ジャン・リュル(張律)は、韓国を拠点に活動する映画監督、脚本家、小説家です。1962年5月30日、中国吉林省延辺朝鮮族自治州に生まれた韓国系中国人(朝鮮族)です。
当初は小説家として活動していましたが、2001年に短編映画『11歳』で監督デビューを果たしました。2005年には長編第2作『マンジョン』がカンヌ国際映画祭の批評家週間部門に出品されるなど、国際的に高い評価を得ました。
代表作には、釜山国際映画祭の開幕作に選ばれた『春の夢』(2016年)、福岡を舞台に撮影された『福岡』(2019年)、柳楽優弥が出演したことでも話題となった『柳川』(2021年)などがあります。日常の境界やアイデンティティを繊細に描く作風が特徴です。
現在は韓国に定住しており、延世大学校のグローバル人材大学およびコミュニケーション大学院にて教授として後進の育成にも励んでいます。作家主義的な視点を持つ、現代アジア映画界を代表する名匠の一人です。
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