世界興収8億5000万ドルを突破した映画『マイケル』の影響で、マイケル・ジャクソンの楽曲視聴者の82%が35歳未満という驚きのデータが出ています。K-POPスターによるカバー動画もブームを後押ししました。
■ 映画が呼び起こした「ポップの皇帝」の再臨
2026年、世界中のエンターテインメント界でマイケル・ジャクソン(마이클 잭슨)シンドロームが巻き起こっています。その火付け役となったのは、彼の生涯を描いた伝記映画『マイケル』です。
ボックスオフィス・モジョの集計によると、2026年4月に北米で公開されたこの映画は、6月2日時点で全世界興行収入8億5148万ドル(約1300億円)を記録しました。これは音楽伝記映画としては、伝説的バンドQueenを描いた『ボヘミアン・ラプソディ』に次ぐ歴代2位の快挙です。韓国国内でも5月に公開され、累計観客数143万人を突破するなど、静かながらも確実な人気を集めています。
この映画の波及効果はスクリーンの中だけに留まりません。1983年に発表された名曲『Billie Jean』が米ビルボードの「グローバル200」チャートで首位を獲得したほか、イギリスのオフィシャルアルバムチャートでは2005年発売のベストアルバム『The Essential Michael Jackson』が1位に返り咲きました。40年前のヒット曲や20年前のアルバムが最新チャートを席巻するという、異例の事態が起きています。
■ MZ世代を虜にする「見る音楽」の原点
特筆すべきは、今回のブームを牽引しているのがマイケルの全盛期を知らない若い世代であるという点です。音楽データ分析会社チャートメトリックによると、現在のマイケル・ジャクソンのリスナーのうち、35歳未満が占める割合は約82%に達しています。
専門家は、マイケルが築き上げた「見せる音楽」のスタイルが、現代のショートフォーム(TikTokやリールなどの短尺動画)文化と非常に親和性が高いと分析しています。1983年に披露された「ムーンウォーク」や、14分に及ぶ短編映画のような『Thriller』のミュージックビデオなどは、今の時代に見ても新鮮な衝撃を与えています。
また、K-POPシーンへの影響も無視できません。BTSのJ-HOPE(제이홉)をはじめ、TWSやKISS OF LIFEといったアイドルグループたちが、マイケルの楽曲に合わせたダンスチャレンジやカバー動画を次々と公開しています。大衆音楽評論家のイム・ヒユン氏は「ジェスチャー、衣装、振り分け、ステージ上でのカリスマ性といったK-POPの核心要素は、マイケル・ジャクソンの影響下にある」と指摘しています。
■ 輝光の影に残された課題
一方で、映画の内容については批判の声も上がっています。映画『マイケル』は、彼が世界的なスターの頂点に立った1988年の「Badワールドツアー」付近で物語の重点を置いています。そのため、生前に彼を苦しめた児童性的虐待疑惑などの論争について、深く掘り下げられていないという指摘です。
2005年に裁判で無罪判決が出ているものの、最近でも新たな訴訟が提起されるなど、彼の人生には今なお複雑な視線が注がれています。当初の脚本には晩年の姿も含まれていたとされていますが、遺族側の意向もあり、映画は主にアーティストとしての輝かしい側面に光を当てた構成となっています。
このように光と影を併せ持ちながらも、彼が残した音楽的遺産は、SNSやストリーミングという新しい翼を得て、再び世界を熱狂させています。
出典:https://www.donga.com/news/Culture/article/all/20260605/134059800/2
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ MZ世代(MZ세대)
1980年代前半から1990年代中盤に生まれた「ミレニアル世代」と、1990年代後半から2010年代序盤に生まれた「Z世代」を合わせた韓国独自の造語です。デジタルネイティブで、トレンドに敏感かつ自分らしさを重視する消費の主役として、韓国のマーケティングやニュースで頻繁に使われます。
■ ショートフォーム・チャレンジ(숏폼 챌린지)
TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートなどで、特定の曲のダンスを真似して投稿する文化のことです。K-POP業界では新曲リリースのたびに必須の宣伝手法となっており、今回のように過去の名曲がリバイバルヒットするきっかけにもなっています。
私はミステリーや財閥系ドラマが大好きですが、音楽の歴史を変えたスターの物語にはやっぱり惹かれちゃいます。最近のK-POPアイドルがマイケルへのリスペクトを込めて踊っているのを見ると、時代を超えて繋がっている感じがして素敵だなって思うんです。皆さんはマイケルの曲で一番好きなのは何ですか?それとも、今回の映画で初めて彼を知った派ですか?





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