名優ヨム・ヘランが再び済州の母に!歴史の悲劇を描く感動作私の名前は記者会見レポート

「演技の怪物」ことヨム・ヘランさんが、今度はスクリーンで私たちの涙を誘いにやってきます!歴史の重みを感じさせる深いテーマですが、彼女の圧倒的な表現力を想像するだけで、もう胸がいっぱいになってしまいます。恋愛ドラマも素敵ですが、こうした魂を揺さぶるような人間ドラマこそ、韓国エンタメの真髄だと思いませんか?

■済州4.3事件の悲劇を現代の視点で描く、実力派俳優たちの競演

2026年4月2日午後、ソウル・龍山(ヨンサン)区にあるCGV龍山アイパークモールにて、映画『私の名前は(내 이름은)』(チョン・ジヨン監督)のメディア試写会および記者懇談会が開催されました。この日の会場には、韓国映画界の巨匠チョン・ジヨン(정지영)監督をはじめ、主演を務めるヨム・ヘラン(염혜란)、期待の若手俳優シン・ウビン(신우빈)、チェ・ジュヌ(최준우)、パク・ジビン(박지빈)が登壇し、作品に込めた熱い想いを語りました。

本作は、古臭い自分の名前を捨てて新しい人生を歩みたいと願う18歳の少年ヨンオクと、その名前を頑なに守り抜こうとする母ジョンスンの物語です。平和な済州島(チェジュド)の風景の裏側に隠された、78年前の悲しい約束と歴史の真実を追うミステリー・ヒューマンドラマとなっています。

物語の核となるのは、1948年に発生した「済州4.3事件(제주 4.3 사건)」です。これは済州島で発生した武力衝突と、その鎮圧過程で多くの罪のない住民が犠牲になった韓国現代史における極めて悲劇的な事件です。長年、公に語ることがタブー視されてきた歴史ですが、本作ではその痛みを「名前」という身近なモチーフを通じて現代的に解き明かしていきます。

■ヨム・ヘランが語る「済州の母」への挑戦と覚悟

本作で初めて単独主演を飾ったヨム・ヘランは、過去の記憶の一部を失いながらも、息子ヨンオクのためにたくましく生きる母親ジョンスンを演じました。彼女は、2025年に公開されたNetflixシリーズ『ポッサッ ソガッスダ(폭싹 속았수다:本当にお疲れ様でしたという意味の済州方言、邦題未定)』でも済州の母親役を演じており、今回が2度目の「済州オモン(オモンは済州方言でお母さんの意)」となります。

記者から前作との共通点を問われると、ヨム・ヘランは「前作のキャラクターに比べると、今回のジョンスンは(劇中で)長生きできました」と茶目っ気たっぷりに答え、会場を和ませました。しかし、演技については真剣そのもので、「韓国の過酷な歴史を全身で耐え抜いてきた強靭な母親という点は共通しています。監督からは、現代を生きる私たちと地続きの存在として演じてほしいとリクエストされました。大きな痛みを目に見える形で出すのではなく、日々の生活の中にある不便さや違和感から徐々に真実へと近づいていく過程を大切にしました」と振り返りました。

役作りのために、実際の生存者たちの証言集を深く読み込んだという彼女は、「実在した出来事を扱うため、非常に慎重になりました。しかし、脚本が持つ文学的な魅力と、単なる過去の悲劇に留まらず『今の私たちがどう向き合うべきか』を問いかけるメッセージ性に惹かれ、出演を決めました」と、作品に対する深い信頼を明かしました。

■巨匠チョン・ジヨン監督の執念と市民たちの支援

現在80歳を迎え、韓国の現役監督の中で最高齢となるチョン・ジヨン監督にとって、本作は17本目の長編映画です。『折れた矢』や『ブラックマネー』など、社会の不条理を鋭く突く作品で知られる監督は、今作で「暴力の連鎖と連帯」をテーマに掲げました。

監督は、「済州4.3事件を真っ向から扱うのは非常に難しい挑戦でしたが、1998年という時代を主舞台に設定することで、観客が事件の核心へと自然に遡っていけるような構造にしました」と説明しました。また、劇中では国家による暴力と、現代の学校暴力を交差させて描いています。「暴力の構造は、国家であれ学校であれ似ています。しかし、主人公たちが友情を育み、連帯することで暴力を乗り越えていく姿を通じて、希望を伝えたかった」と強調しました。

特筆すべきは、本作の制作背景です。制作費の一部は、約1万人近い市民や済州道民によるクラウドファンディング(インターネットを通じて不特定多数から資金を募る仕組み)によって賄われました。これは韓国の劇映画史上、最高額のファンディング記録であり、歴史の真実を伝えようとする国民的な関心の高さが伺えます。

映画『私の名前は』は、ベルリン国際映画祭のフォーラム部門でも公式招待され、海外の観客からも高い評価を得ました。韓国では4月15日に公開され、世代を超えた感動を届ける予定です。

出典1:http://www.starnewsk.com/news/articleView.html?idxno=54491
出典2:http://www.osen.co.kr/article/G1112772639
出典3:https://www.sportschosun.com/entertainment/2026-04-02/202604020100020030001043
出典4:http://www.osen.co.kr/article/G1112772555
出典5:https://www.sportschosun.com/entertainment/2026-04-02/202604020100019460001004

歴史の深い傷跡を扱いながらも、家族の愛や「名前」に込められた想いを探るという設定が、ミステリー好きの私にはたまりません!ヨム・ヘランさんの「お母さん」の演技って、どうしてあんなに温かくて、時に切ないんでしょうね。皆さんは、ヨム・ヘランさんの出演作で一番心に残っているキャラクターは誰ですか?ぜひコメントで教えてくださいね!

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