2026年はナジュが韓国ドラマの新たな聖地に?全羅南道ナジュ市が観光都市へ本格始動!人気俳優ジョン・ボソクらも応援

韓国旅行といえば、ソウルや釜山(プサン)、済州島(チェジュド)が定番ですが、今、ドラマファンや韓国リピーターの間で「次に来る街」として注目を集めている場所があります。それが、全羅南道(チョルラナムド)に位置する歴史と文化の街、ナジュ(나주)市です。

先日、ナジュ市はソウルの大型展示会場・COEX(コエックス)にて「2026年ナジュ訪問の年」を公式に宣言しました。これは単なる観光キャンペーンではなく、ナジュという街を一つの巨大な「ブランド」として世界に発信し、韓国を代表する観光拠点へと飛躍させるための大きなプロジェクトです。

ドラマのロケ地巡りが好きな日本のファンにとって、見逃せないニュースが盛りだくさんのこのプロジェクト。一体どのような計画が進んでいるのか、詳しく紐解いていきましょう。

■「日帰り」から「宿泊」へ。街全体がドラマのセットに?

今回の発表で最も注目すべきは、ナジュ市が「滞在型観光」への転換を強く打ち出している点です。これまでのナジュは、近隣の光州(クァンジュ)などから日帰りで訪れる場所というイメージが強かったのですが、今後は宿泊施設や夜間コンテンツ、体験プログラムを大幅に拡充。じっくりと腰を据えて街の魅力を堪能できる環境を整えるといいます。

さらに、韓流ファンとして特に気になるのが、ナジュ文化財団が進めている「メディアコンテンツ撮影地」の公募事業です。

ナジュ市は3月10日まで、ドラマやオンラインコンテンツの撮影場所として活用できるスポットを広く募集しています。対象はカフェやレストランなどの商業施設から、実際の住居、公共施設、さらには美しい自然景観や使われていない空きスペースまで多岐にわたります。

韓国では「あのドラマのあのシーンに使われた店」が、放送後に爆発的な人気スポットになることがよくありますよね。これを「ロケ地マーケティング」と呼びますが、ナジュ市は行政が主導して撮影隊を積極的に誘致し、街の至る所がOTT(動画配信サービス)やSNSを通じて世界中に露出する仕組みを作ろうとしています。

近い将来、私たちが夢中になって観ているNetflix(ネットフリックス)の新作ドラマの背景に、ナジュの美しい風景やおしゃれなカフェが登場するかもしれません。

■オリンピック金メダリストと実力派俳優が強力バックアップ!

この大きなプロジェクトを盛り上げるべく、ナジュ市の広報大使には豪華な顔ぶれが揃いました。

一人は、バドミントン界の若き女王、アン・セヨン(안세영)選手。彼女はナジュ出身で、パリオリンピックでの金メダル獲得も記憶に新しい「国民的ヒーロー」です。韓国ではスポーツ選手の社会的影響力が非常に大きく、彼女の爽やかで誠実なイメージは、ナジュ市のクリーンなブランド向上に一役買っています。

そしてもう一人は、日本でもおなじみのベテラン俳優、ジョン・ボソク(정보석)さんです。
ジョン・ボソクさんといえば、ドラマ『ジャイアント』(2010年放送、高度経済成長期の韓国を描いた大ヒット作)での強烈な悪役から、ホームドラマで見せる優しい父親役まで、幅広い演技力で知られる名優中の名優。彼のような信頼感のある大物俳優が応援団に加わることで、観光都市としてのナジュの知名度は一気に高まりそうです。

■ナジュってどんなところ?歴史ファンもグルメ好きも満足の魅力

ここで少し、ナジュ市について補足しましょう。ナジュはかつて「小漢陽(ソハニャン=小さなソウルの意)」と呼ばれるほど、政治・経済の中心地として栄えた歴史ある街です。

今でも街の中心には「ナジュ邑城(ウプソン=町の周囲を囲む城壁)」の一部や、かつての役所であった「錦城館(クムソングァン)」などの伝統建築が残っており、時代劇の撮影にもぴったりの雰囲気が漂っています。

また、グルメも見逃せません。日本でも人気の韓国料理ですが、ナジュといえば何といっても「ナジュ・コムタン」が有名です。一般的なコムタン(牛の骨や肉を煮込んだスープ)は白濁していることが多いですが、ナジュのコムタンは透明で澄んだスープが特徴。お肉の旨味が凝縮された深い味わいは、一度食べたら忘れられないと言われるほどです。さらに、ナジュは韓国随一の「梨(ナシ)」の産地としても知られており、甘くて瑞々しいナジュの梨は贈答品としても最高級の扱いを受けています。

■地域経済を救う「コンテンツの力」

ナジュ市の今回の戦略には、地域の小規模事業者(ソサンゴンイン)を支援するという切実な願いも込められています。

韓国では近年、急激な物価高や人口減少により、地方の商店街が厳しい状況に置かれています。そこで、メディア露出を通じてお店の認知度を上げ、国内外から観光客を呼び込むことで、地域経済にポジティブな循環を生み出そうとしているのです。

ナジュ文化財団のキム・チャンドン(김찬동)代表理事は、「地域の隠れた名所を発掘して都市のイメージを高め、観光の活性化につなげたい」と意気込みを語っています。

ドラマの制作会社と地域の店舗をマッチングさせ、行政が撮影をサポートする。この「三位一体」の取り組みによって、ナジュが単なる地方都市から、世界中のファンが憧れる「コンテンツの聖地」へと生まれ変わろうとしています。

2026年の「ナジュ訪問の年」に向けて、これから続々と新しい観光コースやイベントが発表される予定です。ドラマの聖地巡りリストに、今のうちから「ナジュ」の名前を書き加えておいても損はないかもしれません。

歴史的な街並みの中で、美味しいコムタンを食べて、最新ドラマのロケ地を散策する……。そんな贅沢なナジュ旅行ができる日が今から楽しみですね!

皆さんは、次の韓国旅行で「行ってみたい地方都市」はありますか?ナジュで撮影されたドラマが公開されたら、ぜひその場所を訪れてみたいですよね。あなたの気になるロケ地や、ナジュで行

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