少女時代のユリが魅せる衝撃の変身!演劇 ザ・ワスプ でタバコに罵倒、妊婦役まで。アイドルの枠を超えた圧倒的演技力に注目

「少女時代の黒真珠」として、ステージの上で弾けるような笑顔とパワフルなダンスを披露してきたクォン・ユリ(권유리)さんが、今、ソウルの舞台でかつてない「衝撃の変身」を遂げています。

現在、ソウルの世宗文化会館(光化門にある韓国を代表する総合芸術施設)内の「世宗Sシーアター」で上演中の演劇『ザ・ワスプ(スズメバチ)』(더 와스프)に出演しているユリさん。これまでの明るく健康的なイメージを180度覆すような彼女の熱演が、韓国の演劇界やファンの間で大きな話題を呼んでいるのです。

今回は、女優としてさらなる高みへと踏み出したユリさんの挑戦と、その舞台の裏側を詳しくご紹介します。

■「2人劇」という過酷な挑戦!心理スリラーで描く人間の深淵

演劇『ザ・ワスプ』は、2015年にイギリスで初演された心理スリラーの名作です。物語の軸となるのは、高校時代の同級生だったヘザーとカーラの2人。20年という長い年月を経て再会した彼女たちの対話を通じて、過去のトラウマや、大人になった現在の社会的な階級格差が、人間の内面をいかに変貌させてしまうのかを深く、そして鋭く描き出します。

韓国では今、こうした「2人劇(たった2人の俳優だけで全編を進行する舞台形式)」が非常に人気です。逃げ場のない密閉された空間で、俳優同士のエネルギーがぶつかり合う2人劇は、観客にとって圧倒的な没入感がある一方で、俳優にとっては膨大なセリフ量と一瞬も気の抜けない集中力が求められる、非常にハードな挑戦と言えます。

ユリさんが演じるのは、過酷な環境の中で日々の暮らしを必死に生き抜いている女性、カーラ。高校時代にはヘザーをいじめていたという過去を持つ彼女ですが、再会したヘザーから想像を絶するような「衝撃的な提案」を受けることになります。

■タバコ、罵倒、ボサボサの髪……「少女時代」を脱ぎ捨てたユリの覚悟

この舞台で観客を最も驚かせているのは、ユリさんの外見と立ち振る舞いの変化です。

幕が上がると、そこにいるのは私たちがよく知る華やかなスター、ユリさんの姿ではありません。ボサボサに乱れた髪、臨月を控えた妊婦の姿、そして口を開けば激しい罵声を浴びせ、ひっきりなしにタバコを吸い続ける……。そんな「底辺」を生きる女性のリアルな姿がそこにあります。

韓国では、アイドルが演技に挑戦することを「演技ドル(演技+アイドル)」と呼びますが、最近ではその境界線も曖昧になり、本業の俳優を圧倒する実力を持つスターも増えています。しかし、ユリさんのように、自身のパブリックイメージをここまで徹底的に壊して役になりきるケースは稀です。

90分間の公演中、ユリさんは刻々と変化するカーラの複雑な感情を、全身全霊で表現しています。過去への罪悪感、現在の生活への苛立ち、そして物語が進むにつれて明らかになる衝撃の展開で見せる極限の感情。彼女の放つ強烈なエネルギーは、客席を静まり返らせ、観客を物語の深淵へと引きずり込みます。

■「演劇の聖地」で証明した、女優としての揺るぎない実力

今回、ユリさんが立っている「世宗Sシーアター」は、実験的で質の高い公演が行われることで知られる場所です。韓国の俳優たちにとって、演劇の舞台は「演技の基礎を固め、真の実力を試す場所」として非常に神聖視されています。

ドラマや映画とは違い、観客の反応がダイレクトに伝わる舞台という空間で、ユリさんは毎公演、文字通り「魂を削る」ような演技を見せています。公演終了後のカーテンコールでは、全てを出し切った充実感からか、目に涙を浮かべて観客に挨拶する姿も目撃されており、彼女がこの作品にどれほどの情熱を注いでいるかが伝わってきます。

共演には、ハン・ジウン(한지은)さんやキム・リョウォン(김려원)さんといった実力派女優たちが名を連ねており、彼女たちとの激しい演技合戦も大きな見どころの一つです。

演劇『ザ・ワスプ』は、2026年4月26日まで上演される予定です。アイドルの枠を完全に超え、一人の「表現者」として新たな地平を切り拓いたクォン・ユリさん。彼女がこの舞台で得た経験は、今後の女優活動において、より一層深みのある演技に繋がっていくことでしょう。

デビューから長年走り続けてもなお、現状に甘んじることなく新しい姿を見せようとする彼女の姿勢に、多くのファンが勇気をもらっています。

皆さんは、推しのアーティストがこれまでのイメージとは真逆の「衝撃的な役」を演じるとしたら、どんな姿を見てみたいですか?ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:http://www.queen.co.kr/news/articleView.html?idxno=453267

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