韓国のお茶の間で「韓国人よりも韓国に詳しいフランス人」として愛されているタレント、パビアン(파비앙)さんから、とってもおめでたいニュースが届きました!
2008年のドラマ出演を機に韓国での芸能活動をスタートさせ、今や韓国の歴史や文化を語らせたら右に出る者はいないと言われるパビアンさん。そんな彼が、自身のSNSを通じて「観光通訳案内士」の試験に合格したことを報告し、大きな話題を呼んでいます。
単なる「観光ガイド」とは一線を画す、この資格の重み。そして彼がなぜ、多忙な芸能活動の合間を縫ってまでこの道を選んだのか。その裏側には、ファンならずとも胸が熱くなるような、彼自身の葛藤と深い「韓国愛」がありました。
■ 「韓国のプロ」として認められた証!観光通訳案内士とは?
パビアンさんは3月7日、自身のSNSに「観光通訳案内士の試験に合格しました」というコメントと共に、誇らしげに資格証の写真をアップしました。さらに「2026年の新しい挑戦。全世界に大韓民国を知らせます!」と力強い抱負を語っています。
ここで少し解説したいのが、彼が取得した「観光通訳案内士(관광통역안내사)」という資格についてです。
これは韓国政府(文化体育観光部)が実施する国家資格で、外国語を用いて観光客に韓国の歴史や文化を案内するために必要な、いわば「プロの観光ガイド」の免許証です。試験では高度な語学力はもちろん、韓国の歴史、資源、地理、観光法規など、非常に広範囲かつ深い知識が求められます。
韓国人にとっても決して簡単ではない試験ですが、外国人であるパビアンさんがこれに合格したというのは、彼の韓国語能力がネイティブ級であることはもちろん、韓国の歴史に対する理解が専門家レベルであることを証明しています。まさに「韓国愛」が形になった、素晴らしい快挙と言えるでしょう。
■ どん底で見つけた「自分が一番好きなもの」
実は今回の挑戦の背景には、パビアンさんの個人的な苦悩があったそうです。彼は自身のYouTubeチャンネルで、昨年少し辛い時期を過ごしていたことを告白しました。
「YouTubeや放送(テレビ出演)、仕事だけでなく、人に会うことさえしばらく止めていました」
華やかな芸能界の第一線で活躍してきた彼ですが、一度立ち止まり、自分自身を見つめ直す時間が必要だったようです。「初心に帰らなければならない」と考えた彼は、自分に一つの問いを投げかけました。
「自分が一番好きなものは何だろう?」
その答えこそが、彼を支えてきた「韓国の文化と歴史」でした。もともと独学で韓国史検定の最高級(1級)を取得するほどの歴史好きとして知られていた彼ですが、辛い時期に自分を救ってくれた大好きな分野を極めることで、新たな一歩を踏み出す勇気を得たのです。
「これからは古宮(伝統的な王宮)ツアーや街歩きツアーなど、さまざまな方法で韓国を紹介していきたい」と語る彼の表情は、希望に満ち溢れています。
■ ユーモアも忘れない!話題のパワーワード「梨大(イデ)出身の男」とは?
今回の発表で、ファンの笑いを誘ったのがパビアンさんの「僕は『梨大(イデ)出身の男』だから、勉強するのは慣れています」というコメントです。
この「梨大(イデ)」とは、名門女子大として知られる梨花女子大学(이화여자대학교)のこと。パビアンさんはかつて、この大学の言語教育院(外国人のための韓国語学校)で学んだ経験があるため、冗談を交えてこう表現したのです。
実はこれ、韓国では有名な映画のセリフをもじった定番のネタでもあります。
韓国映画の金字塔『タチャ イカサマ師(타짜)』(2006年)の中で、女優のキム・ヘス(김혜수)さん演じるキャラクターが放った「私、梨大(イデ)を出た女よ(私を誰だと思ってるの?)」というプライドの高さを示す名セリフがあるのですが、パビアンさんはそれを逆手に取って、「梨大を出た男(だから優秀だよ)」と自虐気味に笑いに変えたわけです。
女子大の語学堂に通っていた男性留学生がよく使う「韓国あるある」なジョークなのですが、こうした絶妙な文化的ニュアンスを使いこなすあたり、さすがパビアンさんですよね。
■ ドラマ『エデンの東』から始まった、長い長い韓国との縁
パビアンさんは2008年、ソン・スンホン(송승헌)さん主演の大ヒットドラマ『エデンの東(에덴의 동쪽)』で俳優デビューを果たしました。その後、人気バラエティ番組『私は一人で暮らす(나 혼자 산다)』(有名人の独身生活に密着する番組)などで、フランス人ながら韓国の銭湯を愛し、テコンドーに励む姿を披露し、一躍人気者になりました。
時には外国人タレントとして心ない言葉を投げかけられることもあったようですが、彼はその度に「韓国が好きだからここにいる」という姿勢を貫いてきました。今回の資格取得は、彼が単なる「韓国好きのタレント」ではなく、国境を越えて韓国の魅力を伝える「伝道師」として生きていく覚悟の表れかもしれません。
今後は、パビアンさん自らがガイドを務める贅沢なツアーで、私たちがまだ知らない韓国の歴史を教えてくれる日が来るかもしれませんね。
パビアンさんの「学び続ける姿」に、勇気をもらったファンも多いはず。彼の新しい挑戦、皆さんはどう感じましたか?
もしパビアンさんがガイドをしてくれるツアーがあったら、皆さんは韓国のどこを案内してほしいですか?ぜひコメントで教えてくださいね!
出典:https://www.ajunews.com/view/20260307195757909
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