韓国で空前の「トロット(韓国演歌)」ブームを巻き起こした伝説のオーディション番組が、いよいよクライマックスを迎えます。テレビ朝鮮(TV CHOSUN)の人気番組「ミストロット4(미스트롯4)」が、過酷な準決勝を勝ち抜いた最終候補5名を発表し、韓国全土が熱狂に包まれています。
今回の「ミストロット4」は、これまで以上にハイレベルな戦いが繰り広げられてきました。21世紀のファン・ジニ(朝鮮時代の伝説的な芸妓)を目指して集まった88チームの中から、ついに「TOP5」が確定。今回は、日本でも注目を集めるあの元アイドルの活躍や、決勝戦の行方を左右する「リアルタイム投票」の方法について詳しく解説します。
■ 伝統と革新のステージ!「TOP5」に残った精鋭たち
「ミストロット」シリーズといえば、初代優勝者のソン・ガイン(송가인)や2代目優勝者のヤン・ジウン(양지은)など、無名歌手を一気に国民的スターへと押し上げてきた「スター登竜門」として知られています。今シーズンでは、従来の「TOP7」から「TOP5」へと枠を絞り込むという大胆なルール変更が行われ、準決勝はかつてないほどの激戦となりました。
特に日本のK-POPファンにとって見逃せないのが、1位で決勝進出を決めたホ・チャンミ(허찬미)の存在です。彼女はかつて男女共学(남녀공학)や5dolls(파이브돌스)といったアイドルグループのメインボーカルとして活動し、「PRODUCE 101」などのサバイバル番組にも挑戦してきた苦労人。これまでのダンス歌手としてのイメージを完全に脱ぎ捨て、魂を揺さぶる正統派トロットで見事な変身を遂げました。
他にも、注目すべきメンバーが揃っています。
2位のイ・ソナ(이소나)は、韓国伝統音楽の国楽(クガク)専攻という経歴を活かし、韓国特有の感情である「ハン(恨:深い悲しみや情念)」を表現。病魔と戦う母親への想いを込めた歌声で、視聴者の涙を誘いました。
4位で決勝に進んだユン・テファ(윤태화)は、「ミストロット2」で予選1位になりながらも途中で脱落した過去を持つ実力派。18年という長い無名時代を経て、ついに悲願の決勝の舞台に立ちます。
また、3位のホン・ソンユン(홍성윤)は「第2のイ・ソニ(1980年代から活躍する国民的女性歌手)」と呼ばれるほどの澄んだ高音を武器にし、5位のキル・リョウォン(길려원)は切ない感情表現で「逆転の主役」として名を連ねました。
■ 「トロット」って何? 日本人にも馴染み深いその魅力
ここで少し、韓国の「トロット」について補足しましょう。トロットとは、日本の「演歌」や「歌謡曲」に近いジャンルですが、最近の韓国ではアイドル出身者が挑戦したり、アップテンポなダンスを取り入れたりと、若者からお年寄りまで楽しめるエンターテインメントへと進化しています。
今回の準決勝では、韓国歌謡界のレジェンドたちの名曲が次々と披露されました。例えば「大田(テジョン)ブルース」などは、日本でも美空ひばりさんや細川たかしさんがカバーしているため、耳にしたことがある方も多いかもしれません。
■ 運命を握るのは視聴者!決勝戦の得点ルールと投票方法
いよいよ3月5日に生放送される決勝戦では、誰が「第4代女王(眞:ジン)」の座に就くのかに注目が集まっています。優勝者を決めるのは、審査員である「マスター」の点数だけではありません。
得点の配分は合計3,000点満点で、以下のように構成されています。
・マスター点数:1,600点
・オンライン応援投票:400点
・生放送中のリアルタイム文字投票:1,000点
なんと、配分の3分の1を占める「リアルタイム文字投票」が勝敗の大きな鍵を握っています。韓国のオーディション番組では、視聴者が自分の携帯電話から応援する参加者の番号や名前を送るこの投票システムが非常に一般的で、国民全体が審査員(国民マスター)として参加する文化が根付いています。
【投票方法の詳細】
応援したい参加者の「番号」または「名前」を正確に入力し、「#4560」にメッセージを送信します。
1番:キル・リョウォン
2番:ユン・テファ
3番:ホン・ソンユン
4番:イ・ソナ
5番:ホ・チャンミ
※同じ人への重複投票は無効ですが、複数の候補者に1回ずつ投票することは可能です。
さらに、今回のTOP5には特別なプレゼントも用意されています。韓国トロット界の女王として君臨するチャン・ユンジョン(장윤정)が、自ら作詞・作曲を手がけた新曲「惚れろ(홀려라)」を提供。現代的なダンスリズムを取り入れたこの曲は、次世代スターたちの新たな魅力を引き出すこと間違いなしです。
熾烈な争いを勝ち抜き、最後に王冠を手にするのは一体誰なのでしょうか?挫折を味わいながらも夢を諦めなかった彼女たちの物語は、見る者に大きな感動を与えてくれます。
皆さんは、これまでの放送で心に刺さったステージはありますか?元アイドルとして不屈の精神を見せるホ・チャンミか、それとも18年の苦労を爆発させるユン・テファか……。あなたの「推し」への応援メッセージをぜひコメントで教えてください!
出典:https://www.bntnews.co.kr/article/view/bnt202603040215
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