韓国の国民的父、チェ・ブラムの近況に心配の声。86歳のレジェンド俳優が連絡が取れない理由とは?

韓国ドラマや映画を長年愛してきたファンにとって、その姿を見るだけでどこかホッとするような、温かい存在。それが「韓国の国民的お父さん」として親しまれている名優、チェ・ブラム(최불암)さんです。

現在86歳(数え年)という高齢を迎えた彼について、最近、韓国の芸能界から心配の声が上がっています。長年連れ添った同僚俳優たちが明かした「連絡が取れない」というショッキングな告白に、多くのファンが胸を痛めています。

■ レジェンド俳優たちの「空白」…バック・イルソプが明かした寂しさと不安

2026年3月8日に放送されたMBNのバラエティ番組『アルトラン(알토란/料理や健康の知恵を紹介する人気番組)』に、俳優のペク・イルソプ(백일섭)さんが出演しました。ペク・イルソプさんもまた、ドラマ『烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち』などで知られる大御所俳優の一人です。

番組内で自身の近況を語っていたペク・イルソプさんでしたが、話題がかつての同僚たちに及ぶと、その表情に曇りが見えました。

「最近、(イ・)スンジェ兄さんもそうだし、ブラム兄さんもなかなか連絡が取れないんだ。電話をかけても、なかなか出てくれなくてね」

ここで名前が挙がったイ・スンジェ(이순재)さんもまた、日本でも『イ・サン』の英祖役やバラエティ『花よりおじいさん』で知られる超ベテラン。韓国芸能界において、彼らは単なる「共演者」以上の絆で結ばれた戦友のような存在です。

儒教の伝統が根強く残る韓国では、芸能界においても「ヒョン(兄さん)」「ソンベ(先輩)」という関係性が非常に重視されます。たとえ80歳を超えても、その絆は変わりません。ペク・イルソプさんは「しつこく根掘り葉掘り聞くわけにもいかないし、本当に心配だ。一番身近な先輩であるブラム兄さんには、何もかも振り払って早く(公の場に)出てきてほしい」と、切実な思いを語りました。

■ 14年続けた「魂の番組」を降板…その裏にあったチェ・ブラムの決意

チェ・ブラムさんがこれほどまでに心配されているのには、ある理由があります。

彼は2011年から約14年間にわたり、KBS1の長寿番組『韓国人の食卓(한국인의 밥상/韓国各地の郷土料理とその背景にある人生を届けるドキュメンタリー)』の進行役を務めてきました。この番組は、単なるグルメ番組ではありません。チェ・ブラムさんが韓国各地を歩き、お年寄りたちと語らいながら、失われゆく「故郷の味」を記録し続ける、韓国人の心に訴えかける「癒やし」の代名詞でした。

しかし、2025年、チェ・ブラムさんは惜しまれつつもこの番組を降板しました。制作陣によると、彼は「しっかりとした後輩に番組を譲りたい」と、自ら退く意思を伝えたそうです。

14年という歳月を共にした番組を離れたことで、周囲からは「気力が落ちてしまったのではないか」「体調が優れないのではないか」という懸念が生まれました。特に、韓国を代表するドラマ『捜査班長(수사반장/1970〜80年代に社会現象を巻き起こした刑事ドラマ)』や、22年もの間放送された『田園日記(전원일기)』で「韓国の理想の父」を演じてきた彼だけに、その「不在」は韓国社会全体に大きな寂しさを与えています。

ちなみに、2024年にはイ・ジェフン(이제훈)さん主演で『捜査班長 1958』という前日譚を描いたリメイク作が放送され、そこにもチェ・ブラムさんが特別出演して健在ぶりを見せてくれたばかりでした。それだけに、今回の「連絡不通」というニュースは、ファンにとってより一層大きな衝撃となっています。

■ 「次は自分の番ではないか」…ベテラン俳優たちが抱える切実な思い

ペク・イルソプさんは番組の中で、時の流れの残酷さについても触れました。

「上の席がどんどん空いていくと、次は自分の番が来るのではないかという考えが頭をよぎる」と吐露し、「それでも、あと10年は頑張らないと」と苦笑いを見せました。

この言葉には、黄金期を共に築き上げてきた仲間たちが一人、また一人と表舞台から去っていくことへの、形容しがたい孤独感が滲み出ています。韓国のファンからも「チェ・ブラムさんのあの温かい笑顔をもう一度見たい」「ただゆっくり休んでいるだけだと信じたい」といった応援の声が相次いでいます。

日本でも、かつて夢中になって見たドラマのあのお父さん、あのおじいさんが、元気に過ごしているかどうかは気になるものです。チェ・ブラムさんが、またいつかあの慈愛に満ちた笑顔で私たちの前に姿を見せてくれることを願わずにはいられません。

ドラマ『田園日記』や『食客』などでチェ・ブラムさんが見せた、お父さんのような優しい笑顔が今も目に浮かびますね。皆さんの心に残っている、チェ・ブラムさんの名シーンや思い出の作品はありますか?ぜひコメントで教えてくださいね。

出典:https://www.mk.co.kr/article/11982295

  • X

コメント

PAGE TOP