5月の韓国ドラマ界はジャンルの豊作です。視聴率7.4%を記録した実録スリラーから、放送2回で6%を超えた兵役コメディまで、コ・ユンジョンやパク・ジフンら若手スターたちの挑戦が続いています。
韓国の地上波およびケーブル各局で、5月に入り多種多様なジャンルの新作ドラマが次々と放送を開始しています。犯罪スリラーからヒューマンドラマ、ロマンティック・コメディ、さらには「ビョンマッ(脈絡がなく、あきれるほどおかしい)」なコメディまで、視聴者の好みに合わせたラインナップが揃い、お茶の間に活気が戻っています。
■ 現実的な感情を描くヒューマンドラマの話題作
JTBCの土日ドラマ『誰もが自分の無価値さと戦っている(以下、モジャムッサ)』が、ドラマブームの先陣を切りました。本作は、成功した友人たちの間で自分だけがうまくいかず、嫉妬と劣等感に苦しむ映画監督のファン・ドンマン(ク・ギョファン(구교환))が、心の平和を見つけていく過程を描いた作品です。
『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』の脚本家パク・ヘヨンと、『椿の花咲く頃』の演出家チャ・ヨンフンがタッグを組んだことで、放送前から注目を集めていました。主演のク・ギョファンは、20年間デビューできない映画監督という難しい役どころを特有のトーンで魅力的に演じています。共演のコ・ユンジョン(고윤정)も、重みのあるセリフと深い感情表現で視聴者から高く評価されています。
■ 視聴率1位を独走する犯罪捜査スリラー
ENAの月火ドラマ『案山子(ホスアビ)』は、圧倒的な緊張感で視聴者を魅了しています。本作は、連続殺人事件の真犯人を追う刑事(パク・ヘ수(박해수))が、自身が最も嫌悪していた人物(イ・ヒジュン(이희준))と協力することになる犯罪捜査スリラーです。
1980年代から90年代にかけて実際に韓国で発生した「イ・チュンジェ連続殺人事件(京畿道華城一帯で起きた未解決事件。2019年に真犯人が特定された)」をモチーフにしており、第8回では全国平均視聴率7.4%、最高8.2%を記録。月火ドラマの1位を記録しました。通常のスリラー作品とは異なり、物語の中盤である第7回で犯人を公開するという大胆な展開を見せていますが、その後の展開への期待感はさらに高まっています。
■ 職場内の「ドパミン」を刺激するラブコメ
tvNの土日ドラマ『密かな感謝』は、同時間帯の視聴率1位を維持しています。本作は、秘密を抱えた監査室長のチュ・イナ(シン・ヘソン(신혜선))と、社内の風紀乱れを摘発する担当へ左遷されたエース、ノ・ギジュン(コンミョン(공명))による密着監査ロマンスです。
職場の不倫や社内の秘密、葛藤といった人間の好奇心を刺激する素材が豊富で、シン・ヘソンとコンミョンの息の合った演技が物語を盛り上げています。
■ パク・ジフンの変身が光る兵営コメディ
最後に、tvNの『炊事兵、伝説になる』が放送開始から大きな話題を呼んでいます。主演のパク・ジフン(박지훈)は、前作の映画での真剣な役どころから一転、本作ではコミカルなB級感あふれる演技を披露しています。
第1回5.8%、第2回6.2%と順調に視聴率を伸ばしており、大隊長役のチョン・ウンイン(정웅인)がパク・ジフンの作ったスープを食べて感動するシーンで、名画「アダムの創造」をパロディしたCGが登場するなど、誇張された演出が笑いを誘っています。
各作品が異なる魅力を放っており、韓国の視聴者からは「どれか一つは自分の好みに合うものがあるはず」「ジャンルが多様で選ぶ楽しさがある」といった好意的な反応が寄せられています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 兵役中の「炊事兵(チュサビョン)」
韓国の徴兵制度において、部隊の食事作りを担当する兵士のことです。数千人分の食事を毎日決まった時間に用意するため、非常に体力が求められる職種として知られています。最近では料理スキルを活かした「軍食」の質の向上が話題になることも多く、ドラマの題材としても人気です。
■ ビョンマッ(B級感のある笑い)
「病的なほど脈絡がなく、あきれるほどおかしい」という意味の韓国の造語です。洗練された美しさよりも、あえてダサかったり、非現実的な演出をしたりして笑いを取るスタイルを指します。ウェブ漫画やショートドラマでよく使われる独特の感性です。
私はソン・ジュンギさんやキム・スヒョンさんが出るようなミステリーや財閥系が好きですが、今回のラインナップでは『モジャムッサ』のク・ギョファンさんとコ・ユンジョンさんの組み合わせが新鮮で気になります!恋愛メインじゃない人間味のあるドラマも、たまには深い味わいがあって良いですよね。皆さんは今、ハラハラするスリラー系が観たい気分?それとも、何も考えずに笑えるコメディ派ですか?





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