韓国ドラマを楽しみにしている夕暮れ時、テレビをつけて「あれ、今日は放送していない?」と驚いた経験はありませんか?
現在、韓国で放送中の人気ドラマが、国民的なスポーツイベントの影響で一時休止となるニュースが飛び込んできました。MBC(韓国の主要地上波放送局の一つ)の「日日(イルイル)ドラマ」として親しまれている『一番目の男(チョッ・ボンチェ・ナムジャ / 첫 번째 남자)』が、2026年3月5日の放送を休止することを発表しました。
今回の放送休止の理由は、日本・東京で開催されている「2026 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」の中継です。韓国代表にとって重要な一戦となる「韓国対チェコ」の試合が地上波で生中継されるため、ドラマの枠が野球に譲られる形となりました。
■韓国の「放送休止(キョルバン)」は日常茶飯事?その背景とは
韓国の芸能ニュースをチェックしていると、よく目にするのが「キョルバン(결방)」という言葉。これは日本語で「放送休止」や「欠放」を意味します。日本では大きな災害や事件がない限り、ドラマの放送が急に飛ぶことは珍しいですが、韓国では国際的なスポーツ大会や大きな政治的イベントがあると、地上波の看板ドラマであっても比較的柔軟に(あるいは大胆に)放送が休止されます。
特に今回のようなWBCやワールドカップ、オリンピックといった「国家代表」が戦う試合は、韓国において極めて高い注目を集めます。韓国は儒教的な価値観からくる「共同体意識」が強く、国を挙げて応援するスポーツイベントは、個別のエンターテインメント番組よりも優先される傾向にあるのです。
今回の『一番目の男』も、3月5日の夜に予定されていた放送が、東京で行われるWBCの1次ラウンドC組の対チェコ戦生中継のためにお休みとなります。制作陣は公式サイトを通じて「3月5日(木)の放送はWBC中継のため休止します」と事前に案内を出し、視聴者の理解を求めました。
■ファンを熱狂させる「日日(イルイル)ドラマ」の正体
今回放送休止となる『一番目の男』は、韓国特有の放送スタイルである「日日ドラマ」というジャンルの作品です。これは、月曜日から金曜日まで毎日(日日)、約30分間の短いエピソードを半年近くかけて放送するスタイルのドラマです。
日本の感覚で言うと、NHKの「連続テレビ小説(朝ドラ)」に近い位置づけですが、韓国の日日ドラマは夕方の夕食どきに放送されることが多く、主婦層を中心に圧倒的な支持を得ています。内容は、家族の愛憎、復讐、出生の秘密といった、いわゆる「マクチャンドラマ(展開が強烈で中毒性のあるドラマ)」の要素が含まれることも多く、一度見始めると止まらないのが特徴です。
毎日放送されるからこそ、視聴者の生活リズムの一部になっていることも少なくありません。そのため、たった1日の「キョルバン」であっても、続きが気になって仕方がないファンにとっては「明日の放送までどう待てばいいの!」という切実な問題になるのです。
■2026 WBCと日韓の野球熱
今回の放送休止の要因となった「2026 WBC」は、韓国にとっても、そして開催地である東京(日本)にとっても非常に大きな関心事です。
韓国では野球はサッカーと並ぶ、あるいはそれ以上の人気を誇るプロスポーツです。2000年代後半のWBCで韓国代表が快進撃を見せた際、ソウルの街中が応援一色に染まった光景を覚えている方も多いでしょう。特に「ドジャース(大リーグの球団)」などで活躍する韓国人選手の動向は、スポーツニュースの枠を超えて社会現象になります。
2026年大会でも、韓国代表がどのようなドラマを見せてくれるのか、国民の期待は最高潮に達しています。その裏で、ドラマファンが「推しの続きが見られない」と少し寂しい思いをするのも、また韓国の春の風物詩と言えるかもしれません。
『一番目の男』の放送を楽しみにしていた皆さんにとっては残念な1日となりますが、スポーツ中継による放送休止は、それだけその試合が韓国国内で「見逃せない瞬間」である証拠でもあります。
ドラマの続きは翌日に持ち越しとなりますが、その分、溜まった期待感が次回の視聴をより一層盛り上げてくれるはずです。野球での韓国代表の活躍を祈りつつ、ドラマの劇的な展開再開を待ちたいところですね。
『一番目の男』の放送休止、皆さんは「早く続きが見たい!」派ですか?それとも「今日は野球を応援する!」派ですか?ぜひ皆さんの感想や、韓国ドラマあるあるなエピソードをコメントで教えてください!
出典:https://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=15991667
コメント