国民的俳優の故【イ・スンジェ】を偲ぶ。パク・ソダムらが涙で明かした最期の情熱と絆

Buzzちゃんの見どころ

KBS2の番組でパク・ソダムパク・ヘミが、2024年11月に逝去した俳優イ・スンジェとの思い出を語りました。病床でもセリフを暗唱し続けた執念や、2025年に悲願の演技大賞を受賞した背景が明かされます。

■ 闘病中も舞台への情熱を燃やし続けた「直進」の俳優人生

2026年5月12日に放送されたKBS2のバラエティ番組『セレブ兵士の秘密』では、韓国演劇界・放送界の巨星であり、2024年11月に多くの後輩たちに見守られながらこの世を去ったイ・スンジェ(이순재)の生涯が特集されました。番組には、生前に深い親交のあった女優のパク・ソダム(박소담)とパク・ヘミ(박해미)が特別ゲストとして出演し、故人とのエピソードを振り返りながら涙を流しました。

2020年の舞台『アンリおじさんと僕』でイ・スンジェと共演したパク・ソダムは、自身のガン闘病後、久しぶりの放送出演を決めた理由について「先生(イ・スンジェ)との思い出があったから」と告白しました。番組内で生前のイ・スンジェの音声が流れると、彼女は思わず目頭を熱くし、「先生に助けてと言いたくなるほど恋しい」と深い愛情を露わにしました。

また、大ヒットシットコム『思いっきりハイキック!』で義理の娘役を演じたパク・ヘミも、「永遠の嫁として、先生の話をたくさん伝えていきたい」と、切ない胸の内を明かしました。

■ 80代で手にした悲願の演技大賞と壮絶な舞台裏

番組では、イ・スンジェが2025年に放送されたドラマ『ドッグ・スルー・ザ・ノイズ(개소리)』で、生涯初となるKBS演技大賞を受賞した際の映像も紹介されました。これに対しパク・ヘミは、「これほどの名優が、演技大賞を受賞するのが初めてだったという事実に、むしろ怒りを感じるほどだった」と、彼の功績がもっと早くから公に認められるべきだったという無念さを滲ませました。

ソウル大学哲学科出身というエリートでありながら、1960年代のドラマ『刑事手帳』では悪役専門俳優としてキャリアをスタートさせた異色の経歴も紹介されました。彼は生前、「犯人役だけで33回も演じた」と回想していましたが、その徹底したプロ意識は晩年も衰えることはありませんでした。

番組後半では、死の直前まで続いた彼の「闘魂」が明かされました。白内障や聴力の低下という身体的な困難に直面しながらも、補聴器を装着して台本を暗記し続け、最後の舞台となった『ゴドーを待ちながら』の公演後、肺炎のため入院しました。病床にあってもなお、無意識のうちに演劇のセリフを繰り返し唱えていたといいます。

■ 後輩たちへ残したメッセージと永遠の別れ

医師であり作家のイ・ナクジュンは、番組内でイ・スンジェの死因について、加齢に伴う老年症候群や肺炎が重なったものだと説明しました。最後まで「やりたいことは作品(演技)しかない」と語っていた故人の姿に、出演者一同は静かに耳を傾けました。

パク・ソダムは、「先生はいつも『舞台の上で死にたい』とおっしゃっていた」と振り返り、「その最期の姿を見て、私ももっと一生懸命生きなければならないと強く感じた」と決意を語りました。

イ・スンジェは60年以上にわたり韓国のエンターテインメント界を牽引し、後輩の育成にも尽力した「国民のおじいちゃん」として愛されました。昨年11月の葬儀には、彼を慕う数多くの俳優や関係者が詰めかけ、その偉大な足跡を称えました。

出典:https://www.bntnews.co.kr/article/view/bnt202605130062

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ 国民俳優(クンミンペウ)

韓国で、老若男女を問わず全世代から圧倒的な知名度と信頼を得ている俳優に贈られる称号です。単に人気があるだけでなく、長いキャリアと高い演技力、そして人格的な尊敬を集める人物に使われます。イ・スンジェさんはその代表格として「国民のおじいちゃん」とも呼ばれました。

■ シットコム(Situation Comedy)

特定の場所や登場人物の設定を固定し、一話完結形式で展開されるコメディドラマのことです。韓国では2000年代に『思いっきりハイキック!』などの大ヒット作が生まれ、お茶の間の定番ジャンルとして親しまれました。

Buzzちゃんの感想

私は『財閥家の末息子』のような重厚なドラマも大好きなんですが、イ・スンジェ先生のような大ベテランの存在感って、作品に深みを与えてくれるから本当に特別だと思うんです。病床でもセリフを練習していたなんて、まさに俳優になるために生まれてきた方ですよね。皆さんは、イ・スンジェ先生の出演作で一番心に残っているのはどの作品ですか?やっぱり『ハイキック』シリーズ?それとも最近の作品でしょうか。

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