韓国OTT界に異変!?2位争いが超激化中。クパンプレイ対ティービング、さらにディズニープラスが猛追する理由

日本の韓流ファンの皆さん、普段どのサブスクリプション(OTT)で韓国ドラマやバラエティを楽しんでいますか?「やっぱりNetflix(ネットフリックス)!」という方が多いかもしれませんが、今、本国・韓国のOTT市場では、2位の座を巡る凄まじい「戦国時代」が到来しています。

最新のデータによると、不動の1位であるネットフリックスが少し足踏みをする中で、韓国発のサービス「クパンプレイ(Coupang Play)」と「ティービング(TVING)」、そして「ディズニープラス(Disney+)」が、独自のキラーコンテンツを武器に激しいシェア争いを繰り広げているのです。

今回は、韓国のエンタメ業界を揺るがしているこの「OTT大戦争」の裏側と、今、韓国で本当に話題になっている注目コンテンツをご紹介します。

■ スポーツと豪華バラエティで独走!「クパンプレイ」の快進撃

現在、ネットフリックスに次ぐ2位の座をがっちりと守っているのが、クパンプレイ(쿠팡플레이)です。このサービスを運営する「クパン(Coupang)」は、韓国版Amazonとも呼ばれる超巨大ネット通販企業。もともと通販の有料会員特典として始まったサービスですが、今やその枠を完全に超えています。

2月の月間アクティブユーザー数(MAU)は、前月比で約50万人増の約831万人を記録しました。その躍進の秘密は「スポーツ」と「独創的なバラエティ」にあります。

まず、韓国人のスポーツ熱をガッチリ掴んでいるのが、サッカーの「Kリーグ(韓国のプロサッカーリーグ)」や、ソン・フンミン(손흥민)選手が所属する欧州サッカーの独占配信です。さらに、米国のプロフットボール「NFLスーパーボール」のハーフタイムショー配信など、世界規模のスポーツイベントを次々と投入しています。

また、バラエティ番組のラインナップも強力です。
特に注目を集めているのが、スジ(수지)も出演するトークショー『姉妹チキン(자매치킨)』。チキン店を舞台にした、リラックスしつつも刺激的なトークが「ドパミン(脳内快楽物質)が出る面白さ」と話題です。また、韓国を代表するベテランMC、カン・ホドン(강호동)が13年ぶりに挑む単独トークショー『カン・ホドン街の本屋(강호동네서점)』もスタート。ゲストが「人生の一冊」を持って現れるこの番組には、普段なかなか見られない大物スターが続々と登場し、視聴者の心を掴んでいます。

■ 「恋愛リアリティ」の聖地、ティービングがZ世代を熱狂させる理由

クパンプレイを僅差で追うのが、韓国の大手エンタメ企業CJ ENM系列のティービング(티빙)です。2月のユーザー数は約733万人。ここで特筆すべきは、10代〜20代の若者、いわゆる「Z世代」からの圧倒的な支持です。

その立役者は、日本でもファンが多い恋愛リアリティ番組『トランスファー恋愛(환승연애)』シリーズの最新作です。
別れた元恋人たちが一つ屋根の下で暮らし、新たな恋や元恋人との復縁に悩むこの番組は、もともと20代〜30代の女性に人気でしたが、今シーズンは10代男性の視聴者数が180%も増加するという異例の現象が起きています。SNSで意見を戦わせるのが好きな韓国の若者文化に、この番組の複雑な人間関係がピタリとはまった形です。

また、ティービングは今後も強力な新作を控えています。
主演は、人気グループ「Wanna One(ワナワン)」出身で、現在は俳優として高く評価されているパク・ジフン(박지훈)。彼が主演する新作ドラマ『炊事兵、伝説になる(취사병 전설이 되다)』は、銃の代わりに包丁を握った料理兵が成長していくファンタジー要素のあるミリタリー・グルメドラマです。
韓国では「軍隊」と「料理」は鉄板のヒット要素。すでにフランスのドラマフェスティバルでも注目されており、ティービングの2位奪還に向けた大きな切り札となりそうです。

■ 「K-占い」が世界を救う!?ディズニープラスの急上昇

そして、今最も勢いがあるのがディズニープラスです。2月のユーザー数は前月比で28.12%も急増しました。

その原動力となったのが、これまでにない斬新なサバイバル番組『運命戦争49(운명전쟁49)』です。
なんと、49人の「運命占い師(巫俗人・占い師など)」が集結し、様々なミッションを通じて自分の運勢や予知能力を競い合うという、韓国ならではの「シャーマニズム(巫俗信仰)」をエンタメ化した番組です。

韓国では古くから、引越しや結婚、仕事の節目で占い師に相談する文化が根強く、最近では映画『破墓(パミョ / 2024年公開のヒットホラー映画)』のヒットもあり、若い世代の間でもこうした伝統的な神秘体験への関心が高まっています。ネットフリックスのヒット作『黒白料理人:料理階級戦争(흑백요리사: 요리 계급 전쟁)』の制作陣が手掛けたということもあり、そのスリルと映像美は圧巻。「韓国にしか作れないコンテンツ」として、ディズニープラスの成長を牽引しています。

■ 王者ネットフリックスの微減と、これからの楽しみ方

一方で、長らく独走状態だったネットフリックスは、2月に利用者を約65万人減らしました。それでも約1526万人という圧倒的な数字を誇っていますが、韓国国内のサービスが放つ「地元密着型」の強力なコンテンツに、少しずつシェアを分け与えている状況です。

日本の私たちにとっては、こうしたOTT同士の競争が激しくなるほど、よりクオリティの高い、面白い韓国ドラマやバラエティに出会えるチャンスが増えるということでもあります。

クパンプレイが放つ豪華バラエティか、ティービングの胸キュン(あるいはドロドロ)の恋愛リアリティか、はたまたディズニープラスの神秘的なサバイバルか……。皆さんが今、一番気になっている作品や、日本での配信を待ち望んでいるコンテンツは何ですか?ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://www.techm.kr/news/articleView.html?idxno=149994

  • X

コメント

PAGE TOP