今、韓国の音楽シーンで「地殻変動」が起きています。端正なルックス、完璧なダンス、そして圧倒的な歌唱力。これまでのK-POPアイドルの条件をすべて満たしながら、一つだけ決定的な違いを持つグループが、並み居る強豪を抑えてチャートの頂点に立ちました。その名は、PLAVE(플레이브)。彼らは「バーチャルアイドル」という新しい形態で、K-POP界の歴史を塗り替えようとしています。
■「バーチャル」の枠を超えた!PLAVEがトレンドランキングで見せた圧倒的な存在感
韓国のトレンド調査プラットフォーム「スタートレンド」が発表した2月28日基準の「K-POP男子グループ」部門で、PLAVE(플레이브)が見事1位に輝きました。記録した票数は、驚異の32万9032票。2位以下に大きな差をつけての首位獲得は、彼らの人気が決して一過性のブームではないことを証明しています。
PLAVEは、MBC(韓国の主要放送局の一つ)の社内ベンチャーから独立したVLAST(ブラスト)という会社がプロデュースした5人組グループです。メンバーは、イェジュン(예준)(예준)、ノア(노아)、バンビ(밤비)、ウノ(은호)、ハミン(하민)で構成されています。
彼らが支持される最大の理由は、単なる「アニメキャラクター」ではない点にあります。PLAVEのメンバーは、最新のモーションキャプチャー技術を通じ、中の「本人の動き」や「声」をリアルタイムで反映させています。つまり、キャラクターの皮を被っているだけで、中身は練習生生活を経験し、作詞・作曲・振付までこなす「本物のアーティスト」なのです。
韓国では今、こうしたバーチャルアイドルを「技術と実力のハイブリッド」として受け入れる土壌が急速に広がっています。特にPLAVEは、メンバー同士の掛け合い(ケミ)が非常に面白く、ファンとの生配信(VLIVEやYouTube Liveなどの文化を継承した配信)を通じた距離の近さが、熱狂的なファン層を形成する鍵となりました。
■2位は実力派「フォレステラ」!多様化する韓国音楽界の現在地
今回のランキングで注目すべきは、1位のPLAVEだけではありません。2位には13万421票を獲得したFORESTELLA(포레스텔라/フォレステラ)がランクインしました。
フォレステラは、韓国のオーディション番組「ファントム・シンガー(実力派ボーカリストによるクロスオーバーグループ結成サバイバル番組)」から誕生した4人組クロスオーバーグループです。アイドルとは一線を画す圧倒的な声量とハーモニーで、幅広い世代から支持されています。
日本では「K-POP=ダンスアイドル」というイメージが強いかもしれませんが、韓国ではこうした「歌唱力至上主義」のクロスオーバーグループや、アイドルバンドの人気も非常に高いのが特徴です。
実際に、今回のランキングの中位圏を見てみると、その多様性がよくわかります。
3位:BOYNEXTDOOR(보이넥스트도어)(보이넥스트도어) 3万7130票
(HYBE傘下のレーベル所属、親しみやすさが売りの次世代ボーイズグループ)
4位:LA POEM(라포엠/ラポエム) 2万8549票
(フォレステラと同じく「ファントム・シンガー」出身の男性4人組声楽グループ)
5位:LUCY(루시/ルシー) 1万2187票
(バイオリン奏者がメンバーにいる、独自のサウンドが魅力の4人組実力派バンド)
6位以降には、日本でもドームツアーを行うトップスターSEVENTEEN(세븐틴/セブンティーン(세븐틴))の名も挙がっています。今回の結果は、大手の有名アイドルだけでなく、ファンの「熱量(結集力)」によってランキングが大きく動く、韓国特有の「ファン投票文化」を色濃く反映していると言えるでしょう。
■「ペン(ファン)の結集力」が流行を作る!韓国の応援スタイル
元記事でも強調されているのが、PLAVEの「ファンダム(熱狂的なファン集団)の結集力」です。韓国語では「キョルジプリョク(결집력/結集力)」という言葉がよく使われますが、これは単に「人気がある」という意味以上の重みを持ちます。
韓国のファンは、推しを1位にするために、組織的に動くことで知られています。投票アプリでのポイント集めや、ストリーミング(スミン)の強化、さらには地下鉄の広告を出稿するなど、その熱量は凄まじいものがあります。
特にPLAVEのように「バーチャル」という新しい試みに挑むグループの場合、ファンは「自分たちが彼らを支えて、地上波の音楽番組で1位にさせるんだ!」という強い連帯感を抱きやすい傾向にあります。実際にPLAVEは、バーチャルグループとして初めて地上波の音楽番組で1位を獲得するという快挙を成し遂げ、世間を驚かせました。
今回の1位獲得も、こうした「ファンの愛」が数値として現れた結果と言えるでしょう。既存のK-POPの枠組みを超え、新しいエンターテインメントの形を提示しているPLAVE。彼らの躍進は、これからのK-POP市場がより多様で、より深いストーリー性を持つものへと進化していく予兆なのかもしれません。
二次元の美しさと、三次元の人間味を併せ持ったPLAVE。まだ彼らのパフォーマンスを見たことがないという方は、ぜひ一度YouTubeなどでその「生きた動き」をチェックしてみてください。きっと、バーチャルへの先入観が覆されるはずです。
最先端の技術と、汗の滲むような練習から生まれる実力。その両方が融合したPLAVEの快進撃から、今後も目が離せません!
皆さんは、PLAVEのようなバーチャルアイドルの活躍をどう感じますか?「最初は戸惑ったけど、歌を聴いたらハマった!」という方も、「やっぱり生身のアイドルが一番!」という方も、ぜひ皆さんの率直な感想をコメントで教えてくださいね。
出典:https://www.joongangenews.com/news/articleView.html?idxno=498648





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