映画『教生実習』は5月13日の韓国公開。主演のハン・ソナは、幽霊が潜む学校を舞台にした独特な世界観の中、「キュッ」といった風変わりなセリフも教師としての使命感を持って演じきりました。
俳優のハン・ソナ(한선화)が、新作映画『教生実習』を通じて、これまでのイメージを覆す新たな姿でスクリーンに戻ってきます。ドラマ『酒飲みな都会の女たち』や映画『パイロット』で見せた変幻自在な演技力が、今作でさらなる進化を遂げたと話題を呼んでいます。
5月6日、ソウル・三清洞(サムチョンドン)のカフェで行われたインタビューで、ハン・ソナは作品に対する並々ならぬ情熱を語りました。昨年6月に撮影を終えた本作が、韓国で「師匠の日」(先生に感謝を伝える記念日)がある5月に公開されることに対し、「教育実習生を演じた俳優として、より大きな使命感を感じる」と心境を明かしました。
■ 独創的な世界観と「ピョンマット」な魅力
キム・ミンハ(김민하)監督がメガホンをとった映画『教生実習』は、ホラーとコメディが融合した独特なジャンルの作品です。ハン・ソナは最初にシナリオを読んだ際、その内容を「発칙(パルチック:図々しくも新鮮)」という言葉で表現しました。
「各階に幽霊が住み着いている設定や、普通ではないセリフが並ぶシナリオは初めてでした」と振り返り、大ヒット作『酒飲みな都会の女たち』で演じたジヨンというキャラクターに初めて出会った時のような、心地よい驚きを感じたといいます。監督の独創的な演出スタイルと、前作『アメーバ少女たちと学校怪談:開校記念日』で見せた新鮮な感覚に魅了され、出演を決意したと語りました。
■ 笑いの中に込められた「教権失墜」へのメッセージ
今作は一見すると奇抜なホラーコメディですが、その根底には現代の韓国社会で問題となっている「教権(教師の権威・権利)の失墜」という重いテーマが隠されています。
ハン・ソナは「監督が実際に経験した教師としての苦悩が、このように笑いの中に溶け込んでいることに驚きました。誰かの痛みをクリエイティブな過程を経て面白い物語に昇華させた監督に、心から拍手を送りたい」と敬意を表しました。
特に、劇中の「キュッ」という独特な擬音交じりのセリフを処理する際には、「少しでも照れを見せたら、生徒を守る教師としてのリアリティが壊れてしまう」と考え、感情の真実性に集中したそうです。ベテラン俳優のパク・チョルミン(박철민)ら共演者とのアンサンブルも、作品の生々しいエネルギーを引き出す大きな要因となりました。
■ 第28回「富川国際ファンタスティック映画祭」での評価
今作での演技が評価され、ハン・ソナは第28回「富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭」で俳優賞(コリアン・ファンタスティック:長編部門)を受賞しました。これまでの「生活密着型の演技」という好評に加え、ジャンル映画での可能性も証明した形です。
インタビューの最後には、40代になる前に本格的なアクションジャンルに挑戦したいという熱い意欲も語り、今後の幅広い活動を予感させました。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ ピョンマット(병맛)
「ピョン(病的な)」と「マット(味)」を組み合わせた韓国の造語です。日本語の「クソゲー」や「シュール」に近いニュアンスで、論理的には説明がつかないけれど、なんだか可笑しくてクセになる、独特なダサさや脈絡のなさを指すポジティブな褒め言葉として使われます。
■ 教権(キョグォン)の失墜
近年、韓国社会で大きな問題となっているテーマです。児童虐待を疑われることを恐れて生徒を適切に指導できなかったり、保護者からの過度な苦情に悩まされたりする教師が増えており、教師の権利(教権)が守られていない現状を指します。
ハン・ソナさんといえば『酒飲みな都会の女たち』のハイテンションな演技が最高でしたが、今回はさらに「ピョンマット」な魅力が爆発していそうで楽しみです!重い社会問題をホラーコメディにする監督のセンスも気になります。私は財閥ドロドロ系が好きですが、たまにはこういうシュールな映画で笑うのもいいですよね。皆さんは、ハン・ソナさんの「振り切ったコメディ演技」と「シリアスな演技」、どちらがより見てみたいですか?





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