韓国の教育放送EBSが週末の映画ラインナップを発表しました。2019年に253万人を動員したヒット作や、実際に起きた「薬村五叉路タクシー運転手殺人事件」を再構成した社会派ドラマなど、実力派俳優の主演作が並びます。
韓国の教育放送(EBS)にて、週末の夜に放送される「韓国映画特選」のラインナップが公開されました。今回放送されるのは、韓国で高い評価を得たヒューマンドラマや実話を基にした社会派作品など、見応えのある3つの映画です。
■ 唯一の目撃者は自閉症の少女、真実を追う弁護士の物語
まず放送されるのは、2019年に公開された映画『無垢なる証人(原題:証人)』です。本作はチョン・ウソン(정우성)とキム・ヒャンギ(김향기)が主演を務め、累計観客数253万人を突破、観客評点も9.16という高スコアを記録した感動作です。
かつては信念を持った弁護士だったものの、現在は現実と妥協して大手ローファームで働くスンホ(チョン・ウソン)が、ある殺人事件の容疑者の無罪を立証するため、唯一の目撃者である自閉症の少女ジウ(キム・ヒャンギ)を証人として立たせようとする物語です。自分の世界に閉じこもるジウと心を通わせようとするスンホの姿を通じ、本当の正義とは何かを問いかけます。
■ 人生の「スプリット」から再起をかけるボウリング賭博の世界
続いて放送されるのは、2016年公開の映画『スプリット』です。主演はユ・ジテ(유지태)、イ・ジョンヒョン(이정현)、イ・ダウィ(이다윗)らが務めています。
かつてボウリング界の伝説と呼ばれながらも、事故ですべてを失ったチョルジョン(ユ・ジテ)が、自閉症だがボウリングに天才的な才能を持つヨンフン(イ・ダウィ)と出会い、再起をかけて賭博ボウリングの世界に挑む姿を描きます。タイトルの「スプリット」とは、ボウリングで第1投後にピンが離れて残る難しい状況を指し、人生の困難をどう乗り越えるかというメッセージが込められています。
■ 実話「薬村五叉路事件」を再構成した渾身の法廷ドラマ
最後は、2017年に公開され242万人を動員した『再審』です。チョン・ウ(정우)、カン・ハヌル(강하늘)、キム・ヘスク(김해숙)という豪華キャストが集結しました。
この映画は、2000年に全羅北道益山市で実際に発生した「薬村五叉路(ヤクチョンオゴリ)タクシー運転手殺人事件」をモチーフにしています。警察の強圧的な捜査によって殺人犯の濡れ衣を着せられ、10年間服役した青年ヒョヌ(カン・ハヌル)と、借金まみれの崖っぷち弁護士ジュニョン(チョン・ウ)が、真実を求めて再審に挑むヒューマンドラマです。実在の「再審専門弁護士」パク・ジュニョン氏の活動に基づいた内容が、韓国公開当時も大きな社会的反響を呼びました。
出典1:https://www.lecturernews.com/news/articleView.html?idxno=199974
出典2:https://www.lecturernews.com/news/articleView.html?idxno=200346
出典3:https://www.lecturernews.com/news/articleView.html?idxno=200688
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 再審(チェシム)
一度確定した判決に対して、重大な誤りがある場合に裁判をやり直す制度のことです。韓国では近年、過去の強引な捜査による冤罪事件がこの「再審」を通じて次々と無罪になっており、本作のモデルとなった弁護士パク・ジュニョン氏はその第一人者として国民的に知られています。
■ 薬村五叉路(ヤクチョンオゴリ)事件
2000年に実際に起きた殺人事件。当時10代だった少年が犯人に仕立て上げられ、10年の刑期を終えた後に再審で無罪が確定しました。真犯人は別にいたことが判明し、韓国の司法制度や警察の捜査方法を問い直すきっかけとなった歴史的な事件です。
今回紹介された3作品、どれも韓国映画らしい深みのあるドラマばかりなんですよね。特に私は『再審』のカン・ハヌルさんの演技が、胸が痛くなるほどリアルで印象に残っています。社会の不条理を描いたミステリー要素もあるので、財閥系やサスペンスが好きな方にもぜひチェックしてほしいです。皆さんは、実話を基にした重厚な作品と、心を癒してくれるヒューマンドラマ、今夜観るならどちらの気分ですか?





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