韓国の中央大学が、AI時代のコンテンツ産業の未来像を提示するメディアアート展示「人工知能が描くコンテンツの未来」を2月21日から開催することを発表しました。
この展示は、中央大学の高度映像大学院内にあるAI・コンテンツ未来産業教育研究団が主催するもので、朴進完(パク・ジンワン)教授率いる「未来メディア研究室」と韓尚任(ハン・サンイム)教授の「デジタルアート工学応用研究室」に所属する大学院生たちの研究成果を一堂に集めています。
過去1年間、人工知能とコンテンツの融合について積み重ねてきた成果を発表する今回の展示は、AIが単なる創作ツールではなく、人間の「共同制作者」として、コンテンツ産業の領域をいかに拡張しているのかを多角的に示すことを目的としています。
■3つのゾーンで構成される没入型体験
展示は、来場者の没入感と体験を最大化するため、以下の3つのセクションで構成されています。
Zone A:「再解釈と転移」
このセクションでは、データがアートへと変換されるプロセスを紹介します。K-POPダンスと古典的な北춤(北の踊り)・扇の踊りを墨絵スタイルに変換した近日洛(ケン・イルラク)研究員の作品「Rhapsody in Red and Blue」をはじめ、味覚のテキストを画像に変換した朴景喜(パク・キョンヒ)による「味覚の可視化」、身体データの残存痕跡を絵画的に積層した李娜任(イ・ナイム)の「Data Stratification #01」、生成型AIの思考プロセスを表現した黄浩権(ファン・ホグォン)の「Generative AI」などが展示される予定です。
Zone B:「共感と共創」
第2のセクションはインタラクティブな空間で、来場者が直接作品に関与することができます。AI仮想アイドル「デルル」とリアルタイムでメロディと歌詞を共同制作する李예원(イ・イェウォン)研究員の「DERURU」が中心となり、社会的衝動データを探究した심민서(シム・ミンソ)の「怪物アルゴリズムのパフォーマンス」や、来場者の質問が仮想の雲として実装される김다슬(キム・ダスル)の「Synthetic Clouds」など、人間とAIの共存と協業の可能性を提示します。
Zone C:「没入と拡張」
最後のセクションでは、暗転した空間を活用して深い没入感をもたらします。空間中央に設置された透明な円筒を通じて人間存在の分化プロセスを立体的に投影した김지은(キム・ジウン(김지웅))の「Becoming」、非物質的な光の開花を表現した김영채(キム・ヨンチェ)の「Ethereal Bloom」、そしてファウンドフッテージ形式で忘却と回帰の恐怖を扱った정수아(チョン・スア)の「The Tape」が展示の大詰めを飾ります。
■K-POPファンも注目!AI仮想アイドル「デルル」
特に注目すべきは、Zone Bで体験できるAI仮想アイドル「デルル」との共創です。来場者がリアルタイムで歌詞とメロディを作成できるこの作品は、生成型AIを活用した新しい音楽制作の可能性を示唆しており、K-POPファンたちにとっても興味深いコンテンツとなるでしょう。
また、K-POPダンスを墨絵に変換する作品も展示されており、伝統芸術とポップカルチャーの融合がAIによってどのように実現されるのかを見ることができます。
■開催概要
展示期間:2月21日(土)~26日(木)の6日間
場所:金英三図書館大講堂
入場料:無料
中央大学の関係者は、「今回の展示は、高度映像大学院の未来メディア研究室とデジタルアート工学応用研究室の研究能力が結集した場となる。人工知能とデータが開く新しい感覚と文化の地平を事前に確認していただきたい」とコメントしています。
AIとデータが創り出す新時代のコンテンツの姿を、実際に体験できる貴重な展示となりそうです。
出典:http://www.popcornnews.net/news/articleView.html?idxno=112583


コメント