世界が注目!ブリジャートン家シーズン4のヒロイン、ハ・イェリンが明かす韓国系俳優としての誇りと葛藤

Netflixの超人気シリーズ『ブリジャートン家(19世紀のロンドン社交界を舞台にした恋愛ドラマ)』。その最新作となるシーズン4のヒロインに大抜擢され、今まさに世界中のスポットライトを浴びている女優がいます。その名は、ハ・イェリン(하예린)

韓国にルーツを持ち、オーストラリアで育った彼女は、いかにしてこの大役を掴み、作品にどのような「韓国の魂」を吹き込んだのでしょうか。先日、韓国で行われた記者会見での彼女の言葉からは、華やかなスターの顔だけでなく、一人の女性として、そしてアジア系俳優として深く思索する真摯な姿が見えてきました。

■「ソフィー・ベケット」から「ソフィー・ベック」へ込めた想い

『ブリジャートン家』シーズン4は、自由奔放な次男ベネディクト・ブリジャートンと、仮面舞踏会で出会った謎の女性、そして家政婦として働くソフィーとの身分違いの恋を描く物語です。

原作でのヒロインの名前は「ソフィー・ベケット」ですが、ドラマ版ではハ・イェリンのルーツを尊重し「ソフィー・ベック(백)」へと変更されました。これは、製作総指揮を務めるヒットメーカーのショーンダ・ライムズとハ・イェリンが話し合い、彼女のアイデンティティを反映させた結果だといいます。

「ブリジャートン家は、肌の色や外見で人を判断しない理想的な社会を描いています。私がソフィーを演じる上で集中したのは、彼女が19世紀にどう馴染むかではなく、一人の人間としていかに真実の感情を表現するかでした」

実はハ・イェリン、韓国エンタメ界においてはまさに「サラブレッド」とも言える家系の出身です。彼女の祖母は、韓国演劇界の至宝であり、日本でも多くのファンを持つ大女優ソン・スク(손숙)。ハ・イェリンはオーストラリア生まれですが、高校時代の3年間を韓国の名門・系園芸術高等学校(계원예술고등학교、多くのトップスターを輩出してきた芸術高校)で過ごしました。

祖母の舞台を見て俳優を志した彼女にとって、今回の「ソフィー・ベック」という役名は、自分のルーツである韓国と、活動拠点であるハリウッドを繋ぐ大切な架け橋となったのです。

■「運が良かっただけ?」成功の裏にあるインポスター症候群

ハリウッドで活動を始めて7年。今や世界1位の作品でヒロインを務めるまでになった彼女ですが、その心の内には意外な葛藤もありました。

「時々、自分が『インポスター症候群(自分の実力を信じられず、成功を運のおかげだと思い込んでしまう心理状態)』に陥っていると感じることがあります。この成功は単なる運ではないか、その運がいつか尽きてしまうのではないかという恐怖があるんです」

そんな不安を抱えながらも、彼女を突き動かしているのは「アジア系俳優としての責任感」です。近年、Netflixの『イカゲーム(오징어 게임)』やApple TV+の『パチンコ(파친코)』の世界的ヒットにより、ハリウッドにおける韓国系俳優の地位は劇的に変化しました。

「以前に比べれば、東洋人俳優に与えられるオーディションの機会は格段に増えました。私はまだ変化を先導する立場にすぎませんが、その責任を喜んで引き受けたいと思っています」と語る彼女の言葉には、次世代のアジア系俳優たちのために道を切り拓こうとする強い決意が滲んでいました。

■女性の体、そして「インティマシー・コーディネーター」の存在

『ブリジャートン家』といえば、美しい映像美とともに、情熱的なラブシーン(ベッドシーン)でも知られる作品です。保守的な価値観が残る韓国の背景を持つハ・イェリンにとって、露出のある演技を決断することは容易ではありませんでした。

「メディアを通じて女性の体について語ることには、常にリスクが伴います。特に韓国は西洋に比べて女性の体に対する視線が厳しく、私自身も韓国で学生時代を過ごす中で、自分の体をどう見るべきかという基準に縛られていた部分がありました」

そんな彼女が安心して撮影に臨めた背景には、「インティマシー・コーディネーター」という専門家の存在がありました。これは近年のハリウッドや韓国の制作現場で導入が進んでいる役割で、俳優の心身の安全を守りながら、性的なシーンの動きを振り付けのように細かく調整するスタッフのことです。

「専門家が細かくシーンを組んでくれたおかげで、現場はとても安全な空間だと感じられました。俳優が安全だと確信できてこそ、最高のパフォーマンスが生まれるのだと思います」

■私たちがハ・イェリンを応援したくなる理由

人種差別や多様性、そして女性としての生き方。重いテーマについても、自分の言葉でしっかりと意見を述べるハ・イェリンの姿は、まさに現代の「新しいヒロイン」そのものでした。

『ブリジャートン家』シーズン4を通じて、彼女が世界に示したのは「愛は人を隔てない」という普遍的なメッセージです。韓国の情緒とハリウッドの華やかさを併せ持つ彼女が、これからどんな景色を見せてくれるのか、期待せずにはいられません。

皆さんは、原作とは少し違う「韓国系ヒロイン」としてのソフィーをどう感じましたか?ハ・イェリンが見せる新しいシンデレラストーリーへの期待や感想を、ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://www.womennews.co.kr/news/articleView.html?idxno=274434

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