名脇役から主役へ!ヨム・ヘランが23年目の大変身を遂げる最新映画マッド・ダンス・オフィスが韓国で話題沸騰

韓国ドラマや映画を愛する日本のファンの皆さんなら、彼女の顔を見て「あ、あの演技派の女優さんだ!」とピンとくるはず。ドラマ「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」(Netflixオリジナルシリーズ)での復讐代行者役や、「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」(コン・ユ主演の大ヒット作)での意地悪な叔母役など、数々の名作で圧倒的な存在感を放ってきたヨム・ヘラン(염혜란)が、ついに大きな「変身」を遂げます。

デビューから23年。これまで「名脇役」として作品を支えてきた彼女が、今度はスクリーンの中央で情熱的なステップを刻むことになりました。今、韓国で大きな注目を集めている最新作「マッド・ダンス・オフィス(매드 댄스 오피스)」のニュースをお届けします。

■「完璧」を追い求めた公務員がフラメンコに出会うまで

映画「マッド・ダンス・オフィス」は、24時間365日、寸分の狂いもなく完璧に生きてきた区役所の公務員、クヒ(ヨム・ヘラン(염혜란))が主人公です。韓国において公務員は「鉄の飯碗(安定した職の象徴)」と呼ばれ、非常に人気の高い職業ですが、その一方で保守的で硬い組織文化の代名詞でもあります。

そんな規律正しい生活を送っていた彼女の人生が、ある日少しずつ狂い始めます。いわゆる「バーンアウト(燃え尽き症候群)」に直面した彼女が、偶然足を踏み入れたのは、激しいリズムと情熱が渦巻くフラメンコの練習室。

無機質なオフィスで「正解」だけを求めてきたクヒが、慣れないステップに戸惑いながらも、抑え込んできた感情を爆発させていく過程が描かれます。メガホンを取ったチョ・ヒョンジン(조현진)監督は、「正解ばかりを要求される社会で、あえてリズムを外すことが、むしろ息をつく隙間になることを見せたかった」と、現代人に向けたメッセージを語っています。

■靴3足を履き潰すほどの情熱!ヨム・ヘランの「本気」

今回の映画で最も話題になっているのが、主演のヨム・ヘランの見事な変身ぶりです。2003年の名作映画「殺人の追憶(ポン・ジュノ監督の代表作)」でスクリーンデビューして以来、彼女は常にリアリティのある演技で評価されてきました。しかし、今作で見せるダイナミックなダンスパフォーマンスは、彼女のキャリア史上最も大きな挑戦と言えるでしょう。

ヨム・ヘランはこの役を演じるために、なんとフラメンコの練習で靴を3足も履き潰したというから驚きです。長期間にわたるハードなトレーニングを経て、単に踊るだけでなく、登場人物の「抑圧からの解放」という感情を体の動き一つひとつに込めたといいます。

韓国では「カル(刀)を研ぐ(칼을 갈다)」という言葉があります。長い間じっと準備を重ね、実力を発揮するために気合を入れることを指しますが、まさに今作のヨム・ヘランは、23年間のキャリアを武器に、満を持してこの「主役」の座に挑んでいるのです。

■世代を超えた豪華キャストの共演

共演陣も非常に豪華で、韓国エンタメファンにはたまらない顔ぶれが揃いました。

まず、クヒと共に働くZ世代の公務員、ヨンギョン役を演じるのはチェ・ソンウン(최성은)。映画「スタートアップ!(マ・ドンソク主演作)」などで注目を集めた彼女は、現実の壁にぶつかる若者の姿を等身大で表現し、ヨム・ヘランとの世代間の温度差をコミカルかつ繊細に見せてくれます。

さらに、自由な魂を持つジプシーの女性役にウ・ミ화(우미화)、上司役にパク・ホサン(박호산)といった実力派が脇を固めます。パク・ホサンといえば「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜(イ・ソンギュン(이선균)、IU主演作)」での愛すべき長男役でお馴染みですよね。

また、アイドルグループ「OH MY GIRL(オーマイガール)」出身のアリン(아린)が、ヨム・ヘランの娘役として登場。思春期の複雑な感情を演じ、俳優としてさらに成長した姿を見せてくれるのも見逃せないポイントです。

■「少しリズムを外しても大丈夫」という優しいエール

映画の舞台となる区役所は、グレーを基調とした無機質なトーン。それに対し、フラメンコの練習室は情熱的なレッドで彩られています。この色彩の対比は、現代社会の閉塞感と、自分を解き放つ自由を視覚的に表しているのだそうです。

「完璧な人生」を目指して走り続け、疲れてしまったすべての人へ。この映画は「少しぐらいステップを間違えても、自分のリズムで進めばいい」という温かいメッセージを届けてくれます。

ヨム・ヘランの魂のステップが刻まれる「マッド・ダンス・オフィス」は、韓国で来月4日に公開予定です。日本での公開も今から待ち遠しいですね!

皆さんは、日々の忙しさを忘れて自分を解放できる「自分だけのフラメンコ」のような趣味や時間はありますか?「ヨム・ヘランさんの演技が好き!」「こんな役も見てみたい!」といった皆さんの声も、ぜひコメントで聞かせてくださいね。

出典:https://www.tvreport.co.kr/breaking/article/1006266/

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