世界中で吹き荒れる「Kコンテンツ」の熱風。その人気の本質を、第一線で活躍するスターやクリエイター、そしてファン自身の言葉で解き明かす注目のプロジェクトが始動します。
韓国のエンターテインメント・チャンネル「tvN(韓国のケーブルテレビ局。地上波よりも自由でトレンディな作品作りで知られ、『愛の不時着』などのヒット作を連発しています)」は、新感覚のボイスドキュメンタリー『私はKです(나는 K입니다)』を4月に放送すると発表しました。
今回のドキュメンタリーは、単なる成功談を語るものではありません。文化体育観光部(日本の文部科学省・文化庁に相当)と韓国国際文化交流振興院(KOFICE)が協力し、世界30カ国、2万7400人ものKコンテンツ経験者を対象に行った「海外韓流実態調査」という膨大なデータをベースに制作されています。まさに、国を挙げた一大プロジェクトといえるでしょう。
■ 世代とジャンルを超えた「K」の主役たちが総出演!
まず驚かされるのは、出演する43人のストーリーテラーたちの豪華な顔ぶれです。
映画界からは、世界的な巨匠パク・チャヌク(박찬욱)監督をはじめ、ドラマ『シグナル』や『キングダム』で知られる脚本家キム・ウニ(김은희)、そして『イカゲーム』で世界を席巻したイ・ジョンジェ(이정재)が登場。
さらに、日本でも圧倒的な人気を誇る俳優陣も名を連ねています。
少女時代のメンバーとしても活躍するイム・ユナ(임윤아)、2PM(ツーピーエム)のメンバーで俳優としても評価の高いイ・ジュノ(이준호)、さらにはイ・シワン(임시완)、チェ・ウシク(최우식)、そして現在大きな注目を浴びているビョン・ウソク(변우석)、キム・ミンハ(김민하)、イ・チェミン(이채민)など、今をときめく顔ぶればかりです。
K-POP界からは、伝説のグループH.O.T.(エイチオーティー、1990年代にアイドル文化を定着させた伝説のグループ)のムン・ヒジュン(문희준)とトニー・アン(토니안)というレジェンドから、ソンミ(선미)、SHINee(シャイニー)のオンユ(온유)、そしてATEEZ(エイティーズ)、P1Harmony(ピーワンハーモニー)、TWS(トゥアス)、izna(イズナ)といった第4・第5世代まで、韓流の歴史を繋ぐアーティストたちが勢揃いします。
■ 「問い」と「答え」だけで紡がれる、双方向のストーリー
この番組の最大の特徴は、映像よりも「声」と「対話」に重点を置いたボイスドキュメンタリーであるという点です。全2部構成で、ファンとスターが立場を入れ替えて互いの本音を探ります。
第1部「Why do you love K?(なぜKを愛するのか?)」では、韓国のアーティストたちが「インタービュアー」となり、世界中のファンに向けて「なぜ私たちのコンテンツに熱狂するのか?」という純粋な問いを投げかけます。
「私のどんなところが好きですか?」という直球の質問に対し、世界各国のファンが語る意外な答えや情熱に、スターたちが驚き、感動する姿が映し出されます。
第2部「What is K?(Kとは何か?)」では、反対にファンが質問者となり、Kコンテンツの人気の秘訣や、その裏にある努力、苦悩についてスターや専門家が答えていきます。
ここに、2024年にノーベル経済学賞を受賞したジェームス・A・ロビンソン教授や、フランスのベストセラー作家ベルナール・ベルベール、アカデミー賞初のアジア系会長ジャネット・ヤンといった、世界的知性たちの分析が加わることで、ドキュメンタリーとしての深みが一層増しています。
■ 私たちが「推す」理由を再発見する時間に
韓国では「ペンカペ(ファンカフェ)」文化や「ストリーミング(スミン)」など、ファンとアーティストが共にコンテンツを作り上げていく独特の熱量があります。この番組は、そんな「作り手」と「受け手」の強い絆を、客観的なデータと生身の声で証明する機会になるはずです。
ティーザー映像では、カメラの前に立ったアーティストたちが少し緊張した面持ちで「なぜ私を好きなんですか?」と問いかけるシーンが公開されました。私たちが日々感じている「推しへの愛」が、アーティスト本人たちにどのように届き、彼らを動かしているのか。その答え合わせができる時間は、ファンにとって何よりのプレゼントになるでしょう。
2部作で構成される『私はKです』は、韓国のtvNにて、第1部が4月7日夜10時10分、第2部が4月8日夜10時40分から放送される予定です。
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