デビュー2か月でMV再生数100万回を突破したAIアーティスト「リア」が、広告やドラマへの出演契約を締結しました。制作費を従来の約50分の1に抑えつつ、世界的な映画祭・広告祭で40冠を達成する快挙を成し遂げています。
■ AIアーティストがエンタメ業界の勢力図を塗り替える
韓国のクリエイティブ・テック企業であるKAIVERSE(カ이버ス)が開発したAIアーティストRIA(リア)が、技術デモンストレーションの枠を超え、実際の商業活動において目覚ましい成果を上げています。
RIAは、世界各地のAI映画祭や広告祭において合計40冠という驚異的な記録を達成しました。この実績を背景に、すでに広告モデルとしての契約やドラマへのキャスティング契約を完了させており、2026年下半期からは本格的な制作段階に入る予定です。さらに、韓国国内の大手エンターテインメント企業からミュージックビデオ(MV)の共同制作の提案を受け、プロジェクトが進行していることも明らかになりました。
■ 低コストと高クオリティを両立させた「新しい制作モデル」
RIAのデビューMVは公開からわずか2か月で100万回再生を突破し、ソウルの中心地である明洞(ミョンドン)の大型街頭ビジョンにも登場するなど、高い注目を集めてきました。
特筆すべきはその圧倒的なコストパフォーマンスです。同規模のMVを伝統的な手法で制作する場合、通常2億ウォン(約2,200万円)から5億ウォン(約5,500万円)程度の費用が必要とされますが、RIAのMVは約500万ウォン(約55万円)前後の純制作費で完成しました。審査員からは「グローバルブランドの広告に即座に活用できるほど商業的な完成度が高い」と評価されています。
■ 「生成ボタン一つ」ではない制作の舞台裏
AIアーティストは、スキャンダルや精算トラブルといった、人間のアタッシュケース(人間のアーティスト)特有のリスクを回避できるほか、多言語への対応が即座に可能であるという強みがあります。
しかし、こうした華やかな結果の裏には、開発チームの地道な努力が存在します。KAIVERSEのアン・ソンヒョン・テクニカルディレクターは、AIが簡単に画像を生成するという世間のイメージを否定しました。「理想の目つき一つを実現するために、深夜3時に数千回もの生成作業を10日間以上繰り返すこともあった」と語り、AIアーティストの制作が高度な職人技の連続であることを強調しています。
KAIVERSEは現在、IP(知的財産)企画会社のアイドルカンパニーと、ミュージックレーベルのコード42の2つの軸で運営されており、広告監督として15年のキャリアを持つパク・グヌ監督が率いています。AI技術を基盤とした新しいアーティストIPモデルが、K-POP産業の新たなスタンダードになるか注目されています。
出典:https://www.thecen.co.kr/news/articleView.html?idxno=749338
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ IP(知的財産)ビジネス
韓国のエンタメ業界では、アーティストそのものを一つの「IP(Intellectual Property:知的財産)」として捉え、音楽だけでなくキャラクター、ゲーム、ウェブトゥーン(デジタル漫画)など多角的に展開する手法が主流です。AIアーティストの場合、このIPの権利を企業が完全にコントロールできるため、ビジネス面でのメリットが非常に大きいとされています。
■ Big4事務所
韓国の音楽業界を牽引する4大芸能事務所(HYBE、SM、JYP、YG)を指します。最近ではこれらの大手事務所もバーチャル技術の導入に積極的で、aespa(エスパ)のように現実のメンバーとアバターを共存させたり、完全にバーチャルなグループをデビューさせたりする動きが加速しています。
最近はバーチャルアイドルも増えていますが、ドラマにまでキャスティングされるなんて驚きです。私はドロドロの財閥ミステリーが大好きなんですが、もしAIの俳優さんが完璧な演技で犯人役を演じたら…って想像すると少し不思議な気持ちになります。皆さんは、自分の推しのドラマにAIアーティストが共演するのはアリだと思いますか?それとも、やっぱり生身の俳優さん同士の熱い演技が見たいですか?





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