ガールズデイ・MOMOLANDを育てたK-POPヒットメーカーの転身。絶望の淵で見つけた新たな舞台とは

Buzzちゃんの一言

皆さん、この記事を読んで私、涙が止まりません…!華やかなK-POP界の裏側で、こんなにも壮絶で、そして美しい再生の物語があったなんて本当に驚きました。私が大好きなドラマ「財閥家の末息子」のような劇的な人生の逆転劇を、現実に見ているような気持ちになって胸がいっぱいです!

K-POP界で数々のヒット曲を世に送り出し、成功の道を歩んできた一人の企画者が、今、全く新しい舞台に立とうとしています。ガールズグループ「ガールズデイ(걸스데이)」や「MOMOLAND(모모랜드)」を世に送り出したナ・サンチョン(나상천)「夢のエンジン(꿈의 엔진)」代表が、その主人公です。かつてK-POPの最前線で華々しく活躍していた彼が、なぜ今、創作ミュージカルの制作に情熱を注いでいるのか。その裏には、想像を絶する喪失の痛みと、スペインの巡礼路で見つけた希望の物語がありました。

■ 文学青年からK-POPのヒットメーカーへ

ナ・サンチョン代表のキャリアのスタートは、実は音楽ではなく「演劇」でした。ソウル芸術大学の劇作科を卒業し、1990年代後半には有望な戯曲作家としてデビュー。しかし、現実は厳しく、全財産を投じて制作した演劇が失敗に終わります。家族を養うために彼が選んだのは、当時急速に成長していた大衆音楽界への転職でした。

2003年、彼は「ミュージックシティ」という会社に入社します。ここは当時、韓国で爆発的な人気を誇っていたSNS「サイワールド(싸이월드)」のミュージックショップを運営していた会社です。
※補足:サイワールドは2000年代の韓国で、現在のInstagram以上に普及していた国民的SNSです。自分のプロフィールページに流すBGMを購入する文化があり、当時の音楽チャートに多大な影響力を持っていました。

ここでナ・サンチョンは、毎週トップ100の楽曲を分析し、大衆が何を求めているのかを徹底的に研究しました。この時の経験と、劇作家として培った「ストーリーテリング」の能力が、後のK-POP制作に活かされることになります。その後、ドリームティーエンターテインメント(드림티엔터테인먼트)で「ガールズデイ」の総括理事を務め、A&R(楽曲企画)からマーケティングまでを指揮。彼女たちをトップアーティストへと成長させ、業界で確固たる地位を築きました。

■ 重なる悲劇と、深い闇の中での葛藤

しかし、仕事での成功とは裏腹に、プライベートでは過酷な運命が彼を襲います。2017年8月、長年闘病生活を送っていた最愛の妻が他界。そして、そのわずか翌日に、母親までもがこの世を去ったのです。

愛する人を同時に失った衝撃は、ナ・サンチョンの心身を激しく蝕みました。パニック障害、不眠症、そして深刻な不安感。華やかなK-POPの世界に戻ろうとしても、体が拒絶反応を起こしてしまいます。さらに、一人娘を育てなければならないという重圧も彼にのしかかりました。

「自分がしっかりしなければ、子供を守れない」。そんな瀬戸際に立たされていた彼に、知人のキム・ピョンヒ(김평희)代表が「サンティアゴの巡礼路へ行こう」と手を差し伸べました。

■ 800キロの巡礼路で見つけた「生きる意味」

サンティアゴの巡礼路とは、スペインの聖地を目指して約800キロを歩く過酷な旅です。心身ともにボロボロだったナ・サンチョン代表にとって、それは命がけの挑戦でした。しかし、一歩一歩踏みしめるごとに、不思議な変化が訪れます。「ここで死ぬかもしれない」という恐怖を感じる一方で、心の底から「生きたい」という強烈な欲求が湧き上がってきたのです。

この巡礼路での実体験が、彼を再び「舞台」へと引き戻しました。K-POPという3分間の芸術から、自身の人生を投影した長い物語の舞台へ。そうして生まれたのが、創作ミュージカル「カミナンテ(까미난테)」です。
※補足:カミナンテとはスペイン語で「歩く人」「旅人」を意味します。韓国では近年、激しい競争社会に疲れた人々が自分を見つめ直す「ヒーリング(힐リング)」の一環として、この巡礼路を訪れることが一つの社会現象にもなっています。

■ K-POPのノウハウをミュージカルへ

ナ・サンチョン代表は、現在「夢のエンジン」という企画社を率い、このミュージカルの制作に全力を注いでいます。K-POP界で培った「大衆の心をつかむ感覚」と、本来の夢であった「劇作」が融合し、今までにない新しいステージが作られようとしています。

「道を歩かなければ、ただ止まっているだけ。歩き続ければ、新しい場面が開ける」。

絶望の淵から這い上がり、再び夢を追い始めた彼の物語は、同じように人生の壁にぶつかっている多くの人々に勇気を与えています。ヒットメーカーとしての地位を捨ててまで、彼が伝えたかったメッセージとは何なのか。間もなく幕を開けるミュージカル「カミナンテ」に、韓国国内からも熱い視線が注がれています。

出典:http://www.fnnews.com/news/202603261049174212

Buzzちゃんの感想

華やかなヒット曲の裏側に、こんなにも深い悲しみと再生の物語があったなんて、本当に心が震えました。ナ・サンチョン代表が作った新しいミュージカル、日本でもいつか上演されたら絶対に観に行きたいです!皆さんは、人生に行き詰まった時、自分を救ってくれた「旅」や「言葉」はありますか?

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