韓国エンタメ界の「今」を知る指標として、ファンや業界関係者が最も注目するデータの一つが「ブランド評判指数」です。これは、単なる人気投票ではなく、消費者の行動やメディアでの露出量、SNSでの拡散力などを膨大なビッグデータとして分析したもの。
2026年2月の最新データが発表され、トップに君臨するBTS(방탄소년단)や「トロットの帝王」ことイム・ヨンウン(임영웅)という不動の2強に続き、ある「名優」が驚異のジャンプアップを見せ、韓国国内で大きな話題となっています。
その主役は、親しみやすいキャラクターと圧倒的な演技力で愛される俳優、ユ・ヘジン(유해진)です。
■「ブランド評判」は韓国独自の人気バロメーター
まず、日本のファンの方には少し馴染みが薄いかもしれない「スターブランド評判」について解説しましょう。韓国企業評判研究所が毎月発表しているこの指数は、スターがどれだけ大衆に影響を与え、消費されているかを数値化したものです。
分析対象は、アイドルから俳優、スポーツ選手まで多岐にわたります。ここで上位に入るということは、単に「有名である」だけでなく、「今、最もポジティブな話題を提供し、人々に検索されている」という証拠なのです。
2026年2月のランキングは以下の通りとなりました。
1位:BTS(방탄소년단)
2位:イム・ヨンウン(임영웅)
3位:ユ・ヘジン
4位:ユ・ジェソク(유재석)(유재석/「国民的MC」と呼ばれる大人気コメディアン)
5位:BLACKPINK(블랙핑크)
■映画「王と生きる男」の爆発的ヒットが背景に
今回、ユ・ヘジンが名だたるトップアイドルやスターを抑えて3位に食い込んだ最大の理由は、主演映画『王と生きる男(왕과 사는 남자)』(チャン・ハンジュン監督)の大ヒットにあります。
この作品は、公開から短期間で観客動員数600万人を突破。韓国では映画のヒットを「〇〇万人の観客」という数字で表しますが、1000万人を超えると「チョンマン(千万)映画」という最高の栄誉で呼ばれます。現在、その大台も視野に入っているほどの熱狂ぶりです。
ユ・ヘジンといえば、映画『コンフィデンシャル/共助』シリーズや『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』など、日本でもおなじみの作品で「人間味あふれる名脇役・主役」として知られていますよね。韓国では、ハンサムな「イケメン俳優」とはまた違う、隣の家のおじさんのような親しみやすさと、スクリーンの端にいても目が離せない存在感から「信頼して見られる俳優(ミッポベ)」と呼ばれています。
今回の映画では、共演のパク・ジフン(박지훈/アイドル出身の実力派俳優)も「人生キャラクター(役者人生を代表する最高の役)」を更新したと絶賛されており、作品そのものが2026年上半期の大きな文化的現象となっていることが伺えます。
■BTSの完全体復帰とイム・ヨンウンの鉄壁
一方で、1位と2位を守り抜いた面々も流石の貫禄です。
1位のBTSは、メンバー全員が揃う「完全体」としてのカムバックとワールドツアーのニュースが駆け巡り、世界中のARMY(아미/BTSのファンネーム)を熱狂させています。韓国では兵役(兵役義務を終えた後の再始動)を経て、さらにパワーアップした彼らへの期待値が、そのままデータに反映された形です。
2位のイム・ヨンウンは、日本ではまだ知らない方もいるかもしれませんが、韓国では「BTSか、イム・ヨンウンか」と言われるほどの超人気ソロ歌手です。主にトロット(韓国の演歌・歌謡曲)をルーツに持ち、中高年層から若者まで絶大な支持を誇っています。彼のコンサートチケットは「韓国一、親孝行のために取るのが難しいプラチナチケット」と呼ばれており、今回も全国ツアーの締めくくりが大きな話題を呼びました。
■日本のファンへの見どころ
今回のランキングを見て感じられるのは、韓国での「国民的スター」の定義が、若者向けのアイドルだけでなく、実力派俳優や幅広い世代に愛される歌手へと多様化していることです。
特にユ・ヘジンのようなベテラン俳優が、アイドル全盛のランキングでトップ3に食い込むのは、それだけ映画『王と生きる男』が世代を超えて愛されている証拠。日本での公開も待ち遠しいですね!
また、この映画に出演しているパク・ジフンは、元Wanna One(워너원)のメンバーとしても日本で高い人気を誇ります。彼が「リンゴ一個でダイエットをした」という過酷な役作りエピソードをテレビ番組で明かすなど、作品にかける情熱も韓国ファンの心を動かしたようです。
韓国のエンタメシーンは、こうした「数字」の裏に、俳優たちの並々ならぬ努力や、ファンの熱い応援が隠れています。ブランド評判の順位を追いかけると、今の韓国で何が本当に愛されているのかが見えてくるので面白いですよ。
映画『王と生きる男』がこのまま「千万映画」の仲間入りを果たすのか、そしてユ・ヘジンが次にどんな魅力を見せてくれるのか。韓国の映画館の熱気が日本にも届く日が楽しみですね。
皆さんは、ユ・ヘジン出演作の中でどの作品が一番好きですか?また、BTSのツアーや最新映画のニュース、皆さんが今一番気になっていることをぜひコメントで教えてください!
出典:https://sports.khan.co.kr/article/202602270841003?pt=nv





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