デビュー17年目の人気バンドブロッコリー、お前もか(브로콜리너마저)のリーダーユン・ドックォン(윤덕원)が、韓国の芸術活動証明を却下されたと公表し、制度の審査基準を巡り議論が起きています。
■ 知名度があっても「芸術家」と認められない現実
韓国の人気インディーズバンドブロッコリー、お前もかのリーダーであるユン・ドックォンが、自身のSNSで「芸術活動証明」の申請が却下されたことを明かし、波紋を広げています。2007年にデビューし、長年韓国の音楽シーンで確固たる地位を築いてきた彼が「芸術家」として公的に認められなかったという事実は、多くのファンや関係者に衝撃を与えました。
「芸術活動証明」とは、韓国芸術人福祉財団(芸術家の法的地位の保護や福祉を目的とした公共機関)が、その人物が「職業」として芸術活動を行っていることを確認する制度です。この証明を受けることは、芸術家向けの公的支援を受けるための「最初の関門」とされています。
この証明を得ることで、不安定な収入を補うための活動支援金(300万ウォン、約34万円)の受給や、低金利の融資制度、展示や公演の割引を受けられる「芸術人パス」の利用が可能になります。対象は文学、美術、写真、音楽、演劇、映画など11の分野にわたり、実績を証明する契約書やポスター、収益証明などの資料を提出して審査を受けます。
■ 煩雑な証明プロセスと現場の乖離
ユン・ドックォンの場合、印税の明細資料などを提出したにもかかわらず却下されたと報じられており、SNSでは「彼が芸術家でないなら、一体誰が芸術家なのか」という声が相次いでいます。
一方で、最近では「AI(人工知能)で生成した音源を利用して芸術活動証明を受けた」という書き込みが話題になるなど、資料さえ整っていれば実体のない活動でも通ってしまう一方で、実際の活動家が却下されるという制度の「穴」が浮き彫りになりました。
特に俳優や音楽家の場合、ポスターや報道資料に名前が載っているかどうかが重要な判断基準となります。しかし、一部の美術家や舞台裏を支える技術職などは、公式な資料を揃えることが難しく、申請が却下されるケースも少なくありません。また、審査には数週間から数ヶ月を要することもあり、支援を必要とする芸術家たちの疲弊を招いているのが現状です。
■ 文化体育観光部による制度改善へ
こうした批判を受け、韓国の文化体育観光部(日本の文部科学省に相当する行政機関)は、「芸術活動証明制度」の改編に向けたタスクフォース(特別チーム)を構成しました。
政府は予算を拡大し、老朽化したシステムを改善することで、申請過程の不便さを最小限に抑える方針です。また、審査を担当する人員を増強するために、追加更正予算として7億ウォン(約8000万円)を配分することを確定させました。単なる「知名度」や「形式的な資料」だけでなく、芸術家の多様な活動実態をより正確に反映できる審査基準の再検討が進められる予定です。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 芸術活動証明(イェスルホルドンジュンミョン)
韓国の芸術人が公的な福祉サービスを受けるために必要な認定制度です。これによって、低所得の芸術家に年間300万ウォンの「創作準備金」が支給されたり、社会保険の加入支援が受けられたりします。韓国では芸術を「立派な職業」として国が守ろうとする意識が強く、そのためのインフラとして機能しています。
有名バンドのリーダーでも審査に通らないなんて、韓国の事務的な手続きの厳しさに驚いちゃいました。私は『財閥家の末息子』みたいなドラマで、華やかな世界の裏側にある制度やお金の話を見るのが好きなんですが、現実のアーティストたちもこうやって苦労しているんですね。皆さんは、知名度よりも書類上の実績を重視する今の審査基準について、公平だと思いますか?それとももっと柔軟にすべきだと思いますか?





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