日本の韓国料理ブームに欠かせない存在といえば、あの赤いパッケージでおなじみの「辛ラーメン」ですよね。韓国国内でも「国民食」として不動の人気を誇るこのブランドの新しい顔として、今大きな注目を集めている新鋭女優がいます。
2026年3月、韓国を代表する食品メーカー・農心(ノンシム)は、看板商品である辛ラーメンの新広告モデルに、女優のイム・ガヨン(임가영)を抜擢したと発表しました。韓国において、辛ラーメンのモデルを務めるということは、単なるCM出演以上の意味を持ちます。過去には世界的なサッカー選手のソン・フンミン(손흥민)や、日本でも絶大な人気を誇る俳優パク・ソジュン(박서준)など、その時代を象徴するトップスターたちが歴任してきた「スターの登竜門」とも言えるポジションだからです。
今回は、そんな大役に選ばれた注目の女優イム・ガヨンとは一体何者なのか、そして新CMに込められた韓国ならではの文化的背景について深掘りしていきます。
■「ヨーロッパで辛いものが恋しい!」韓国人のリアルを描いた新CM
新しく公開されたキャンペーン「人生を揺さぶる辛ラーメン(인생을 울리는 신라면)」の一環として制作された今回のCMは、「三万里ラーメン(삼만리 라면)」編と題されています。
CMの舞台は、美しい街並みが広がるヨーロッパ。旅行3日目を迎え、現地の美味しい料理を堪能しながらも、ふとした瞬間に韓国人特有の「あのピリッとした辛さ」が恋しくてたまらなくなる旅行者のエピソードが描かれています。
ここで注目したいのが、タイトルの「三万里(サマンリ)」という言葉です。韓国では「母をたずねて三千里」のようなニュアンスで、非常に遠い場所や長い道のりを表現する際に「三万里」という言葉をよく使います。遠く離れた異国の地でも、辛ラーメンさえあればそこが自分の居場所になる――そんな韓国人の「ソウルフード」としての絆を、イム・ガヨンが持ち前の明るく健康的なエネルギーで表現しています。
韓国の方々と旅行をしたことがある人なら、彼らがスーツケースに必ずといっていいほど数個のカップラーメンを忍ばせている光景を見たことがあるかもしれません。現地料理を楽しみつつも、一日の終わりにはホテルの部屋で真っ赤なスープをすすってリセットする。そんな韓国ならではの「食のこだわり」が、このCMにはぎゅっと凝縮されているのです。
■名作ドラマに多数出演!着実にキャリアを積んできたイム・ガヨンの歩み
今回、辛ラーメンのモデルに選ばれたイム・ガヨンは、決して「一発屋」の新人ではありません。彼女のキャリアを振り返ると、実は私たちが夢中になったあのドラマにも出演していたことがわかります。
イム・ガヨンは2017年にSBSドラマ『被告人(피고인)』(チ・ソン主演の復讐サスペンス)でデビュー。その後、以下のような話題作で着実に演技の幅を広げてきました。
・tvN『ライブ(라이브)』(警察官たちの日常をリアルに描いたヒューマンドラ)
・SBS『ハイエナ(하이에나)』(キム・ヘスとチュ・ジフンが共演した弁護士ドラマ)
・tvN『彼女の私生活(그녀의 사생활)』(パク・ミニョン主演のオタク女子ラブコメ)
・SBS『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム(소방서 옆 경찰서)』(消防士と警察官の共助を描いた人気シリーズ)
脇役からスタートし、どんなジャンルの作品でもキャラクターに溶け込む「安定した演技力」が彼女の持ち味です。派手な注目を浴びる時期をじっと耐え、実力を蓄えてきたからこそ、今回の「国民的ブランド」の顔という大チャンスを掴み取ることができたのでしょう。
■最新トレンド「ショートフォームドラマ」でも存在感を発揮
さらに、イム・ガヨンが「次世代の有望株」として急浮上している背景には、最新のエンタメトレンドへの対応力もあります。彼女は最近、グローバル市場で爆発的な人気を呼んでいるショートフォームドラマ『悪魔女子高生(악마여고생)』に出演し、大きな話題を呼びました。
ここでいう「ショートフォームドラマ」とは、TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートなどのプラットフォーム向けに制作される、1話が数分程度の短いドラマのことです。韓国では現在、通勤時間やスキマ時間にスマホで手軽に楽しめるこの形式のコンテンツが若者を中心に大流行しています。
イム・ガヨンは、地上波の重厚なドラマから、こうした現代的なWebコンテンツまでを自由に行き来する「ボーダーレスな俳優」として評価されています。今回の広告を企画した農心側も、「彼女の新鮮なビジュアルと安定した演技力が、辛ラーメンの親しみやすくも力強いブランドイメージに合致した」と、その選定理由を明かしています。
■今後の活躍から目が離せない!
イム・ガヨンが所属する「フッテージコリア」は、グローバルOTT(動画配信サービス)プラットフォーム「Footage」の韓国国内におけるコンテンツ制作やマネジメントを統括する企業です。世界を視野に入れた戦略を持つ事務所の後押しもあり、今回の広告デビューをきっかけに、彼女の活動の場はさらにドラマや映画、そして海外へと広がっていくことが予想されます。
韓国の街角やスーパーで、彼女の笑顔がプリントされた辛ラーメンが並ぶ日も近いかもしれませんね。実力とフレッシュさを兼ね備えたイム・ガヨンが、今後どのような作品で私たちを驚かせてくれるのか、今から楽しみでなりません。
さて、皆さんは韓国旅行に行った際、無性に「日本の味」や「いつもの辛さ」が恋しくなった経験はありますか?また、辛ラーメンの新しい顔となったイム・ガヨンのこれまでの出演作で、印象に残っているものはありますか?ぜひコメント欄で教えてくださいね!
出典:http://www.financialreview.co.kr/news/articleView.html?idxno=40962





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