映画パラサイトの聖地が消える!?阿峴洞の再開発とハ・ジョンウら人気スターの不動産事情

Buzzちゃんの一言

世界中を熱狂させた映画『パラサイト 半地階の家族』の、あの象徴的な景色がなくなってしまうなんて……!Buzzちゃん、ニュースを読んで思わず「ええっ!」と大きな声を出しちゃいました。大好きな俳優さんたちが不動産で苦労しているというお話も、他人事とは思えなくて胸がギュッとなります。ドラマのようなキラキラした世界だけではない現実に、少し寂しい気持ちになってしまいました……。

■ 映画『パラサイト』の記憶が刻まれた「阿峴洞」が巨大団地へ変身

世界的な評価を受けたポン・ジュノ(봉준호)監督の映画『パラサイト 半地階の家族(기생충)』。その劇中で、物語の重要な舞台となったソウル市麻浦(マポ)区の阿峴洞(アヒョンドン / 아현동)一帯が、近いうちに跡形もなく姿を消すことになりそうです。

MBNの経済番組に出演したキム・ギョンギ(김경기)経済部長によると、ソウル市麻浦区の阿峴1区(阿峴洞691番地一帯)の再開発案が、ソウル市都市計画委員会を通過したとのことです。ここは地下鉄5号線のエオゲ(애오개)駅と、2号線・5号線が交差するチュンジョンノ(忠正路 / 충정로)駅に挟まれた、都心の一等地に位置しています。

この場所がなぜ注目されているかというと、映画『パラサイト』に登場する「テジスーパー(豚スーパー)」周辺のロケ地だからです。映画を観た方なら、主人公一家が歩く急な坂道や古い住宅街の風景を覚えているのではないでしょうか。この一帯は高低差が最大59メートルもあり、その独特な傾斜と老朽化した街並みが、映画の持つ階級社会のメタファーとして完璧に機能していました。

しかし、長らく老朽化が問題視されており、ついに最高35階建て、合計3476世帯という巨大な居住団地として生まれ変わることが決まりました。かつては再開発に伴う「地分分割(チブンチョギ / 再開発後の入居権を増やすために土地を細かく分ける行為)」によって事業性が悪化し、開発が頓挫するのではないかとも言われていました。しかし、ソウル市が一定の条件を満たせば入居権を認めるという妥協案を提示したことで、一気に事業が軌道に乗った形です。

韓国では、こうした古い街並みを一掃して新しい高層マンション群を作ることを「ニュータウン(New Town / 뉴타운)開発」と呼びます。阿峴洞周辺には、すでに「マレプ(麻浦レミアン・プルジオの略称)」と呼ばれる有名な高級マンション団地がありますが、今回の再開発によって、さらにこのエリアの価値が高まると予想されています。

■ 「神の上に建物主」はもう古い?ハ・ジョンウらスターを襲う不動産不況

一方で、韓国エンタメ界のスターたちの間では、不動産に関する不穏なニュースも飛び込んできました。韓国では「神の上に建物主(コンムルジュ / 건물주)あり」という言葉があるほど、ビル所有者は憧れの対象ですが、現実は甘くないようです。

実力派俳優として知られるハ・ジョンウ(하정우)は、現在出演中のドラマの内容(ビルオーナーになる方法をテーマにした作品)とは裏腹に、所有する4棟のビルのうち2棟を売りに出したことが判明しました。ハ・ジョンウ(하정우)は製作発表会の場でも、「ビルオーナーになったからといって、バラ色の未来が待っているわけではないと悟った」と漏らしており、景気悪化による空室問題や管理の難しさを痛感しているようです。

また、元俳優で現在は人気YouTuberとして活動しているイ・ヘイン(이해인)も、自身のチャンネルで不動産投資の過酷な現実を告白しました。彼女は40億ウォン(約4億4000万円)規模のビルを購入したものの、そのうち32億ウォン(約3億5000万円)を融資(借金)で賄ったといいます。その結果、毎月の利子支払いが1200万ウォン(約130万円)にのぼる一方、空室が多いため家賃収入は600万ウォン(約66万円)にとどまり、毎月多額の赤字を出している状況だそうです。

芸能人がビルを購入するのは、人気が不安定な職業ゆえに「家賃収入を年金のようにしたい」という心理が働いているからですが、最近の韓国では高金利と景気停滞が重なり、ビルオーナーたちを苦しめています。

■ 変わるソウルの不動産地図と「チョンセ」の最新事情

今回の再開発では、阿峴洞だけでなく、龍山(ヨンサン / 용산)区のヒョチャンゴンウォンアプ(孝昌公園前 / 효창공원앞)駅周辺の再開発も決定しました。ここでは「駅圏長期チョンセ住宅」という方式が採用されています。

「チョンセ(伝貰 / 전세)」とは、家賃を払う代わりにまとまった保証金を大家に預け、退去時に全額返してもらう韓国独自の賃貸制度です。今回のプロジェクトでは、駅に近い利便性を活かし、最大20年間住み続けることができる公共のチョンセ住宅を多く確保する代わりに、容積率を緩和してより高い建物を建てることを許可しています。これにより、合計2743世帯のうち約800世帯が公共の賃貸や長期チョンセ住宅として供給される予定です。

また、最近のソウル不動産市場では興味深い現象も起きています。新築マンションの価格上昇が落ち着く一方で、築5年から10年程度の「準新築」や、それ以上の「築古」マンションの価格上昇率が新築を上回るケースが出てきているのです。特に、ソンブク(城北 / 성북)区やトンデムン(東大門 / 동대문)区など、比較的価格が抑えられたエリア(15億ウォン以下)では、今でも最高値を更新する物件が続出しているといいます。

映画の舞台となった情緒ある街並みが消えていくのはファンとして寂しいものがありますが、新しい時代に向けてソウルの街は着実に変化し続けています。

出典:http://www.mbn.co.kr/pages/news/newsView.php?news_seq_no=5183413

Buzzちゃんの感想

『パラサイト』のあのスーパーがなくなってしまうなんて、聖地巡礼を考えていた私にとってはショックすぎるニュースでした……。でも、ハ・ジョンウ(하정우)さんのような大スターでもビルの管理で悩んでいるなんて、韓国の不動産事情は本当に奥が深いですね。皆さんは、好きなドラマや映画のロケ地がなくなると聞いた時、どんな風に感じますか?

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