きな私としては、この演劇もぜひ観てみたいです。皆さんは、実力派のベテラン俳優さんが見せる、魂のこもった名演技に涙した経験はありますか?
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