今、韓国で最も熱い視線を浴びている若手実力派俳優といえば、パク・ジフン(박지훈)を置いてほかにいないでしょう。
かつてアイドルグループ「Wanna One(ワナワン/2017年にオーディション番組から誕生した伝説的期間限定グループ)」のメンバーとして日本でも爆発的な人気を誇った彼が、今や韓国映画界を背負って立つ「信頼して見られる俳優」へと見事な変貌を遂げました。
最近、韓国の人気バラエティ番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK(以下、ユ・クイズ/tvN放送の人気トークショー、国民的MCユ・ジェソクが司会を務める)」に出演したパク・ジフン。放送直後から彼の誠実な人柄と俳優としての情熱が大きな反響を呼び、TV・OTT(動画配信サービス)統合の非ドラマ出演者話題性部門で堂々の1位に輝きました。今回は、そんな彼が主演し、韓国で900万人を動員する大ヒットを記録中の映画「王と生きる男(왕과 사는 남자)」の舞台裏と、番組で語られた知られざるエピソードを詳しくお届けします。
■ 韓国中が涙した悲劇の王「端宗」を熱演
パク・ジフンが主演を務める映画「王と生きる男」は、1457年の江原道(カンウォンド)・寧越(ヨンウォル)にある清冷浦(チョンニョンポ/当時、王の流刑地とされた場所)を舞台にした時代劇です。
この作品で彼が演じたのは、朝鮮王朝史上、最も悲劇的な運命をたどったとされる実在の王、端宗(タンジョン/李弘暐:イ・ホンウィ)。わずか12歳で即位したものの、叔父である世祖(セジョ)によって王位を追われ、最後は流刑地で命を落とした若き王の物語です。
日本人ファンの方には少し馴染みが薄いかもしれませんが、韓国で端宗(タンジョン)といえば、誰もがその名を耳にするだけで胸を締め付けられるような、国民に深く愛され、また哀れまれてきた歴史的象徴。そんな重厚な役どころを、パク・ジフンは「ただ悲しいだけでなく、一人の人間としての誇りと孤独」を込めて演じきりました。
映画では、村の復興のためにあえて王の流刑地での世話を買って出た村長、オム・フンド(엄흥도)との心の交流が描かれています。観客からは「パク・ジフンの瞳に宿る静かな悲しみが、これまでのどの端宗よりも心に刺さる」と絶賛の声が相次ぎ、異例のロングランヒットを記録しています。
■ 「ユ・クイズ」で見せた、スクリーンとは正反対の素顔
映画の中では、凍てつくような孤独の中にいる王を演じたパク・ジフンですが、バラエティ番組「ユ・クイズ」で見せた姿は、まさに20代の等身大の青年そのものでした。
司会のユ・ジェソク(유재석)との軽快なやり取りの中で、彼はキャスティングが決まった時の驚きや、大先輩たちに囲まれた撮影現場での緊張感をユーモアたっぷりに披露。特に話題を呼んだのは、彼が「端宗」という人物に向き合うために費やした葛藤の告白でした。
「自分の意思で生きることができなかった幼い王の人生を、どうすれば深く理解できるのか」と悩み抜いたパク・ジフン。役作りのために歴史書を読み漁り、あえて一人で過ごす時間を増やして孤独感を高めたといいます。その真摯な態度は、共演したベテラン俳優たちからも一目置かれるほど。アイドル時代の「ウィンク王子」と呼ばれたキュートなイメージを完全に脱ぎ捨て、一人の表現者として成長した姿に、司会のユ・ジェソクも感銘を受けていました。
ちなみに、韓国には「話題性ランキング」という指標があり、今回の1位獲得は、単に「有名だから」ではなく、彼のトークの内容や俳優としての姿勢が、大衆の心に「深く響いた」ことを証明しています。
■ 子役からアイドル、そして「韓国映画の顔」へ
パク・ジフンの快進撃を語る上で欠かせないのが、その異色のキャリアです。実は彼は、幼少期から子役として活動しており、歴史ドラマ「朱蒙(チュモン)」や「王と私」といった大作に出演した経験があります。
その後、練習生時代を経てアイドルとして頂点に立ちましたが、再び俳優の道へ戻った彼は、誰よりも「基本」を大切にしてきました。近年ではドラマ「弱いヒーロー Class1(wavveオリジナル作品、学校でのいじめに立ち向かう少年を描いた傑作)」での神がかった演技が評価され、演技派としての地位を不動のものにしました。
子役時代の「感性」、アイドル時代に培った「表現力」、そして現在の「演技への執念」。これらが見事に融合した結果が、今回の映画「王と生きる男」の成功へと繋がったのでしょう。
韓国では今、彼を「韓国映画界の未来」と呼ぶ声も少なくありません。華やかなスポットライトの下だけでなく、泥臭く役に向き合う彼の挑戦は、これからも続いていくはずです。
映画「王と生きる男」の日本公開はまだ発表されていませんが(※2026年3月時点での設定)、この盛り上がりを見れば、きっと遠くない未来に日本のスクリーンでも彼の熱演に出会えることでしょう。
皆さんは、パク・ジフンのどんな姿に一番惹かれますか?「Wanna One」の頃からの成長ぶりに感動している方も多いはず。彼が演じる「悲劇の王」の姿を、日本の映画館で見てみたいですよね。ぜひ、あなたの想いや期待をコメントで教えてください!
出典:https://www.bntnews.co.kr/article/view/bnt202603040212





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