韓国のカフェにトイレ利用券2000ウォンが登場!現地の反応と渡韓時に役立つ豆知識

韓国ドラマやK-POPアイドルのSNSを見ていると、おしゃれなカフェが次々と登場して「次の渡韓で行ってみたい!」と胸を躍らせるファンの方も多いのではないでしょうか。しかし今、韓国のネット上では、あるカフェの「キオスク(無人端末機)」に登場した驚きのメニューが大きな議論を呼んでいます。

それはなんと、「注文なしでトイレのみ利用:2000ウォン」というメニュー。日本円にして約220円ほどですが、公共のサービスというイメージが強いトイレに料金が設定されたことで、現地ではさまざまな意見が飛び交っています。今回は、KBSのニュース番組「ササゴンゴン(사사건건、あらゆる出来事という意味の時事番組)」で放送された内容をもとに、韓国の最新トイレ事情と文化的背景を紐解いてみましょう。

■ 「2000ウォン払って堂々と使いたい」vs「さすがに高すぎる」

番組の進行を務めるキム・ヨンジュン(김용준)記者が紹介したのは、あるオンラインコミュニティに投稿された1枚の画像でした。そこには、カフェの注文画面に「トイレ利用料」という項目がはっきりと表示されています。

このニュースに対し、韓国のネットユーザーからは意外にも「賛成」の声が多く上がっています。
「飲みたくもない5000〜6000ウォンのコーヒーを無理やり注文するより、2000ウォン払って気兼ねなく使わせてもらえる方が合理的だ」
「店員さんの顔色を伺わなくて済むから、むしろありがたい」
といった意見です。

一方で、反対派からは「トイレにお金を取るのは情に欠ける」「2000ウォンは高すぎる」「外国のチップ文化のようで抵抗がある」といった声も。実は韓国では、少し前まで「トイレは誰でも快く貸し出すもの」という、いわゆる「インサンジョン(인지상정、人の情)」という文化が根強くありました。しかし、最近ではその価値観が大きく変わりつつあります。

■ 背景にあるのは「マナー低下」と店主たちの苦悩

なぜ、店主たちはあえて「有料化」という極端な選択をしたのでしょうか。番組に出演したホ・ジュヨン(허주연)弁護士は、その背景にある切実な事情を語りました。

「実は、善意でトイレを無料開放していた店主たちが、一部の利用者によるトイレットペーパーの持ち出し、備品の損壊、そして清掃が追いつかないほどの汚れに悩まされているケースが非常に多いのです」

実際に、京畿道(キョンギド)の議政府(ウィジョンブ)市では、トイレを使いたいという人にメニューの注文を強要したとして店主が告訴されたり、逆に店主が業務妨害で訴えたりといったトラブルも発生しています。韓国のカフェは「カペコン(Cafe+Study、カフェで勉強する人)」と呼ばれる長居客も多く、運営維持費が高騰する中で、トイレ管理の負担が無視できないレベルになっているのです。

■ 日本と韓国、トイレ文化の意外な違い

日本でもコンビニのトイレを借りる際に「一言お声がけください」という貼り紙を見かけますが、韓国ではさらに一歩進んだ「デジタル管理」が一般的です。

多くの韓国のカフェでは、レシートの最後に「トイレの暗証番号」が記載されています。トイレのドアにテンキー式のロックがかかっており、注文した人だけがその番号を知ることができる仕組みです。今回の「2000ウォンメニュー」は、その暗証番号を「商品」として切り出したものと言えるでしょう。

また、ホ・ジュヨン弁護士は法的な観点から、「店主が自分の費用で設置したトイレであれば、利用料を徴収することは店主の自由(私的自治の原則)」と述べています。ただし、ビル共用のトイレを勝手に有料化して利益を得ている場合は、ビルのオーナーとの間で不当利得返還の問題が生じる可能性もあるとのこと。いずれにせよ、無断で利用した場合は「建造物侵入罪」に問われる可能性もゼロではないという、厳しい見解も示されました。

ヨーロッパでは当たり前の「有料トイレ」ですが、韓国でもその波が押し寄せています。これから韓国旅行を計画している方は、急にトイレに行きたくなった時のために、カフェのシステムや2000ウォン程度の小銭(またはカード)を意識しておくと安心かもしれません。

皆さんは、この「トイレ利用料2000ウォン」という設定、どう感じますか?「気兼ねなく使えていい!」と思いますか、それとも「ちょっと寂しい」と感じますか?韓国旅行でのエピソードや皆さんの考えを、ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://news.kbs.co.kr/news/pc/view/view.do?ncd=8506668&ref=A

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