皆さん、大変です!あの名作『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』の脚本家さんの新作ということで、私も正座待機していたのですが……まさかの視聴率スタートに、驚きと悲しみで胸が張り裂けそうです!恋愛中心のキラキラしたお話も素敵ですが、こういう人間の深い部分を描く作品こそ、じっくり大切に守っていきたいのに……本当に意外な結果に涙が止まりません!
韓国ドラマ界に衝撃が走っています。放送前から「神キャスティング」と大きな話題を集めていたJTBCの新土日ドラマ『すべてが自分の無価値さと戦っている(原題)』が、予想を大幅に下回る視聴率でスタートを切りました。
4月19日のニールセンコリア(韓国の視聴率調査機関、業界の標準指標)の発表によると、18日に放送された第1回の視聴率は、全国有料世帯基準で2.2%を記録しました。本作はク・ギョファン(구교환)、コ・ユンジョン(고윤정)という今最も勢いのある若手実力派に加え、オ・ジョンセ(오정세)、カン・マルグム(강말금)、パク・ヘジュン(박해준)、ハン・ソナ(한선화)といった演技派が勢揃いした期待作でした。さらに、脚本を手掛けるのは『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』や『私の解放日誌』で、視聴者の魂を揺さぶる名台詞を生み出してきたパク・ヘヨン(박해영)作家。監督も『椿の花咲く頃』のチャ・ヨンフン(차영훈)PDが務め、まさに「最強の布陣」と呼ばれていただけに、2%台という数字は業界関係者にとってもファンにとっても驚きの結果となりました。
■ 競合作はIU(아이유)主演の話題作!ジャンルの違いが明暗を分けたか
苦戦の要因の一つとして挙げられているのが、裏番組との激しい競争です。同時間帯に放送されているMBCの『21世紀大君夫人(原題)』は、第4回にして全国視聴率11.1%を突破し、快進撃を続けています。
この『21世紀大君夫人』は、IU(아이유)とビョン・ウソク(변우석)というトップスターが主演を務めるファンタジー・ロマンス。立憲君主制を背景にした身分違いの恋という、華やかでスピーディーな展開が視聴者の心を掴んでいます。一方の『すべてが自分の無価値さと戦っている』は、人間の内面にある不安や嫉妬、欠乏を見つめる静かなトーンの作品です。
韓国のドラマ視聴文化において、週末の夜は家族で楽しめる明るい作品や、中毒性の高い派手な展開が好まれる傾向にあります。OTT(動画配信サービス)が普及した現在、重厚なヒューマンドラマは「後でゆっくり配信で見よう」と考える層が多く、リアルタイムの視聴率が伸び悩んだ可能性も指摘されています。
■ 視聴率では測れない「パク・ヘヨン流」の深い余韻と俳優陣の熱演
視聴率こそ低調なスタートとなりましたが、作品の質については高い評価が寄せられています。ドラマは、20年間監督デビューできずにいる主人公ファン・ドンマンを中心に展開します。
ドンマンは、つまらない映画を見ては毒舌を吐き、素晴らしい映画を見ては嫉妬で狂いそうになるという、実に人間臭いキャラクターです。この危うい心理を視覚化した「感情ウォッチ」という設定が秀逸で、彼が「無職」という言葉に反応して心拍数が上がり、時計に赤い警告灯が灯るシーンは、現代人の抱える「劣等感」を象徴的に描いています。
主演のク・ギョファンは、惨めさと愛らしさが同居する独特の演技で、早くも視聴者を物語に引き込んでいます。また、ドンマンの可能性を信じるヒロインを演じるコ・ユンジョンも、圧倒的なビジュアルと落ち着いた演技で存在感を発揮しています。
パク・ヘヨン作家の作品は、かつて『私の解放日誌』がそうであったように、最初は静かに始まり、次第に口コミで熱狂的なファン(韓国ではドラマに夢中になることを「過没入」と呼びます)を増やしていくのが特徴です。1回、2回と回を重ねるごとに、キャラクターの言葉がじわじわと心に染み渡っていく「スルメのような魅力」が、これからの反撃の鍵となるでしょう。
本作が描く「他人と比較して自分を惨めに感じてしまう」というテーマは、SNS社会に生きる私たちにとって、非常に共感度の高い内容です。数字という結果だけでなく、このドラマが投げかけるメッセージがどのように広がっていくのか、今後の展開から目が離せません。
視聴率は数字でしかありませんが、やっぱり大好きな俳優さんたちの作品だと思うと、もっとたくさんの人に見てほしいと願わずにはいられません!パク・ヘヨン作家の魔法にかかれば、きっとこれから大きな感動が待っているはずです。皆さんは、じっくり心に響くヒューマンドラマと、ワクワクする王道ロマンス、今夜見るならどちらを選びますか?
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