韓国の市役所職員がキレッキレのダンス!?SNSで話題沸騰の踊る公務員が打ち破るお堅い社会の壁

韓国のエンタメ界といえば、完璧に計算されたアイドルグループのパフォーマンスが思い浮かびますが、今、韓国のお茶の間やSNSを賑わせているのは、プロの歌手でも練習生でもない、一人の「公務員」です。

慶尚南道(キョンサンナムド)にある晋州(チンジュ)市庁の職員、チェ・ファンジュ(최환주)さんの情熱的なダンスが、韓国社会で大きな反響を呼んでいます。一体なぜ、彼のダンスがこれほどまでに人々の心を掴んでいるのでしょうか。

■ アイドル顔負けのステージ!「That That」と「Seven」で会場が熱狂

事の始まりは、晋州市を代表する秋の祭典「晋州南江流灯祭り(チンジュナムガンユドゥンチュクチェ、色とりどりの灯籠を川に浮かべる韓国屈指の伝統的なお祭り)」での一幕でした。

ステージに上がったのは、普段は市庁で働く事務職のチェ・ファンジュさん。彼が音楽に合わせて踊り出した瞬間、会場の空気は一変しました。披露したのは、世界的人気歌手サイ(싸이)の「That That」と、BTS(防弾少年団)のメンバーであるジョングク(정국)のソロ曲「Seven」。

どちらも難易度の高いダンスとして知られていますが、チェ・ファンジュさんの動きはまさに「キレッキレ」。指先の角度からダイナミックなステップまで、素人とは思えないクオリティに、観客からはアイドルに向けるような黄色い歓声が飛び交いました。その様子がYouTubeやSNSで拡散されると、「この公務員、本物だ!」「晋州市の宝だ」と瞬く間に話題になったのです。

ここで少し韓国の背景を補足すると、韓国において「公務員(コンムウォン)」という職業は、日本以上に「真面目・保守的・安定志向」というイメージが非常に強い職種です。かつては「鉄の飯碗(テッパプトン、一生安泰な職の意)」と呼ばれ、超難関の試験を突破したエリートであり、同時に儒教的な価値観から「公の場では品位を保つべき」という無言の圧力が強い世界でもあります。

そんな「お堅い」はずの公務員が、ステージで汗を流しながら全力でK-POPを踊る。この強烈なギャップが、韓国の人々にとって新鮮な驚きと、どこかスカッとする解放感を与えたのです。

■ 「公務員の限界」を超えていく情熱のバックボーン

チェ・ファンジュさんは、決して付け焼き刃でダンスを覚えたわけではありません。実は彼は、学生時代から10年以上もダンスクルーに所属していたという経歴の持ち主。つまり、彼の体には長年培われた「ダンスのDNA」が刻まれているのです。

しかし、公務員という職業を選んでからは、その情熱を表に出す機会は多くありませんでした。韓国の公務員社会は依然として階級や礼儀を重んじる文化が根強く、若手職員が目立つ行動をすることは勇気がいることでもあります。

今回の取材に対し、彼は「公務員だって一人の人間。多様な姿を見せたかった」と語っています。彼が見せたのは単なる「余興」ではなく、自分の好きなことに全力を注ぐ一人の男性の姿でした。

日本でも最近、SNSを活用して地域の魅力を発信する自治体職員が増えていますが、韓国でも同様の動きが加速しています。特に最近では、忠州市(チュンジュシ)の公式YouTubeがシュールな動画で大成功を収めるなど、「堅苦しい行政」から「親しみやすい行政」への脱皮がトレンドになっています。チェ・ファンジュさんの活躍も、そうした新しい公務員像を象徴する出来事といえるでしょう。

■ 練習生制度の国だからこそ評価される「本気のパフォーマンス」

韓国のファンが彼をこれほど称賛する背景には、韓国特有の「練習生制度」や「パフォーマンスへの厳しい目」も関係しているかもしれません。

韓国ではアイドルを目指す少年少女が、何年もかけて血の滲むような練習を積み、完璧な状態でデビューするのが当たり前です。そのため、一般の人々も「パフォーマンスの質」に対して非常に目が肥えています。チェ・ファンジュさんのダンスがこれほど支持されたのは、単に「公務員が踊ったから」という話題性だけでなく、その技術がK-POPの本場である韓国の目利きたちを納得させるほど「本気」だったからです。

「自分の本分(仕事)を全うしながら、好きなことでもプロ級の結果を出す」

このストイックで情熱的な姿は、受験戦争や激しい競争社会を生き抜く韓国の若者たちにとっても、大きな励みになっているようです。

■ 街の顔として、そして一人の表現者として

チェ・ファンジュさんは現在、その人気から市の広報活動でも引っ張りだこ。今や「晋州のジョングク」という愛称までつくほどです。彼のダンスは、単なるエンターテインメントの枠を超えて、街を活気づけ、人々に笑顔を届ける立派な「公務」の一部となっているのかもしれません。

皆さんの周りにも、意外な才能を隠し持っている人はいませんか?あるいは、あなた自身が「実はこれをやらせたらすごい!」という特技を持っているかもしれません。

お堅いイメージを自らの実力で塗り替えたチェ・ファンジュさん。彼の次なるステージでは、どんなダンスを見せてくれるのか今から楽しみですね!

さて、もし自分の街の役所にこんなにダンスのうまい職員さんがいたら、皆さんはどう思いますか?「ぜひ会いに行ってみたい!」「もっとお堅い仕事をしてほしい?」など、皆さんの素直な感想をぜひコメントで教えてください!

出典:https://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0003210893&CMPT_CD=P0010&utm_source=naver&utm_medium=newsearch&utm_campaign=naver_news

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